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Interstage Job Workload Server V9.2.0 クラスタ構築・運用ガイド

5.2.1 退避の手順

クラスタ環境でのバッチシステムの各資源の退避は、以下の手順で行います。

待機ノードのバッチシステムの退避手順は、運用ノードのバッチシステムの退避手順と同じです。“5.2.1.2 運用ノードのバッチシステムの退避”の手順に従ってください。

5.2.1.1 バッチシステムの停止

バッチシステムを運用ノード/待機ノード共に停止します。
以下の手順で停止します。

  1. 4.1.2 バッチシステムの運用停止”の手順に従い、運用ノードのバッチシステムの運用を停止します。

  2. 4.1.2 バッチシステムの運用停止”の手順に従い、待機ノードのバッチシステムの運用を停止します。
    なお、待機ノードではバッチ受付サービス/バッチ実行サービスは起動していないため、ジョブの稼働状態の確認は作業不要です。

5.2.1.2 運用ノードのバッチシステムの退避

運用ノードのバッチシステムの退避は、以下の手順で行います。

ジョブスケジューラ資源の退避は、Systemwalker Operation Managerに従ってください。
業務データベース資源の退避は、使用しているデータベース製品に従ってください。
クラスタシステムの退避は、PRIMECLUSTERに従ってください。


ジョブスケジューラ資源の退避については、“Systemwalker Operation Manager クラスタ運用ガイド”を参照してください。
業務データベース資源の退避については、使用しているデータベース製品のマニュアルを参照してください。
クラスタシステムの退避については、“PRIMECLUSTER 導入運用手引書”を参照してください。


バッチサーバ環境資源の退避の手順は、クラスタシステムを使用しない場合と同じです。


バッチジョブ定義格納ディレクトリの退避は、運用ノードのみで実施します。


バッチサーバ環境資源の退避については、“Interstage Job Workload Server 運用ガイド”の“バッチサーバ環境資源の退避”を参照してください。

5.2.1.2.1 共用ディスクのマウント

クラスタシステムの管理機能でバッチシステムを停止したことにより、共用ディスクのマウントが外れます。このため、手動で運用ノードに共用ディスクをマウントします。

以下に実行例を示します。

mount /disk1 (※)

※)共用ディスクを/disk1として説明しています。

5.2.1.2.2 共用ディスクのアンマウント

手動でマウントして共用ディスクをアンマウントします。

以下に実行例を示します。

unmount /disk1 (※)

※)共用ディスクを/disk1として説明しています。

5.2.1.3 バッチシステムの開始

バッチシステムを運用ノード/待機ノード共に開始します。
以下の手順で開始します。

  1. 4.1.1 バッチシステムの運用開始”の手順に従い、運用ノードのバッチシステムの運用を開始止します。

  2. 4.1.1 バッチシステムの運用開始”の手順に従い、待機ノードのバッチシステムの運用を開始します。
    なお、待機ノードではバッチ受付サービス/バッチ実行サービスは起動しないため、バッチ実行基盤の稼働状態の確認は作業不要です。