Interstage Application Server シングル・サインオン運用ガイド
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第6章 アプリケーションの開発

6.1 Javaアプリケーションの開発

 Interstage シングル・サインオンが提供するJavaアプリケーションインタフェース(以降、シングル・サインオンJavaAPIと記述します)を利用したJavaアプリケーションの開発方法について説明します。シングル・サインオンJavaAPIのクラスライブラリは、業務サーバ機能に含まれます。

 提供するJavaアプリケーションインタフェースは、Java(TM) Authentication and Authorization Service (以降、JAASと記述します)フレームワークを利用しています。そのため、JAASアプリケーション開発の知識が必要です。JAASを利用したJavaアプリケーション開発の詳細については、Sun Microsystems,Inc.から提供されているJAASのドキュメントを参照してください。

 Interstage シングル・サインオンはJavaアプリケーションからJAAS認証を利用するための、以下のJAASの機能を提供します。シングル・サインオンJavaAPIが提供するクラス(“com.fujitsu.interstage.sso”配下のパッケージに含まれるクラス)のAPI仕様についてはマニュアルCDの“ApplicationServer\javadocs”フォルダに格納されているJavaDocを参照してください。

Interstage シングル・サインオンが提供するJAASの機能

実装機能

説明

Callback

JAAS認証に用いる情報(SSO認証済み情報)をLoginModuleへ受け渡すためのクラスです。

CallbackHandler

CallbackへJAAS認証に用いる情報(SSO認証済み情報)を設定するためのクラスです。アプリケーション作成者が独自に実装することもできます。

LoginModule

JAAS認証するためのインタフェースを実装したクラスです。

Credential

JAAS認証に成功すると設定されるクレデンシャル情報を格納するためのクラスです。

Principal

JAAS認証に成功すると設定されるユーザおよびロールなどの主体を表すクラスです。

 シングル・サインオンJavaAPIを使用して、以下のJavaアプリケーションを開発することができます。


下へ6.1.1 プログラム開発の流れ
下へ6.1.2 プログラムの開発
下へ6.1.3 アプリケーション実行環境の設定
下へ6.1.4 アプリケーションの実行
下へ6.1.5 サンプルコード

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