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Interstage Application Server/Interstage Web Server J2EE ユーザーズガイド

4.3.4 SQL Serverを使用する場合の環境設定

本章ではMicrosoft(R) JDBCドライバを使用してSQL Serverに接続する場合の環境設定について説明しています。

SQL Serverを使用する場合は、以下の環境設定が必要です。

デフォルトではFile System Service Providerを使用しないデータソースが定義されます。V8.0互換モードのIJServerまたは8.0以前に作成されたIJServerからデータソースを使用する場合は、File System Service Providerを使用する必要があります。詳細は、“JDBC(データベース)を参照する場合の共通事項”の“File System Service Providerを使用する場合の環境設定”を参照してください。


1.Microsoft(R) JDBCドライバのダウンロードとインストール

ダウンロード

Microsoft(R) SQL Server(TM)には同梱されていません。Microsoft Corporationのホームページより、SQL Server(TM) 2005 JDBC Driver 1.2をダウンロードしてください。

インストール

インストールについては、Microsoft Corporationのホームページに記載されているインストール方法を参照してください。


2.リモート接続の設定

Microsoft(R) SQL Server(TM) 2005 Express EditionまたはMicrosoft(R) SQL Server(TM) 2005 Developer Editionを使用する場合、デフォルトではリモート接続できません。
Microsoft(R) SQL Server(TM)のマニュアルを参照して、リモート接続が可能となるよう設定してください。


3.環境変数の設定

設定する環境変数の設定項目と、動作環境ごとの設定方法は以下のとおりです。

環境変数の設定項目

Microsoft(R) JDBCドライバを動作させるために必要な、以下を設定してください。

設定項目

パス名 (注1)

クラスパス

Microsoft(R) SQL Server(TM) 2005 JDBC Driverインストールディレクトリ
\<version>\<location>\sqljdbc.jar (注2)

1) SolarisまたはLinuxの場合、“\”を“/”に読み替えてください。
2) <version>: Microsoft(R) SQL Server(TM) 2005 JDBC Driver 1.2の場合、“sqljdbc_1.2”
    <location>: 日本語版の場合は“jpn”、英語版の場合は“enu”


IJServerを使用する場合の設定方法

IJServerを使用する場合の環境変数の設定方法”を参照して設定してください。


クライアント環境の場合の設定方法

クライアント環境でJ2EEアプリケーションクライアントを動作させる場合は、環境変数に設定してください。以下に、設定例を記載します。

Windows(R)上の環境設定でシステム環境変数に設定する場合の例

[コントロールパネル]-[システム]-[詳細]の環境変数ボタンをクリックしてください。

注意

Windows(R) 2000の場合の説明です。使用するOSにより操作方法は異なります。

コマンドでシステム環境変数に設定する場合の例

set CLASSPATH=%CLASSPATH%;C:\mssqlserver\sqljdbc_1.2\jpn\sqljdbc.jar

[Cシェルの場合]
setenv CLASSPATH ${CLASSPATH}:/opt/mssqlserver/sqljdbc_1.2/jpn/sqljdbc.jar


4.Interstageへのデータソース登録

Interstage管理コンソールでデータソースを定義します。詳細は、Interstage管理コンソールのヘルプを参照してください。また、isj2eeadminコマンドを使用して変更することもできます。詳細は“リファレンスマニュアル(コマンド編)”の“isj2eeadmin”を参照してください。


5.JDBCドライバロギング機能

Microsoft SQL Server 2005 JDBC Driverでは、JDKが提供するjava.util.loggingパッケージのロギング機能を利用してデバッグが可能です。JDBCドライバのログを出力したい場合は、JDBCドライバのドキュメントを参照してください。デフォルトの標準出力、標準エラー出力はコンテナログに出力されます。

注意

Interstageのユーザスナップ情報の出力でも、JDKが提供するjava.util.loggingパッケージのロギング機能を利用しています。そのため、ユーザスナップ情報を出力すると、デフォルトではJDBCドライバのログも出力されます。JDBCドライバのログを抑止したい場合は、以下の定義を行ってください。

定義ファイル格納ディレクトリ


C:\Interstage\EJB\etc

/opt/FJSVejb/etc

定義ファイル名

FJlogging.properties

追加定義

com.microsoft.sqlserver.jdbc.level = OFF