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Systemwalker Centric Manager API・スクリプトガイド

7.3.7 Systemwalkerセルフチェック

機能説明

下位サーバで動作するシステム監視エージェントに対して、上位サーバから指定された監視間隔でTCP接続を行い、接続可能かどうか監視します。接続不可の場合、運用管理サーバにイベント通知します。

サンプルスクリプトファイル

OS種別

格納場所とファイル名

Windows

Systemwalkerインストールディレクトリ\mpwalker.dm\mpsc\sample\snmopchk.swt

Solaris

/etc/opt/FJSVssc/sample/snmopchk.swt

Linux

/etc/opt/FJSVssc/sample/snmopchk.swt

HP-UX

提供なし

AIX

提供なし

実行に必要な権限

Windowsの場合、Administrator権限が必要です。

Solaris/Linuxの場合、root権限が必要です。

編集可能な項目

編集可能な項目を以下に示します。各項目の詳細については、格納されているサンプルスクリプトを参照してください。

監視間隔
監視元ホスト

被監視ホスト

監視対象ポート

リトライ回数

監視時間帯

動作定義パート[単独定義型]の規約に従い編集します。

Enterprise EditionGlobal Enterprise Edition二重監視

動作定義パート[単独定義型]の規約に従い編集します。

Enterprise EditionGlobal Enterprise Edition二重化

動作定義パート[単独定義型]の規約に従い編集します。

注意事項

Enterprise EditionGlobal Enterprise Editionクラスタ運用をしている場合

[監視元ホストがクラスタの場合]

  • 監視元ホストの設定で運用系、待機系サーバのホスト名を空白で区切って指定してください。

  • 運用系で監視を行う場合は、二重監視の設定をOFFにしてください。

  • 運用管理サーバ/部門管理サーバ

    運用系、待機系の両方へ登録またはポリシー配付します。スクリプトはクラスタ運用を判断し、クラスタ運用のノードで動作します。

[被監視ホストがクラスタの場合]

システム監視の場合、被監視ホストの運用系および待機系の物理IPアドレスを監視対象にします。各運用系および待機系の被監視ホストは、各[ノードプロパティ]のホスト名に合わせます。被監視対象として指定されている被監視ホストと[ノードプロパティ]のホスト名が異なっている場合、イベント発生時、新ノードフォルダへ新ノードとして登録され、異常ノードとみなされます。

  • 運用管理サーバの場合

    待機系の運用管理サーバを監視するよう設定した場合、待機系の運用管理サーバではシステム監視が動作していないため、初回の監視ではメッセージが出力されます。しかし運用には影響がありませんので、そのまま運用を継続してください。

Enterprise EditionGlobal Enterprise Edition運用管理サーバ二重化の場合

  • それぞれの運用管理サーバで、配下の部門管理サーバを監視します。
    それぞれの運用管理サーバ(主系サーバ⇔各従系サーバ)を相互に監視することはできません。

  • 監視元ホストの設定で主系サーバ、従系サーバのホスト名を空白で区切って指定してください。

Enterprise EditionGlobal Enterprise Edition全体監視の場合

Systemwalkerセルフチェックは全体監視(マルチサイト型)では未サポートです。

パーソナルファイアウォール導入ノードの監視について

  • パーソナルファイアウォールを導入している被監視ノードでは、指定したポートが許可されていない場合、監視が正常に行えません。監視するポートを許可するように設定してください。

Enterprise EditionGlobal Enterprise Edition連携型二重化の場合

  • 二重化の設定がONの場合とOFFの場合で、出力されるメッセージが異なります。詳細は“Systemwalker Centric Manager メッセージ説明書”の“SelfChkで始まるメッセージ”を参照してください。

使用例

部門管理サーバ(host1)から監視対象の業務サーバ(host2)に対し、システム監視エージェントが使用する9294ポートの稼働状態をチェックし、異常発生時には、運用管理サーバへイベント通知を行います。

編集内容

[監視間隔]

set g(Interval) {60}

[監視元ホスト]

set g(PollingHost) {host1}

[被監視ホスト]

set g(TargetHost) {host2}

[監視対象ポート]

set g(Port) {9294}

[リトライ回数]

set g(Retry) {2}

[監視時間帯]

set g(TimeRange) {00:00-23:59}

Enterprise EditionGlobal Enterprise Edition二重監視

set g(Dual) ON

Enterprise EditionGlobal Enterprise Edition二重化

set g(DuplicateAutoAction) ON