モニタロギングのログファイルについて、以下を説明します。
ログファイル名
モニタ情報を出力するログファイルは、プロセスごと、かつ、採取対象ごとに出力されます。ログファイルのファイル名は以下の命名規則で出力されます。
命名規則:monitor-[採取対象名].log
ファイル名一覧を以下に記載します。
ファイル | ファイル名 |
---|---|
Java VM情報ログファイル | monitor-jvm.log |
HTTP接続キュー情報ログファイル | monitor-connectionqueue.log |
HTTPリスナー情報ログファイル | monitor-httplistener.log |
IIOPコネクション情報ログファイル | monitor-connection.log |
スレッドプール情報ログファイル | monitor-threadpool.log |
Stateless Session Bean情報ログファイル | monitor-statelesssession.log |
Stateful Session Bean情報ログファイル | monitor-statefulsession.log |
Message-driven Bean情報ログファイル | monitor-messagedriven.log |
Entity Bean情報ログファイル | monitor-entitybean.log |
JDBC接続プール情報ログファイル | monitor-jdbcpool.log |
トランザクション情報ログファイル | monitor-transaction.log |
JMS/コネクタ接続プール情報ログファイル | monitor-connectorpool.log |
ローテーション後のファイル名
出力されたログファイルは一定間隔でローテーションされます。ローテーション後のログファイルは、以下のようにローテーションした日時情報を付加してバックアップされます。ログファイル名(例:「jvm」)の末尾に、日時を示す文字列が追加されます。また、ログファイル名と日時文字列の間はハイフン(「_」)で区切られます。
ファイル名:monitor-[採取対象名].log_yyyy_MM_dd-hh_mm_ss
日時情報について以下に説明します。
YYYY | 年を4桁の数字(0000~9999)で表示します。 |
MM | 月を2桁の数字(01~12)で表示します。 |
DD | 日を2桁の数字(01~31)で表示します。 |
hh | 時を2桁の数字(00~23)で表示します。 |
mm | 分を2桁の数字(00~59)で表示します。 |
ss | 秒を2桁の数字(00~59)で表示します。 |
例
monitor-jvm.log_2006_06_24-01_00_00
ログファイルのライフサイクル
ログファイルのライフサイクルについて説明します。
IJServerクラスタプロセスがログを出力する場合、ログ出力ディレクトリに「ログファイル名」で説明しているファイルが存在しなければファイルを新規に作成します。また、ログファイルは以下の条件の場合にローテーションされます。ローテーションのタイプ、開始時刻、サイズは、モニタロギングを開始する前に定義項目として設定できます。詳細は、「11.1 asadmin」を参照してください。
ローテーションのタイプが「サイズ」の場合
ログファイルのサイズがローテーションサイズに達する場合
ローテーションのタイプが「時刻」の場合
ローテーション時刻にIJServerクラスタプロセスが起動している場合
ログが採取されるタイミングで、以前のログファイルがログ出力ディレクトリに残存しており、かつ、そのファイルの更新日時が前回のローテーション日時より前の場合
ローテーションは以下のように行われます。
既存のログファイルを「ローテーション後のファイル名」で説明している名前に変名してバックアップします。
新規に「ログファイル名」で説明している名前の新規ファイルを作成します。
バックアップされているファイルのファイル数がログファイルの世代数以上となっている場合、ファイルの更新日時が古いファイルを削除します。バックアップされたファイルのファイル数が世代数となるまで削除します。
ファイルのアクセス権
出力されるファイルの所有者はIJServerクラスタの起動ユーザとなり、ファイルの権限は「644」となります。
出力ディレクトリ
モニタロギングのログファイルは、IJServerクラスタのログ出力ディレクトリに出力されます。
IJServerクラスタのログ出力ディレクトリについては、「B.3 IJServerクラスタのファイル構成」を参照してください。