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Interstage Job Workload Server V9.2.0 バッチ開発ガイド

2.4 ファイル管理機能

ファイル管理機能の構成と概要

ファイル管理機能の構成を以下に示します。

ファイル管理機能は、バッチジョブ定義にしたがってファイル資源を管理します。バッチアプリケーションは、ファイル管理機能から通知された情報を利用してファイルをアクセスします。

ファイル管理機能には以下の機能があります。


ファイル管理機能がサポートするファイルシステム

ファイル管理機能は、以下のファイルシステムタイプをサポートします。

ファイル管理機能がサポートするファイルの種類

ファイル管理機能は、以下のファイルをサポートします。


ファイル管理機能が割り当てるファイル

ファイル管理機能が割り当てるファイルには、以下の2つがあります。


ファイル管理機能が容量を事前チェックするファイル

ファイル管理機能が、ファイル容量を事前チェックするファイルには、以下の2つがあります。


一時ファイル

ジョブ内に閉じて使用する一時的なファイルです。ジョブ内で一時的に使用する場合や、ジョブステップ間の情報の引継ぎに使用する場合に、一時ファイルを使用できます。


世代ファイルを一時ファイルとして使用することはできません。


非一時ファイル

ジョブ間で使用し、ジョブが終了しても削除されないファイルです。ジョブ間の情報を引継ぐ場合や、ジョブ終了後に処理結果を残す場合などに使用します。


ジョブのテストやジョブの異常時のための調査用に情報を残す必要がある場合は、ジョブステップ間の情報の引継ぎにも非一時ファイルを使用することができます。

ダミーファイル

実体が存在しない架空のファイルを“ダミーファイル”と呼びます。
バッチアプリケーション(COBOLアプリケーション)からダミーファイルに対してファイルの割当てを行うことができます。
ダミーファイルは、ファイルの排他制御は行われません。

nullデバイス

バッチアプリケーション(C言語アプリケーション、コマンド/スクリプト)からnullデバイスに対してファイルの割当てを行うことができます。
nullデバイスは、ファイルの排他制御は行われません。
バッチアプリケーション(C言語アプリケーション、コマンド/スクリプト)でのnullデバイスの使い方については、各プラットフォームのnullデバイスの仕様に従ってください。