Interstage Job Workload Server 運用ガイド |
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第2章 通常運用 | > 2.1 バッチシステムの運用 | > 2.1.9 ジョブの流量制御 |
一時的にジョブキューのジョブの多重度を下げます。
ジョブキューに定義されているジョブの多重度を一時的に制限するには、btfwaltqコマンドを利用します。
btfwaltqコマンドの形式を以下に示します。
btfwaltq -m ジョブの多重度 -q ジョブキュー名 |
btfwqinfoコマンドでジョブキューの稼動状態を確認します。
btfwqinfoコマンドの形式を以下に示します。
btfwqinfo -l ジョブキュー名 |
ジョブキューの稼働状態は、以下のように表示されます。
Jobqueue Name = queue1(default) Jobqueue State = active [Number of Jobs] Exec = 0 Wait = 0 Hold = 0 [Max Job] Definition = 1000 System = 99999 [Multiplicity] Current = 5 Definition = 5 System = 10 [Time Limit] Definition = 600 [Initiator] Name = queue1(active) |
ジョブキューの稼働状態より、“[Multiplicity]”内の“Definition”に出力されている、ジョブキューに設定されているジョブの多重度が、btfwaltqコマンドで制限した値になっていることを確認してください。
なお、“[Multiplicity]”内の“Current”は現在有効となっているジョブの多重度であり、ジョブキューに設定されているジョブの多重度または“[Multiplicity]”内の“System”に表示されている現在のバッチワークユニットのプロセス数のいずれか小さい値が表示されます。
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- 制限するジョブの多重度以上のジョブが実行されている状態でbtfwaltqコマンドを実行した場合、すでに実行中のジョブについては処理を継続し、実行中ジョブが終了するごとに順次ジョブの多重度を縮退します。制限後のジョブの多重度をすぐに反映させたい場合は、実行中のジョブをキャンセルしてください。
- btfwaltqコマンドで、制限前のジョブの多重度より大きい値を指定した場合、btfwaltqコマンドは正常終了しますが、実際のジョブの多重度はバッチワークユニットの現在のプロセス数以上大きくはなりません。
ジョブの多重度を拡大する場合には、ジョブキューの多重度の拡大だけでなく、ジョブの実行環境を再セットアップする必要があります。ジョブの多重度の変更方法については“Interstage Job Workload Server セットアップガイド”の“ジョブの多重度の変更”を参照してください。
btfwaltqコマンドおよびbtfwqinfoコマンドについては、“Interstage Job Workload Server リファレンス”を参照してください。
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