システムに、Interstageの初期化や各サービスの起動時に参照するInterstageシステム定義ファイルを登録します。
Interstageシステム定義ファイルの登録手順を以下に説明します。
1) isregistdefコマンドの実行
isregistdefコマンドを実行します。
isregistdef
Interstageシステム定義の内容から以下の定義ファイルが自動生成され、それぞれ決められたディレクトリ配下へ登録されます。
Interstage動作環境定義
Interstageの初期化時(isinitコマンド実行時)に参照されます。
各サービスの環境定義
各サービスの起動時に参照されます。
CORBAサービスの動作環境ファイル
データベース連携サービスの環境定義
定義ファイルは、以下のとおり登録されます。
定義ファイル | 登録されるファイル |
---|---|
Interstage動作環境定義 | C:\Interstage\td\etc\isreg\isinitdef.txt |
CORBAサービスの動作環境ファイル | C:\Interstage\ODWIN\etc\config |
データベース連携サービスの環境定義 | C:\Interstage\ots\etc\config |
定義ファイル | 登録されるファイル |
---|---|
Interstage動作環境定義 | /opt/FSUNtd/etc/isreg/isinitdef.txt |
CORBAサービスの動作環境ファイル | /etc/opt/FSUNod/config |
データベース連携サービスの環境定義 | /opt/FSUNots/etc/config |
定義ファイル | 登録されるファイル |
---|---|
Interstage動作環境定義 | /opt/FJSVtd/etc/isreg/isinitdef.txt |
CORBAサービスの動作環境ファイル | /etc/opt/FJSVod/config |
データベース連携サービスの環境定義 | /opt/FJSVots/etc/config |
なお、各サービスの環境定義およびInterstage動作環境定義に登録される値は、システム規模によって異なります。
isregistdefコマンドおよび各定義ファイルに設定される値については、“リファレンスマニュアル(コマンド編)”、“付録E Interstage動作環境定義”、および“チューニングガイド”を参照してください。
また、設定される値を変更する場合、およびisregistdefコマンド実行時のカストマイズ値については、“付録E Interstage動作環境定義”および“チューニングガイド”を参照してください。
2) 各サービスの環境定義
各サービスの環境定義をカストマイズする必要がある場合は、Interstageの初期化前(isinitコマンドの実行前)に行ってください。
各サービスの環境定義は、以下の用途のためにカストマイズします。
CORBAサービスの動作環境ファイル
CORBAサービスに関する以下の設定を行います。
クライアント/サーバ間のアプリケーション連携を行う上で必要となるネットワーク環境・ホスト情報の設定
アプリケーション多重度、使用コネクション数など、アプリケーションが使用する資源に応じてチューニングを行う場合
アプリケーション処理時間に応じたタイムアウト監視時間を設定する場合
セキュリティ機能を使用する場合
保守機能を使用する場合
データベース連携サービスの環境定義
データベース連携サービスに関する以下の設定を行います。
データベース連携サービスが提供する機能の多重度を変更したい場合
各トランザクションタイムアウト時間を変更したい場合
異常時のリトライ回数を変更したい場合
トレースログのサイズを変更したい場合
JTS用のリソース管理プログラムを起動する際に使用するJDKを変更したい場合
各サービスの環境定義およびInterstage動作環境定義の詳細については、“チューニングガイド”を参照してください。
isregistdefコマンドを実行する場合は、事前にInterstageを停止(全強制停止モード)してください。