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Systemwalker Centric Manager 使用手引書 リモート操作機能編 Connect管理者ガイド

3.2.4 Live Help Connectの2重化

Live Help Connectのサーバに障害が発生した場合、最悪Live Helpによるサービス提供が停止する可能性があります。そこで、ConnectディスパッチャーとConnectサーバについて、それぞれ2重化方法を“2重化方法”に示しますので、環境設計時の参考にしてください。(注)

注)Live Help Connectはクラスタシステムや、FT(Fault Tolerant)技術による2重化には対応しておりません。

表3.4 2重化方法

コンポーネント

方法

Connectディスパッチャー

Connectディスパッチャーは製品として2重化機能がありません。このため、2重化運用を行う必要がある場合は、以下の方法を推奨いたします。

サーバ機器を2台用意し、ネットワーク設定(IPアドレスやホスト名等)を同一にします。
2台共に Connectディスパッチャーを導入し、設定を同一にします。
1台を運用機として使用し、もう1台はネットワークから切り離してバックアップ機とします。
運用機に障害が発生した場合、これをネットワークから切り離し、バックアップ機と交換します。

Connectサーバ

Connectサーバは2台以上接続することで、多重化運用が可能です。Connectサーバがダウンした場合、そのサーバが中継していたセッションはすべて切断されてしまいます。しかし再度接続を行うと、現在利用できるサーバに再割り当てされる仕様になっているため、継続して Live Help サービスを提供可能です。Connectサーバが減ることで、同時に処理できるセッション数の上限が減るため、設計時に余裕を持って Connectサーバを追加しておくことを推奨いたします。

図3.6 Connectディスパッチャーの2重化

図3.7 Connectサーバの2重化