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Interstage Application Server/Interstage Web Server Java EE運用ガイド

11.10 imqcmd

名前

imqcmd - メッセージブローカの管理

形式

(1)サブコマンドの実行
  imqcmd サブコマンド "オプション"

(2)ヘルプの表示
  imqcmd {-help|-h|-Help|-H}

(3)バージョン情報の表示
  imqcmd {-version|-v}

機能説明

メッセージブローカの定義変更、物理格納先の作成、定義変更、削除などを行います。
以下のサブコマンドがあります。

サブコマンド

説明

create dst

物理格納先を作成します。

destroy cxn

コネクションを削除します。

destroy dst

物理格納先を削除します。

destroy dur

永続サブスクリプションを削除します。

list cxn

ブローカのコネクションをリストします。

list dst

ブローカの物理格納先をリストします。

list dur

トピックの永続サブスクリプションをリストします。

list svc

ブローカのサービスをリストします。

pause bkr

ブローカのすべてのサービスを一時停止します。

pause dst

1つまたはすべての物理格納先を一時停止します。

pause svc

1つのサービスを一時停止します。

purge dst

物理格納先を削除しないで、物理格納先のすべてのメッセージを破棄します。

purge dur

永続サブスクリプションを削除しないで、永続サブスクリプションのすべてのメッセージを破棄します。

query bkr

ブローカの情報を照会し表示します。

query cxn

コネクション情報を照会し表示します。

query dst

物理格納先の情報を照会し表示します。

query svc

サービスの情報を照会し表示します。

quiesce bkr

ブローカでのコネクションの新規受け入れを停止します。

restart bkr

ブローカを再起動します。

resume bkr

ブローカのすべてのサービスを再開します。

resume dst

1つまたはすべての物理格納先を再開します。

resume svc

1つのサービスを再開します。

shutdown bkr

ブローカを停止します。

unquiesce bkr

ブローカでのコネクションの新規受け入れを開始します。

update bkr

ブローカの属性を更新します。

update dst

物理格納先の属性を更新します。

update svc

サービスの属性を更新します。

オプション

オプション名

簡略名

説明

-b

  

メッセージブローカのホスト名とポート番号を「ホスト名:ポート番号」の形式で指定します。
デフォルトのホスト名は「localhost」です。
デフォルトのポートは「7676」です。
ホスト名だけ指定する場合は、「ホスト名」として指定します。
ポート番号だけ指定する場合は、「:ポート番号」として指定します。

-c

  

クライアントIDを指定します。

-d

  

永続サブスクリプションに対する操作の場合、トピック名を指定します。

-f

  

ユーザの確認なしでアクションを実行します。

-help

-h

使用法のヘルプを表示します。

-Help

-H

使用法のヘルプ、属性リスト、および例を表示します。

-javahome

  

使用する代替のJava 2互換ランタイムを指定します。

-n

  

引数の名前(例、サービス名、物理格納先名、永続サブスクリプション名、トランザクションID、またはコネクションID)を指定します。

-o

  

引数プロパティ(例、送信先プロパティ)を指定します。
指定できるプロパティについては、「9.7 メッセージブローカのオプションプロパティ」を参照してください。

-pst

  

物理格納先一時停止タイプを指定します。

  • ALL: すべてのメッセージ配信を停止します(デフォルト)。

  • CONSUMERS: メッセージコンシューマへの配信を停止します。

  • PRODUCERS: メッセージプロデューサへの配信を停止します。

-rtm

  

管理受信タイムアウトを秒単位で指定します。デフォルトは 「10」です。
「-1」を指定した場合、管理受信タイムアウトは10秒となります。また、「0」を指定した場合、管理受信タイムアウトは無制限となります。

-rtr

  

管理再試行の数を指定します。デフォルトは「5」です。
管理再試行数に「-1」、「0」を指定した場合、管理再試行数は「5」となります。

-s

  

サイレントモード。出力は表示されません。

-svn

  

サービス名を指定します。接続を表示する場合にだけ使用します。

-t

  

物理格納先のタイプを、q(キューの場合)またはt(トピックの場合)で指定します。

-time

  

停止までの秒数を指定します。メッセージブローカの停止時だけ使用します。

-tmp

  

一時物理格納先も表示します。

-u

  

管理者ユーザ名を指定します。

-version

-v

バージョン情報を表示します。

サブコマンド

create dst -t 物理格納先タイプ -n 物理格納先名 [-o プロパティ名=設定値 [-o プロパティ名=設定値]...]

物理格納先を作成します。
物理格納先タイプには、q(キューの場合)、またはt(トピックの場合)のいずれかを設定してください。物理格納先名には、スペースを含まない英数字、下線文字(_)、ドル記号($)だけを使用でき、英字、下線(_)、またはドル記号($)文字で始める必要があります。文字列「mq.」で始めることはできません。
物理格納先のプロパティ詳細については、「9.7.7 物理格納先の生成または更新に関するプロパティ」を参照してください。

destroy cxn -n コネクションID

コネクションを削除します。

destroy dst -t 物理格納先タイプ -n 物理格納先

物理格納先を削除します。デッドメッセージキューを削除することはできません。

destroy dur -c クライアントID -n サブスクライバ名

永続サブスクリプションを削除します。

注意

list durサブコマンドを使用して、削除対象のDurableSubscriptionの状態が「INACTIVE」になっていることを確認してから、本コマンドを実行してください。

list cxn [-svn サービス名]

メッセージブローカのコネクションをリストします。
指定した接続サービスに対する、メッセージブローカ上のすべての接続を一覧表示します。接続サービスを指定しない場合は、すべての接続が一覧表示されます。

注意

メッセージブローカのコネクションを切断中に本コマンドを実行した場合、切断処理中のコネクションのユーザ名にIJMQで始まるメッセージが出力されます。ユーザ名にIJMQで始まるメッセージが出力された場合、各メッセージのユーザの対処を参照して、対処を行ってください。

imqcmd list cxnコマンドを使用して参照する方法について説明します。
以下に、表示例と表示するコネクションの情報を示します。

表示例

imqcmd list cxn

Listing all the connections on the broker specified by:

--------------------------------------- 
Host(※1)    Primary Port  
--------------------------------------- 
localhost        7676      

-------------------------------------------------------------------------------
Connection ID         User     Service     Producers     Consumers  Host(※2)
-------------------------------------------------------------------------------
504153610318406656  guest      jms          0              0        127.0.0.1
504153611584544512  admin      admin        1              1        127.0.0.1

表示するコネクションの情報

表示する項目

内容

Host (※1)

メッセージブローカの起動しているホスト名です。

Primary Port

メッセージブローカの起動しているポート番号です。

Connection ID

メッセージブローカに接続時に一意に設定されるIDです。

User

接続しているユーザ名です。

Service

接続しているサービス名です。

  • admin

  • jms

Producers

接続しているプロデューサの数です。

Consumers

接続しているコンシューマの数です。

Host (※2)

接続しているクライアントのIPアドレスです。

list dst [-t 物理格納先タイプ] [-tmp]

物理格納先を一覧表示します。
-tオプションで指定したタイプのすべての物理格納先を一覧表示します。物理格納先タイプを指定しない場合は、キューとトピックの両方の物理格納先が一覧表示されます。-tmpオプションを指定した場合は、一時物理格納先も一覧表示されます。

imqcmd list dstコマンドを使用して参照する方法について説明します。
以下に、表示例と表示する物理格納先の情報を示します。

表示例

imqcmd list dst

Listing all the destinations on the broker specified by:

------------------------------------------
Host       Primary Port 
------------------------------------------
localhost    7676          

-------------------------------------------------------------------------------
Name        Type   State     Producers      Consumers   Msgs
                                            Total       Count  UnAck   Avg Size
-------------------------------------------------------------------------------
mq.sys.dmq  Queue  RUNNING   0               0           0      0          0.0
topic       Topic  RUNNING   0               0           0      0          0.0
imqcmd list dst -t q

------------------------------------------
Host       Primary Port 
------------------------------------------
localhost    7676          

-------------------------------------------------------------------------------
Name        Type   State    Producers  Consumers         Msgs
                                       Active  Backup    Count  UnAck  Avg Size
-------------------------------------------------------------------------------
mq.sys.dmq  Queue  RUNNING  0          0       0         0      0      0.0

表示する物理格納先の情報

表示する項目

内容

Host

メッセージブローカの起動しているホスト名です。

Primary Port

メッセージブローカの起動しているポート番号です。

Name

表示対象となる物理格納先名です。

Type

物理格納先タイプです。

  • Topic

  • Topic(temporary)

  • Queue

  • Queue(temporary)

State

物理格納先の状態を示します。

  • RUNNING:起動状態

  • PAUSED:一時停止状態

  • PRODUCERS_PAUSED:送信一時停止状態

  • CONSUMERS_PAUSED:受信一時停止状態

Producers

物理格納先に接続しているプロデューサ数です。

Consumers - Total

物理格納先に接続しているコンシューマ数です。

Consumers - Active

物理格納先からメッセージを受信可能なコンシューマ数です。

Consumers - Backup

物理格納先からメッセージを受信待機しているコンシューマ数です。

Msgs - Count

物理格納先に蓄積しているメッセージ数です。

Msgs - UnAck

トランザクション処理中の送受信メッセージ数と接続コンシューマに配信処理中のメッセージ数の総和

Msgs - Avg Size

物理格納先に蓄積しているメッセージの平均サイズです。

list dur -d トピック名

トピックの永続サブスクリプションをリストします。

imqcmd list durコマンドを使用して参照する方法について説明します。
以下に、表示例と表示するDurableSubscriptionの情報を示します。

表示例

imqcmd list dur -d topic

Listing all durable subscriptions on the topic 'topic' on the broker specified by:

------------------------------------------ 
Host       Primary Port 
------------------------------------------ 
localhost    7676          

-------------------------------------------------------------------------------
Durable Sub. Name   Client ID  Number of Messages  Durable Sub. State
-------------------------------------------------------------------------------
a                   a_cid      0                   ACTIVE
a                   cid        0                   INACTIVE

表示するDurableSubscriptionの情報

表示する項目

内容

Host

メッセージブローカの起動しているホスト名です。

Primary Port

メッセージブローカの起動しているポート番号です。

Durable Sub. Name

DurableSubscriptionの識別名です。

Client ID

コネクションごとに設定されるIDとなります。重複することはできません。

Number of Messages

JMSクライアントに配信待ちのメッセージ数です。

Durable Sub. State

DurableSubscriptionの状態を示します。

  • ACTIVE:JMSクライアントが起動状態です。

  • INACTIVE:JMSクライアントが停止状態または存在しません。


list svc

メッセージブローカのサービスをリストします。

imqcmd list svcコマンドを使用して参照する方法について説明します。
以下に、表示例と表示するサービスの情報を示します。

表示例

imqcmd list svc

Listing all the services on the broker specified by:

------------------------------------------ 
Host       Primary Port 
------------------------------------------ 
localhost    7676          

-------------------------------------------------------------------------------
Service Name    Port Number        Service State
-------------------------------------------------------------------------------
admin           49462 (dynamic)    RUNNING 
httpjms           -                UNKNOWN
httpsjms          -                UNKNOWN
jms             44444 (static)     RUNNING 
ssladmin        dynamic            UNKNOWN
ssljms          dynamic            UNKNOWN

表示するサービスの情報

表示する項目

内容

Host

メッセージブローカの起動しているホスト名です。

Primary Port

メッセージブローカの起動しているポート番号です。

Service Name

表示対象となるサービス名です。
以下のサービスは未サポートです。

  • httpjms

  • httpsjms

  • ssladmin

  • ssljms

Port Number

サービスが使用しているポート番号です。
括弧内の値は、ポートの割り当て方法を示します。

  • dynamic:動的にポートを割り当てています。

  • static:静的にポートを割り当てています。

Service State

サービスの状態を示します。

  • RUNNING:起動状態

  • PAUSED:一時停止状態

  • UNKNOWN:未設定状態

  • QUIESCED:コネクションの新規受付停止状態

  • UNINITIALIZED:初期化処理中状態

  • INITIALIZED:初期化処理完了状態

  • STARTED:起動処理中状態

  • SHUTTINGDOWN:停止処理中状態

  • STOPPED:停止状態

  • DESTROYED:削除状態

pause bkr

メッセージブローカのすべてのサービスを一時停止します。
メッセージブローカを停止すると、メッセージブローカの接続サービススレッドが中断されるため、メッセージブローカは接続ポートでの待機を止めます。その結果、メッセージブローカはそれ以上、新しい接続の受け入れ、メッセージの受信は行いません。
ただし、メッセージブローカを停止してもadmin接続サービスは中断されないため、メッセージブローカへのメッセージを制限するために必要な管理タスクは実行できます。

注意

メッセージブローカがすでに一時停止状態の場合もコマンドは正常復帰します。

pause dst [-t 物理格納先タイプ -n 物理格納先名] [-pst 停止タイプ]

1つまたはすべての物理格納先を一時停止します。
一時停止する物理格納先を指定しない場合、すべての物理格納先が一時停止されます。
-pstオプションでは、一時停止するメッセージ配信のタイプを指定します(デフォルトは「ALL」です)。

  • CONSUMERS: Consumerへの配信を一時停止します。

  • PRODUCERS: Producerからの受信を一時停止します。

  • ALL: すべてのメッセージ処理を一時停止します。

注意

指定された物理格納先がすでに一時停止状態の場合もコマンドは正常復帰します。

pause svc -n サービス名

1つのサービスを一時停止します。admin接続サービスは一時停止できません。

注意

指定されたサービスがすでに一時停止状態の場合もコマンドは正常復帰します。

purge dst -t 物理格納先タイプ -n 物理格納先

物理格納先を削除しないで、物理格納先のすべてのメッセージを破棄します。

purge dur -c クライアントID -n サブスクライバ名

永続サブスクリプションを削除しないで、永続サブスクリプションのすべてのメッセージを破棄します。

query bkr

メッセージブローカのプロパティ情報を表示します。

imqcmd query bkrコマンドを使用して参照する方法について説明します。
以下に、表示例と表示するメッセージブローカの情報を示します。

表示例

imqcmd query bkr

Querying the broker specified by:

------------------------------------------ 
Host       Primary Port (※1)
------------------------------------------ 
localhost    7676          

Version                                              4.1
Instance Name                                        imqbroker
Broker ID
Primary Port (※2)                                   7676
Broker is Embedded                                   false
Instance Configuration/Data Root Directory           /var/opt/FJSVisjee/domains/interstage/imq

Current Number of Messages in System                 0
Current Total Message Bytes in System                0

Current Number of Messages in Dead Message Queue     0
Current Total Message Bytes in Dead Message Queue    0

Log Dead Messages                                    false
Truncate Message Body in Dead Message Queue          false

Max Number of Messages in System                     unlimited (-1)
Max Total Message Bytes in System                    unlimited (-1)
Max Message Size                                     70m

Auto Create Queues                                   true
Auto Create Topics                                   true
Auto Created Queue Max Number of Active Consumers    unlimited (-1)
Auto Created Queue Max Number of Backup Consumers    0

Cluster ID
Cluster is Highly Available                          false
Cluster Broker List (active)                         mq://127.0.0.1:7676/
Cluster Broker List (configured)
Cluster Master Broker
Cluster URL

Log Level                                            INFO
Log Rollover Interval (seconds)                      604800
Log Rollover Size (bytes)                            268435456

表示するメッセージブローカの情報

表示する項目

内容

Host

メッセージブローカの起動しているホスト名を表示します。

Primary Port (※1)

メッセージブローカの起動しているポート番号を表示します。

Version

メッセージブローカのバージョンを表示します。

Instance Name

メッセージブローカのインスタンス名を表示します。

Broker ID

未サポートの項目です。

Primary Port (※2)

ポートマッパー機能の代表ポートを表示します。

Broker is Embedded

未サポートの項目です。

Instance Configuration/Data Root Directory

メッセージブローカの資材格納先を表示します。

Current Number of Messages in System

メッセージブローカに蓄積されているメッセージ数を表示します。

Current Total Message Bytes in System

メッセージブローカに蓄積されているメッセージサイズを表示します。

Current Number of Messages in Dead Message Queue

デッドメッセージキューに蓄積されているメッセージ数を表示します。

Current Total Message Bytes in Dead Message Queue

デッドメッセージキューに蓄積されているメッセージサイズを表示します。

Log Dead Messages

デッドメッセージのログ出力設定を表示します。

  • true :デッドメッセージの処理をログに出力します。

  • false:デッドメッセージの処理をログに出力しません。

Truncate Message Body in Dead Message Queue

デッドメッセージの蓄積方法を表示します。

  • true :メッセージ本文を削除してプロパティ情報だけを蓄積します。

  • false:メッセージ本文をそのまま蓄積します。

Max Number of Messages in System

メッセージブローカが蓄積可能なメッセージの最大数を表示します。

Max Total Message Bytes in System

メッセージブローカが蓄積可能なメッセージの最大サイズを表示します。

Max Message Size

メッセージブローカが蓄積可能な単一メッセージの最大サイズを表示します。

Auto Create Queues

Queueの物理格納先自動生成が可能かどうかを表示します。

  • true :自動生成が有効です。

  • false:自動生成が無効です。

Auto Create Topics

Topicの物理格納先自動生成が可能かどうかを表示します。

  • true :自動生成が有効です。

  • false:自動生成が無効です。

Auto Created Queue Max Number of Active Consumers

自動生成されたQueueの接続可能なコンシューマ最大数を表示します。

Auto Created Queue Max Number of Backup Consumers

自動生成されたQueueの接続待機可能なコンシューマ最大数を表示します。

Cluster ID

未サポートの項目です。

Cluster is Highly Available

未サポートの項目です。

Cluster Broker List (active)

未サポートの項目です。

Cluster Broker List (configured)

未サポートの項目です。

Cluster Master Broker

未サポートの項目です。

Cluster URL

未サポートの項目です。

Log Level

未サポートの項目です。

Log Rollover Interval

出力を新しいログファイルにローテーションーする期間を表示します。

Log Rollover Size

出力を新しいログファイルにローテーションーするファイルサイズを表示します。

query cxn -n コネクションID

コネクション情報を照会し表示します。

imqcmd query cxnコマンドを使用して参照する方法について説明します。
以下に、表示例と表示するコネクションの情報を示します。

表示例

imqcmd query svc -n 2965370868928146944

Querying the connection where:

----------------------------
Connection ID (※1)
----------------------------
2965370868928146944

On the broker specified by:

------------------------------------------ 
Host       Primary Port (※2)
------------------------------------------ 
localhost    7676          

Connection ID (※3)   2965370868928146944
User                  admin
Service               admin
Producers             1
Consumers             1
Host (※4)            127.0.0.1
Port                  50508
Client ID
Client Platform       Message Queue/4.1 (JMS; Linux 2.6.18-53.el5 i386)

表示するコネクションの情報

表示する項目

内容

Connection ID (※1)

コマンド実行時に指定されたコネクションIDを表示します。

Host

メッセージブローカの起動しているホスト名を表示します。

Primary Port (※2)

メッセージブローカの起動しているポート番号を表示します。

Connection ID (※3)

詳細情報を表示するコネクションIDを表示します。

User

コネクションを使用しているユーザ名を表示します。

Service

コネクションを使用しているサービス名を表示します。

  • admin

  • jms

Producers

本コネクションが接続しているプロデューサ数を表示します。

Consumers

本コネクションが接続しているコンシューマ数を表示します。

Host (※4)

コネクションを接続したホストのIPアドレスを表示します。

Port

サービスが実際に使用するポート番号を表示します。

Client ID

コネクションに設定されているクライアントIDを表示します。

Client Platform

コネクションに接続しているクライアントの製品およびプラットホームを表示します。

query dst -t 物理格納先タイプ -n 物理格納先

物理格納先の情報を照会し表示します。

imqcmd query dstコマンドを使用して参照する方法について説明します。
以下に、表示例と表示する物理格納先の情報の情報を示します。

表示例

imqcmd query dst -t q -n q1

Querying the destination where:

---------------------------------------------------------------
Destination Name (※1)   Destination Type (※2) 
---------------------------------------------------------------
q1                      Queue

On the broker specified by:

------------------------------------------ 
Host       Primary Port 
------------------------------------------ 
localhost    7676          

Destination Name (※3)                q1
Destination Type (※4)                Queue
Destination State                     RUNNING
Created Administratively              true

Current Number of Messages
  Actual                              0
  Held in Transaction                 0
Current Message Bytes
  Actual                              0
  Held in Transaction                 0
Current Number of Producers           0
Current Number of Active Consumers    0
Current Number of Backup Consumers    0

Max Number of Messages                unlimited (-1)
Max Total Message Bytes               unlimited (-1)
Max Bytes per Message                 unlimited (-1)
Max Number of Producers               100
Max Number of Active Consumers        unlimited (-1)
Max Number of Backup Consumers        0

Limit Behavior                        REJECT_NEWEST
Consumer Flow Limit                   1000
Is Local Destination                  false
Local Delivery is Preferred           false
Use Dead Message Queue                true

表示する物理格納先の情報

表示する項目

内容

Destination Name (※1)

コマンド実行時に指定した物理格納先名を表示します。

Destination Type (※2)

コマンド実行時に指定した物理格納先タイプを表示します。

Host

メッセージブローカの起動しているホスト名を表示します。

Primary Port

メッセージブローカの起動しているポート番号を表示します。

Destination Name (※3)

物理格納先名を表示します。

Destination Type (※4)

物理格納先タイプを表示します。

  • Queue

  • Queue(temporary)

  • Topic

  • Topic(temporary)

Destination State

物理格納先の状態を表示します。

  • RUNNING:起動状態

  • PAUSED:一時停止状態

  • PRODUCERS_PAUSED:送信一時停止状態

  • CONSUMERS_PAUSED:受信一時停止状態

Created Administratively

未サポート項目です。

Current Number of Messages - Actual

物理格納先に蓄積しているメッセージ数を表示します。

Current Number of Messages - Held in Transaction

トランザクション処理中のメッセージ数を表示します。

Current Message Bytes - Actual

物理格納先に蓄積しているメッセージサイズを表示します。

Current Message Bytes - Held in Transaction

トランザクション処理中のメッセージサイズを表示します。

Current Number of Producers

物理格納先に接続しているプロデューサ数を表示します。

Current Number of Active Consumers

物理格納先に接続している受信処理中のコンシューマ数を表示します。

Current Number of Backup Consumers

物理格納先に接続している受信待機中のコンシューマ数を表示します。

Max Number of Messages

物理格納先に蓄積可能なメッセージの最大数を表示します。

Max Total Message Bytes

物理格納先に蓄積可能なメッセージの最大サイズを表示します。

Max Bytes per Message

物理格納先に蓄積可能な単一メッセージの最大サイズを表示します。

Max Number of Producers

物理格納先に接続可能なプロデューサの最大数を表示します。

Max Number of Active Consumers

物理格納先からメッセージを受信できるコンシューマの最大数を表示します。

Max Number of Backup Consumers

物理格納先からメッセージを受信待機できるコンシューマの最大数を表示します。

Limit Behavior

メッセージを蓄積できない場合の応答方法を表示します。

  • FLOW_CONTROL:プロデューサの処理速度を下げます。

  • REMOVE_OLDEST:もっとも古いメッセージを破棄します。

  • REMOVE_LOW_PRIORITY:有効期限に従って最も優先度の低いメッセージを破棄します。プロデューサには通知しません。

  • REJECT_NEWEST:新しいメッセージを拒否します。持続メッセージの場合だけ、プロデューサに例外を通知します。

Consumer Flow Limit

1つのコンシューマに事前配信されるメッセージの最大数を表示します。

Is Local Destination

未サポート項目です。

Local Delivery is Preferred

未サポート項目です。

Use Dead Message Queue

デッドメッセージキューを使用するかどうかを表示します。

  • true:デッドメッセージキューを使用します。

  • false:デッドメッセージキューを使用しません。

query svc -n サービス名

接続サービスのプロパティ情報を表示します。

imqcmd query svcコマンドを使用して参照する方法について説明します。

以下に、表示例と表示するサービスの情報を示します。

表示例

imqcmd query svc -n admin

Querying the service where:

----------------------------
Service Name (※1)
---------------------------
admin

On the broker specified by:

------------------------------------------ 
Host       Primary Port 
------------------------------------------ 
localhost    7676          

Service Name (※2)                     admin
Service State                          RUNNING
Port Number                            49914 (dynamic)

Current Number of Allocated Threads    2
Current Number of Connections          1

Min Number of Threads                  4
Max Number of Threads                  10

表示するサービスの情報

表示する項目

内容

Service Name (※1)

コマンド実行時に指定されたサービス名を表示します。

  • admin

  • jms

Host

メッセージブローカの起動しているホスト名を表示します。

Primary Port

メッセージブローカの起動しているポート番号を表示します。

Service Name (※2)

サービス名を表示します。

  • admin

  • jms

Service State

サービスの状態を表示します。

  • RUNNING:起動状態

  • PAUSED:一時停止状態

  • UNKNOWN:未設定状態

  • QUIESCED:コネクションの新規受付停止状態

  • UNINITIALIZED:初期化処理中状態

  • INITIALIZED:初期化処理完了状態

  • STARTED:起動処理中状態

  • SHUTTINGDOWN:停止処理中状態

  • STOPPED:停止状態

  • DESTROYED:削除状態

Port Number

サービスが実際に使用するポート番号を表示します。
括弧内の値は、ポートの割り当て方法を示します。

  • dynamic:動的にポートを割り当てています。

  • static:静的にポートを割り当てています。

Current Number of Allocated Threads

現在使用されているスレッド数を表示します。

Current Number of Connections

現在接続されているコネクション数を表示します。

Min Number of Threads

初期起動時に作成されるスレッド数を表示します。

Max Number of Threads

作成可能な最大スレッド数を表示します。

quiesce bkr

メッセージブローカでのコネクションの新規受け入れを停止します。
admin接続サービス用のコネクション新規受け入れは停止できません。

注意

メッセージブローカでのコネクション新規受け入れがすでに停止状態の場合もコマンドは正常復帰します。

restart bkr

メッセージブローカを再起動します。

resume bkr

メッセージブローカのすべてのサービスを再開します。メッセージブローカを再開すると、メッセージブローカはポートでの待機を再開します。

注意

メッセージブローカのすべてのサービスが一時停止状態ではない場合もコマンドは正常復帰します。

resume dst [-t 物理格納先タイプ -n 物理格納先名]

1つまたはすべての物理格納先を再開します。
再開する物理格納先を指定しない場合、すべての物理格納先が再開されます。

注意

指定された物理格納先が一時停止状態ではない場合もコマンドは正常復帰します。

resume svc -n サービス名

1つのサービスを再開します。admin接続サービスは再開できません。

注意

指定されたサービスが一時停止状態ではない場合もコマンドは正常復帰します。

shutdown bkr

メッセージブローカを停止します。

unquiesce bkr

メッセージブローカでのコネクションの新規受け入れを開始します。

注意

メッセージブローカでのコネクション新規受け入れがすでに開始状態の場合もコマンドは正常復帰します。

update bkr -o プロパティ名=設定値 [[-o プロパティ名=設定値]...]

メッセージブローカの属性を更新します。メッセージブローカのプロパティ詳細については、「9.7 メッセージブローカのオプションプロパティ」を参照してください。
本コマンドを使用して更新したサービスの属性は、メッセージブローカを再起動した場合でも引き続き適用されます。

update dst -t 物理格納タイプ -n 物理格納名 -o プロパティ名=設定値 [[-o プロパティ名=設定値]...]

物理格納先の属性を更新します。物理格納先のプロパティ詳細については、「9.7.7 物理格納先の生成または更新に関するプロパティ」を参照してください。
本コマンドを使用して更新したサービスの属性は、メッセージブローカを再起動した場合でも引き続き適用されます。

update svc -n サービス名 -o プロパティ名=設定値 [[-o プロパティ名=設定値]...]

サービスの属性を更新します。接続サービスのプロパティ詳細については、「9.7.1 接続サービスに関するプロパティ」を参照してください。
本コマンドを使用して更新したサービスの属性は、メッセージブローカを再起動した場合でも引き続き適用されます。

戻り値

0: 正常終了
0以外: 異常終了

注意事項

使用例

メッセージブローカに物理格納先を作成する場合、以下のように実行します。
問い合わせにしたがって、メッセージブローカに接続可能なadminグループに所属するユーザ名とパスワードを入力します。

>imqcmd -b localhost:37676 create dst -t q -n test
Username: admin
Password: (注1)
Creating a destination with the following attributes:

Destination Name    test
Destination Type    Queue

On the broker specified by:

-------------------------
Host         Primary Port
-------------------------
localhost    37676

Successfully created the destination.

注1) 指定したユーザ名に対応するパスワードを入力します。表示されません。


メッセージブローカを停止する場合、以下のように実行します。
問い合わせにしたがって、メッセージブローカに接続可能なadminグループに所属するユーザ名とパスワードを入力します。
メッセージブローカを停止してもよいか確認が行われます。メッセージブローカを停止してもよい場合は「y」を入力します。

>imqcmd -b localhost:37676 shutdown bkr
Username: admin
Password: (注1)
Shutting down the broker specified by:

-------------------------
Host         Primary Port
-------------------------
localhost    37676

Are you sure you want to shutdown this broker? (y/n)[n] y
Waiting for broker at localhost:37676 to shutdown...
Successfully shutdown the broker.

注1) 指定したユーザ名に対応するパスワードを入力します。表示されません。