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ETERNUS SF Storage Cruiser 14.1 インストールガイド

D.3.9 退避した装置管理情報の移行

退避した装置管理情報を、ESC マネージャに移行します。

以下では、作業ディレクトリが「D.3.2 装置管理情報の退避」と同じであり、移行ツールが同様に展開されているものとして説明しています。


Windows マネージャの場合

  1. コマンドプロンプトを起動し、作業ディレクトリに移動します。

    C:\Document and Settings\Administrator> D:
    D:\> cd D:\tmp\upgrade
    D:\tmp\upgrade>
  2. コマンドプロンプトで、cimrestore.bat を実行します。

    D:\tmp\upgrade> cimrestore [/all] 退避場所

    /all オプションを指定せずに実行した場合、性能情報 CSV ファイルはリストアされません。すでに取得済みの性能情報を含めて移行する場合は、/all オプションを指定してください。ただし、/all オプションを指定した場合、性能情報 CSV ファイルのデータ量によって、コマンドの実行に時間が掛かる場合があります。

    実行が成功すると、最後に以下のメッセージが表示されます。

    INFO: cimrestore has been completed.

Solaris OS マネージャの場合

  1. 作業ディレクトリに移動します。

    # cd /tmp/upgrade
  2. cimrestore.sh を実行します。

    # ./cimrestore.sh [-all] 退避場所

    -all オプションを指定せずに実行した場合、性能情報 CSV ファイルはリストアされません。すでに取得済みの性能情報を含めて移行する場合は、-all オプションを指定してください。ただし、-all オプションを指定した場合、性能情報 CSV ファイルのデータ量によって、コマンドの実行に時間が掛かる場合があります。

    実行が成功すると、最後に以下のメッセージが表示されます。

    INFO: cimrestore has been completed.

参考

  • ESC マネージャのデーモン/サービスを停止せずに cimrestore コマンドを実行した場合、以下のメッセージが出力され、コマンドの実行は打ち切られます。

    • Solaris OS 版の場合

      WARNING: Unable to restore, while the FJSVssmgr is running.
    • Windows 版の場合

      WARNING: Unable to restore, while the ETERNUS SF Storage Cruiser Manager is running.
  • 「退避場所」を指定しなかった場合、以下のメッセージが出力され、コマンドの実行は打ち切られます。

    • Solaris OS 版の場合

      Usage: cimerstore.sh save-directory
    • Windows 版の場合

      Usage: cimrestore.bat save-directory
  • 「退避場所」にバックアップが存在しなかった場合、以下のメッセージが出力され、コマンドの実行は打ち切られます。

    ERROR:The backup files are not found in ディレクトリ名.
  • ETERNUS SF Storage Cruiser がインストールされていない場合、以下のメッセージが出力され、コマンドの実行は打ち切られます。

    • Solaris OS 版の場合

      ERROR:Is the FJSVssmgr installed?
    • Windows 版の場合

      ERROR: Is the ETERNUS SF Storage Cruiser Manager installed?
  • リポジトリの変換に失敗した場合、以下のメッセージが出力され、コマンドの実行は打ち切られます。システムバックアップから復旧してください。

    • Solaris OS 版の場合

      ERROR: Unable to convert the Repository <バックアップを作成したディレクトリ>/repository
    • Windows 版の場合

      ERROR: Unable to convert the Repository.
  • リポジトリの初期化に失敗した場合、以下のメッセージが出力され、コマンドの実行は打ち切られます。システムバックアップから復旧してください。

    • Solaris OS 版の場合

      ERROR: Unable to initialize the Repository /var/opt/FJSVssmgr/current/opencimom/logr
    • Windows 版の場合

      ERROR: Unable to initialize the Repository.
  • リポジトリの再構築に失敗した場合、以下のメッセージが出力され、コマンドの実行は打ち切られます。システムバックアップから復旧してください。

    • Solaris OS 版の場合

      ERROR: Unable to reconstruct the Repository /var/opt/FJSVssmgr/current/opencimom/logr
    • Windows 版の場合

      ERROR: Unable to reconstruct the Repository. 
  • perf.conf(性能管理用設定ファイル)の再構築に失敗した場合、以下のメッセージが出力され、コマンドの実行は打ち切られます。システムバックアップから復旧してください。

    • Solaris OS 版の場合

      ERROR: Unable to convert the perf.conf /etc/opt/FJSVssmgr/current/
    • Windows 版の場合

      ERROR: Unable to convert the perf.conf.
  • perfenv.conf(性能管理用設定ファイル)の再構築に失敗した場合、以下のメッセージが出力され、コマンドの実行は打ち切られます。システムバックアップから復旧してください。

    • Solaris OS 版の場合

      ERROR: Unable to convert the perfenv.conf /opt/etc/FJSVssmgr/current/
    • Windows 版の場合

      ERROR: Unable to convert the perfenv.conf.
  • 性能管理用構成情報ファイルの再構築に失敗した場合、以下のメッセージが出力され、コマンドの実行は打ち切られます。システムバックアップから復旧してください。

    • Solaris OS 版の場合

      ERROR: Unable to convert the configuration XML File /var/opt/FJSVssmgr/current/perf/xml
    • Windows 版の場合

      ERROR: Unable to convert the configuration XML File.