Interstage Application Server OLTPサーバ運用ガイド
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I.9 バッファ制御
クライアントからの要求データは、キューイングされているあいだは、一時的に共用メモリ上に保持しつづけます。
この共用メモリ上のデータ域を通信バッファといい、バッファ域を管理する制御をバッファ制御といいます。通信バッファは1つの要求データを埋め込む領域であるバッファ域が複数個で構成されます。なお、バッファ域の大きさをバッファ長、バッファ域の数をバッファ数といいます。
トランザクションアプリケーションの場合は、1つのバッファ域の大きさは一定の長さ(4096バイト)で用意しており、一定の長さを超えるデータについては、複数のバッファ域を組み合わせて要求データを複写しキューイングします。トランザクションアプリケーションは一般的なオンライン処理を行うアプリケーション形態です。そのため、ファイル転送などを使用して行うような巨大なデータの送受信は行わないでください。なお、トランザクションアプリケーションの場合は、バッファ数のチューニングが可能です。コンポーネントトランザクションサービスの環境定義で変更が可能です。
コンポーントトランザクションサービスの環境定義については、“チューニングガイド”を参照してください。
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