Interstage Application Server/Interstage Web Server トラブルシューティング集
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第8章 J2EEアプリケーション開発・運用時の異常> 8.7 Webアプリケーションの開発・運用時の異常

8.7.2 ijscompilejspコマンドがタイムアウトする場合

 1度に多量のJSPをJSP事前コンパイルする場合、Interstage JMXサービスの通信のタイムアウトを超える可能性があります。その場合、以下のエラーメッセージが表示されijscompilejspコマンドが中断されます。

IS: エラー: is20727:通信エラーが発生しました 例外情報=java.rmi.UnmarshalException 例外メッセージ=Error unmarshaling return header; nested exception is:
java.net.SocketTimeoutException: Read timed out

 この場合、ijscompilejspコマンドはエラーで復帰しますが、JSPのコンパイルはバックグラウンドで実行されています。
 JSPが正常にコンパイルされたかどうかを確認するには、しばらくたってから-pオプションを指定してijscompilejspを実行してください。
 正常にコンパイルが完了したJSPについては“jspファイルは更新されていません”と表示されます。
 コンパイルエラーとなったJSPについては再度コンパイルが実行されますので、表示されたコンパイルエラーを取り除いてください。


 Interstage JMXサービスの通信タイムアウト後にijscompilejspを実行した場合、バックグラウンドで処理されているJSP事前コンパイルの完了まで、ijscompilejspの実行は待たされます。

 Interstage JMXサービスの通信のタイムアウトの変更方法については、“運用ガイド(基本編)”の“Interstage管理コンソール環境のカスタマイズ”の“Interstage JMXサービスのカスタマイズ”を参照してください。


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