ファイル名
server_access_log
出力内容
Webサーバコネクタとサーバーインスタンス間の通信情報(リクエスト情報とレスポンス情報)が出力されます。
仕様
HTTPアクセスログを出力する設定にした時に、HTTPアクセスログファイルが作成されます。同名のファイルが存在する場合は追加出力されます。
HTTPアクセスログの出力先は以下となります。
[ログ出力ディレクトリ]\access
[ログ出力ディレクトリ]/access
ログ出力ディレクトリについては、「9.8.11 ロガーの定義項目」の「ログ出力ディレクトリ」を参照してください。
リクエストラインに出力される値はクライアントから送付された値がそのまま出力されます。そのため、リクエストURLにマルチバイト文字を含む場合や空白を含む場合などは、以下のようにエンコードされた値が出力されます。
IN “ThreadID=10,ThreadName=main” “10.34.200.237” “127.0.0.1” “NULL-AUTH-USER” “22/Aug/2007:19:19:15 +0900” “GET /web/%E3%83%9E%E3%83%AB%E3%83%81%E3%83%90%E3%82%A4%E3%83%88 HTTP/1.1" |
書き込み権限がない場合、イベントログ/システムログに警告メッセージが出力されます(注)。この場合、HTTPアクセスログは出力されません。
注)
一般ユーザでIJServerクラスタを実行する場合の動作です。
一般ユーザでIJServerクラスタを実行する方法は、「3.1.7 サービス運用ユーザーのカスタマイズ」を参照してください。
HTTPアクセスログの出力方法は、以下から選択できます。
出力する(レスポンス情報)
出力する(リクエスト情報/レスポンス情報)
出力しない
HTTPアクセスログの出力の設定は、Interstage Java EE管理コンソール、またはasadminコマンドにより変更可能です。
Interstage Java EE管理コンソール
[設定] > [クラスタ名-config] または [server-config] > [HTTP サービス]
asadminコマンドのsetサブコマンド
「configs.config.http-serviceの定義項目」の「HTTPアクセスログの出力内容」
詳細は、Interstage Java EE管理コンソールのヘルプ、または「11.1 asadmin」を参照してください。
HTTPアクセスログはIJServerクラスタ、およびInterstage Java EE DASサービスだけサポートしています。Interstage Java EE Node Agentサービスは、未サポートです。
出力フォーマット
リクエスト情報
IN "ThreadID=スレッドID, ThreadName=スレッド名" "リモートホスト名(IHSに接続するクライアント)" "リモートホスト名(IJServerクラスタに接続するクライアント/通常はWebサーバコネクタ)" "認証ユーザ名" "日付" "リクエストライン" |
レスポンス情報
OUT "ThreadID=スレッドID, ThreadName=スレッド名" "リモートホスト名(IHSに接続するクライアント)" "リモートホスト名(IJServerクラスタに接続するクライアント/通常はWebサーバコネクタ)" "認証ユーザ名" "日付" "リクエストライン" ステータスコード レスポンスレングス(byte) "処理時間(ms)" |
リクエストにユーザ名が付与されていない場合は、認証ユーザ名に「NULL-AUTH-USER」が出力されます。
出力例
リクエスト情報
IN "ThreadID=10,ThreadName=main" "10.34.200.237" "127.0.0.1" "NULL-AUTH-USER" "22/Aug/2007:19:19:15 +0900" "GET /web/test HTTP/1.1" |
レスポンス情報
OUT "ThreadID=10,ThreadName=main" "10.34.200.237" "127.0.0.1" "NULL-AUTH-USER" "22/Aug/2007:19:19:15 +0900" "GET /web/test HTTP/1.1" 200 13636 "20" |