Interstage Application Server/Interstage Web Server トラブルシューティング集
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第8章 J2EEアプリケーション開発・運用時の異常> 8.7 Webアプリケーションの開発・運用時の異常

8.7.1 JSPのコンパイルに失敗した場合

JSPで使用しているクラスが見つからない場合

 以下の可能性があります。それぞれの対処を行ってください。

 クラスの設定方法については、“J2EE ユーザーズガイド”の“IJServerで使用するクラスの設定について”を参照してください。

JSPファイルを確認しても構文は間違っていないのに構文エラーとなる場合

【原因】
 JSPファイルの文字コードと配備先のIJServerの文字コードが違っているため、JSPファイルのコンパイル時に文字化けしている可能性があります。

【対処】
 以下のようにpageディレクティブのpageEncodingでJSPファイルの文字コードを指定してください。
   <%@ page pageEncoding="文字コード" %>

 または、以下のようにpageディレクティブのcontentTypeに指定することもできます。
   <%@ page contentType="text/html; charset=文字コード" %>
 上記の場合は、クライアントに返されるコンテントデータも指定された文字コードで返されます。

サイズの上限を超える場合

【現象】
 以下のメッセージが出力されます。
  The code of method _jspService(HttpServletRequest, HttpServletResponse) is exceeding the 65535 bytes limit

【原因】
 JSPファイルのサイズが大きいため、変換したJavaファイルのメソッドのサイズが、Javaで扱える上限を超えました。

【対処】

以前のバージョンのServletサービスでコンパイルできていたJSPが、移行(バージョンアップ)によりコンパイルに失敗するようになった場合

 “移行ガイド”の“Servletサービス(Tomcat 5.5ベースのサーブレット実行環境)への移行”を参照してください。

上記のどれにも該当しない場合

【原因】
 V8.0互換モードのIJServerを使用している場合、JDKがインストールされていない可能性があります。

【対処】
 JDKがインストールされているか確認し、JDKがインストールされていない場合は、JDKをインストールしてください。


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