Interstage Application Server OLTPサーバ運用ガイド |
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第2章 ワークユニットの機能 | > 2.3 ユーティリティワークユニット |
アプリケーションが異常終了した場合、アプリケーションを自動的に再起動させることができます。
ただし、アプリケーションの障害などにより、該当アプリケーションの異常終了と再起動が繰り返されてしまうことがあります。このような場合の対処として、アプリケーションプロセスが異常終了する回数の限界値をワークユニット定義の“Application Retry Count(連続異常終了回数)”に指定できます。アプリケーションプロセスの異常終了回数が、“Application Retry Count(連続異常終了回数)”で指定した回数に達したとき、ワークユニットが異常終了します。
“Application Retry Count(連続異常終了回数)”に1を指定した場合は、再起動は行われません。また、0を指定した場合は、無制限に再起動され、ワークユニットの運用が継続されます。
なお、プロセスの再起動が失敗した場合は、ワークユニットは異常終了となり、同一ワークユニット内で動作しているすべてのアプリケーションが停止します。
異常終了回数が設定されている場合、ユーティリティワークユニットでは、異常終了回数のカウンタをリセットする機能を提供しています。
最初にアプリケーション異常終了した時刻からワークユニット定義の“Reset Time for Application Retry Count:リトライカウントリセット時間”で設定された時間が経過すると連続異常終了回数はリセットされます。また、isresetretrycountコマンドを実行することで、リセットすることもできます。
異常終了回数はワークユニット定義の“Application Retry Count(連続異常終了回数)”に設定します。また、一定の時刻が経過後、異常終了回数のカウンタをリセットする場合は、“Reset Time for Application Retry Count(リトライカウントリセット時間)”に設定します。以下に定義登録の実行例を示します。なお、ワークユニット定義の詳細は“ワークユニット定義”を参照してください。
ワークユニット定義
[Control Option] |
isaddwudefコマンドでワークユニット名を指定して登録します。
isaddwudef -o ISSAMPLE1 |
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