Interstage Application Server OLTPサーバ運用ガイド
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付録A ワークユニット定義> A.3 ワークユニット定義の制御文> A.3.3 Control Optionセクション

A.3.3.9 Environment Variable:環境変数

[説明]

 アプリケーションおよび出口プログラムが動作時に使用する環境変数を、半角カナ文字を除いた4096バイト以内の文字列で設定します。
 設定内容は以下のような形式で指定します。
   “環境変数=値”

 LD_PRELOADなど、値をスペースで区切る環境変数を設定する場合は、以下の例のようにダブルクォーテーションで括って設定してください。
   Environment Variable:"LD_PRELOAD=/etc/opt/FSUNiconv/lib/libicv.so /usr/lib/watchmalloc.so.1"

 ただし、文字種別・長さ以外のチェックは行いません。
 本ステートメントは省略可能です。本ステートメントを省略した場合、環境変数なしとみなします。
 本ステートメントは複数指定することができます。その場合、すべての“Environment Variable”ステートメントで指定した文字列の合計が、4096バイト以内でなければなりません。
 [Application Program]セクションの“Environment Variable”ステートメントで指定された環境変数と[Control Option]セクションの“Environment Variable”ステートメントで指定された環境変数が同じ場合は、[Application Program]セクションの“Environment Variable”ステートメントで指定された環境変数が使用されます。
 なお、以下は本ステートメントの予約語なので指定できません。
   PATH

   LD_LIBRARY_PATH

   SHLIB_PATH
   LD_LIBRARY_PATH

 追加が必要な場合は、“Path for Application”ステートメントまたは“Library for Application”ステートメントで指定してください。

[サポート範囲]

OS

Windows, Solaris, Linux

有効なワークユニット種別

CORBA, ORB, UTY

(注) “UTY”はSolaris、Linuxでサポートされており、Windowsでは未サポートです。

 COBOLで作成したプログラムは、コンパイル時のコード情報(環境変数LANGの値)を意識しており、実行時に同一環境でない場合、COBOLランタイムシステムはアプリケーションを終了します。このCOBOLランタイムのチェックを回避することは本ステートメントに以下の環境変数を設定することで可能です。詳細については、COBOLの使用手引書を参照してください。

 Environment Variable: CBR_CODE_CHECK=no


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