Interstage Application Server OLTPサーバ運用ガイド
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第2章 ワークユニットの機能> 2.2 CORBAワークユニット> 2.2.8 キュー制御

2.2.8.2 最大キューイング機能

 キューイングされる要求の最大数が指定できます。これにより、サーバアプリケーションに一定以上の負荷が掛かった場合に、クライアントからの要求を制限することができます。
 クライアントからの要求が指定された最大キューイング数を超えた場合、クライアントへエラーが復帰します。
 なお、サーバアプリケーションが現在処理中の要求は、キューイングされている数には含まれません。サーバアプリケーション上で処理中の要求を除いた、処理待ちの要求の最大数が指定できます。最大キューイング機能については、ワークユニット定義で設定します。

 最大キューイング数を超過してキューイングしようとしたリクエストに対しては、クライアントに以下の例外が復帰します。

システム例外

マイナーコード(16進表記)

NO_RESOURCE

0x464a0094
0x464a0894

 最大キューイング数は、ワークユニット定義で設定します。ワークユニット定義の登録は、コマンドを使用する方法と、Interstage管理コンソールを使用する方法があります。

■コマンドを使用した定義方法

 ワークユニット定義の“Maximum Queuing Message(最大キューイング数)”に設定します。以下に定義登録の実行例を示します。なお、ワークユニット定義の詳細は“ワークユニット定義”を参照してください。

ワークユニット定義の登録


 ワークユニット定義

 [Application Program]
 Maximum Queuing Message:10

 isaddwudefコマンドでワークユニット名を指定して登録します。

 isaddwudef -o ISSAMPLE1

■Interstage管理コンソールを使用した定義方法

 以下の方法で連続異常終了回数を設定してください。

  1. Interstage管理コンソールにログインします。
  2. Interstage管理コンソールの
    [Interstage管理コンソール] > [Interstage Application Server] > [システム] > [ワークユニット] > [ワークユニット名] > の[配備]タブ
    または、
    [Interstage管理コンソール] > [Interstage Application Server] > [システム] > [ワークユニット] > [ワークユニット名] > [インプリメンテーションリポジトリID]の[環境設定]タブ
    で[CORBAアプリケーション]の“最大キューイングメッセージ数”に、キューに滞留できる最大キュー数を設定してください。

 Interstage管理コンソールを使用する場合は、“Intestage管理コンソールのヘルプ”も参照してください。


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