Interstage Job Workload Server セットアップガイド |
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第4章 バッチサーバ環境の作成 | > 4.2 バッチサーバ環境の設定 | > 4.2.2 ファイル管理機能の設定 |
バッチアプリケーションが作成するファイルのグループ所有権をInterstage運用グループからバッチシステム利用グループに変更することができます。この設定により、バッチシステム利用者からもバッチアプリケーションが作成したファイルを参照できるようになります。
バッチアプリケーションに割り当てられるファイルのグループ所有権を、Interstage運用者からバッチシステム利用者に変更する方法について説明します。
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- 既存ファイルのグループ所有権は変更されません。
- 本設定が有効となっている運用で、ファイルの割当て時にファイルを格納するディレクトリを作成する場合、ディレクトリはバッチシステム利用者権限で作成します。
- 既存のディレクトリのグループ所有権は変更されません。バッチシステム利用者からファイルにアクセスするためには、あらかじめ既存のディレクトリにバッチシステム利用者へのアクセス権を設定してください。
Windows(R)の場合は、作成するファイルのグループ所有権は、ファイルを作成するディレクトリのグループ権限が引き継がれます。
したがって、バッチアプリケーションが作成するファイルのグループ所有権をバッチシステム利用グループに設定したい場合は、ファイルを格納するディレクトリまたは親ディレクトリに対し、あらかじめバッチシステム利用グループの権限を設定します。
Windows(R)の場合は、上記の設定のみを行います。以降に説明する作業は、必要ありません。
バッチ実行サービス用チューニングファイルを以下のようにコピーしてください。
ファイルの事前容量チェック機能を無効にするために、すでにバッチ実行サービス用チューニングファイルをコピーしている場合は、コピーは不要です。
バッチ実行サービス用チューニングファイルに、バッチ実行基盤が作成するファイルのグループ所有権をバッチシステム利用者に変更するための設定を記述します。
以下にファイルのグループ所有権をバッチシステム利用者に変更する例を示します。(太字が記述内容です)
# Batch executer service tuning file |
# : コメント行
ファイルの事前容量チェック機能を無効にするために、すでにバッチ実行サービス用チューニングファイルを編集している場合は、“change file group ownership=on”を追記します。(太字が記述内容です)
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# Batch executer service tuning file
[service]
space check mode=off
change file group ownership=on
バッチ実行サービス用チューニングファイルの詳細は、“バッチ実行サービス用チューニングファイルの設定”を参照してください。
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