Interstage Job Workload Server バッチ開発ガイド |
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第2章 ジョブの設計に必要な知識 | > 2.4 ファイル管理機能 | > 2.4.6 ファイルの世代管理機能 |
バッチジョブ定義の資源定義で世代ファイルを指定する場合に、世代番号は以下のどちらかを指定します。それぞれの詳細を説明します。
最新の世代を基点に、相対的な順序を指定する世代番号です。
相対世代番号は、ジョブステップ単位にカウントします。このため、ジョブステップの開始時点で最新の世代が“0”になります。
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- バッチ実行基盤ではジョブステップ単位に相対世代番号を指定するため、ジョブが異常終了した場合に、ジョブステップ単位のリカバリが可能です。
異常終了したジョブを再度実行する場合、正常終了したジョブステップは迂回して途中のジョブステップから開始することができます。
ファイルの世代管理機能が世代ファイル内で一意に割振る番号で、世代ファイルの実際のファイル名に付与されます。
過去に作成した世代ファイルを明示的に指定する場合に使用します。
絶対世代番号で指定することによって、確実に使用対象のファイルを指定することが可能です。
相対世代番号および絶対世代番号の指定と実際のファイル名は、以下の対応関係になります。
世代ファイル名が“fileA”で、最新世代の実際のファイル名が“fileA.G0002”の場合
世代 |
相対世代 |
絶対世代 |
説明 |
実際のファイル名 |
---|---|---|---|---|
作成済みの世代 |
-2 |
0 |
2世代前の作成済みファイル |
fileA.G0000 |
-1 |
1 |
1世代前の作成済みファイル |
fileA.G0001 |
|
0 |
2 |
最新世代の作成済みファイル |
fileA.G0002 |
|
新しい世代 |
+1 |
指定不可 |
新しく作成する1世代目のファイル |
fileA.G0003 |
+2 |
指定不可 |
同じジョブステップで作成する2世代目のファイル |
fileA.G0004 |
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- 絶対世代番号は、9999を超えた場合には0に戻ります。この場合、同一の絶対世代番号を持つ世代ファイルおよび世代情報が存在した場合は、その世代ファイルおよび世代情報を消去してから作成します。
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