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Interstage Interaction Manager V9.1.1 Interstage Portalworks管理者ガイド

A.6.1 ツールの実行

ツールを実行する手順を以下に示します。

【コマンド名】

【引数】

【ファイルの形式】

以下にサンプルのフォーマットファイルがあります。

フォーマットファイルには、左辺のみが書いてあります。フォーマットファイルをコピーし、右辺を編集して使用してください。

authentication_type=
server_address=
ldap_port=
access_dn=
access_password=
base_dn=
unique_key=

Portalworks認証の場合

認証をPortalworks認証に変更したい場合は、以下の項目を指定してください。

項目

設定内容

authentication_type

portalworks(固定値)(必須)

LDAP認証の場合

認証をLDAP認証に変更したい場合は、以下の項目を指定してください。
変更後、内容の変更をしたい場合、“11.1.6 LDAP認証サーバの設定”を参照してください。

項目

設定内容

authentication_type

ldap(固定値)(必須)

server_address

LDAPサーバアドレス(必須)

ldap_port

LDAPポート番号(必須)

access_dn

LDAPアクセス用DN(必須)

access_password

LDAPアクセス用パスワード(必須)

base_dn

ユーザのベースDN(必須)

unique_key

ユニークキー(必須)

Interstage シングル・サインオン認証の場合

認証をInterstageシングル・サインオン認証に変更したい場合は、以下の項目を指定してください。変更後、内容を変更したい場合、“11.1.7 Interstageシングル・サインオン認証サーバの設定”を参照してください。

項目

設定内容

authentication_type

sso(固定値)(必須)

server_address

ISSSOリポジトリサーバのマシンアドレス(必須)

ldap_port

ISSSOリポジトリサーバのポート番号(必須)

access_dn

ISSSOリポジトリサーバの管理者DN(必須)

access_password

ISSSOリポジトリサーバへアクセスする際のパスワード(必須)

base_dn

ISSSOリポジトリサーバ上のツリーのベースDN(必須)

unique_key

ISSSOユーザのユニークキー(必須)

use_ad

ユーザ情報の管理にActive Directory連携を使用している場合はtrue(省略可、省略した場合はfalse)

Active Directory LDAP認証の場合

認証をActive Directory LDAP認証に変更したい場合は、以下の項目を指定してください。変更後、内容を変更したい場合、“11.1.8 Active Directory LDAP認証サーバの設定”を参照してください。

項目

設定内容

authentication_type

activedirectory(固定値)(必須)

server_address

Active Directory LDAPサーバのマシンアドレス(必須)

ldap_port

Active Directory LDAPサーバのポート番号ポート番号(必須)

access_dn

Active Directory LDAPサーバの管理者DN(必須)

access_password

Active Directory LDAPサーバにアクセスする際のパスワード(必須)

base_dn

ユーザのベースDN(必須)


  • 認証ごとに指定する項目以外は空欄にしてください。

  • 設定内容にマルチバイト文字列が存在する場合、認証情報ファイルはMS932(Shift_JIS)固定で記述してください。

  • 使用する認証情報ファイルにおいて、項目(左辺)の追加や編集をしないでください。

【コマンドの実行】

【コマンド実行後の作業】

コマンドを実行後、以下の操作を行ってください。

操作

  1. コマンドを実行後、実行時に使用した認証情報ファイルを削除してから、各認証サーバに対して利用者の登録を行ってください。Portalworks認証の場合は、Portalworksの運用管理画面より行ってください。

  2. Interstageシングル・サインオンに変更した場合、Interstage シングル・サインオン用のjarファイルをクラスパスに追加してください。
    クラスパスの追加方法については、“サーブレットの環境設定”を参照してください。


    • [Interstageインストールフォルダ]\F3FMSSO\ssoatzag\lib\isssomod.jar


    • /opt/FJSVssoaz/lib/isssomod.jar

  3. Portalworksの定義ファイルの変更をしてください。


    • [Portalworksインストールフォルダ]\WEB-INF\conf\logon.conf


    • /opt/FJSVispw/WEB-INF/conf/logon.conf

    Interstageシングル・サインオン以外に変更した場合
    /** Login Configuration for the Interstage Portalworks **/

    PortalWorks {
    com.fujitsu.portalworks.brickfront.auth.module.PWLoginModule required normalize=lower;
    };

    Interstageシングル・サインオンに変更した場合
    “業務システム名”には、Portalworksを運用する業務サーバの業務システム名を指定します。業務システム名については、“Interstage Application Server シングル・サインオン運用ガイド”の“業務サーバの追加”を参照してください。

    /** Login Configuration for the Portalworks **/

    PortalWorks {
    com.fujitsu.interstage.sso.auth.module.ISCredentialLoginModule sufficient business-system-name="業務システム名";
    com.fujitsu.interstage.sso.auth.module.ISLoginModule sufficient
    authservertrusted="yes";
    };

  4. Interstageシングル・サインオンに変更した場合、ログオフ後のURLの設定を変更します。

    1. HTTPプロトコル経由でアクセスできる箇所にHTMLファイルを用意します。

    2. サーブレットを起動します(“サーブレットの起動と停止”を参照)。

    3. 運用管理コンソールの起動をします。
      運用管理コンソールの起動方法については、“1.4.3 運用管理機能(運用管理コンソール)の起動”を参照してください。

    4. [システム全般 - ログオフURL]をクリックします。

    5. [ログオフ後のURL]に項番1で設定したファイルのURLを指定します。

  5. Portalworksが提供するweb.xmlを開き、welcome-file-list要素の設定を変更します。


    • [J2EE共通ディレクトリ]\ijserver\PortalServer\apps\portalworks.war\WEB-INF\web.xml
      (J2EE共通ディレクトリのデフォルトは、C:\Interstage\J2EE\var\deployment です。)


    • /opt/FJSVj2ee/var/deployment/ijserver/PortalServer/apps/portalworks.war/WEB-INF/web.xml


    Interstageシングル・サインオン以外に変更した場合、welcome-file-list要素の設定を標準ログオンページに変更します。

    <?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?>
    -省略-
    <!-- welcome file -->
      <welcome-file-list>
        <welcome-file>logon2.html</welcome-file>
        <welcome-file>index.html</welcome-file>
        <welcome-file>index.htm</welcome-file>
        <welcome-file>index.jsp</welcome-file>
      </welcome-file-list>
    -省略-
    </web-app>

    上記の“logon2.html”を、“logon.html”に変更してください。


    Interstageシングル・サインオンに変更した場合、welcome-file-list要素の設定を拡張ログオンページに変更します。

    <?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?>
    -省略-
    <!-- welcome file -->
      <welcome-file-list>
        <welcome-file>logon.html</welcome-file>
        <welcome-file>index.html</welcome-file>
        <welcome-file>index.htm</welcome-file>
        <welcome-file>index.jsp</welcome-file>
      </welcome-file-list>
    -省略-
    </web-app>

    上記の“logon.html”を、“logon2.html”に変更してください。

【メッセージと対処方法】

メッセージ

操作後の状態

対処

ERROR : The specified file cannot read.(xxxx)

異常

指定したファイルが存在するか、または、指定したファイルに読み込み権限があるか、指定したファイルがフォルダでないか確認してください。

ERROR : Please specify a file name to be an argument.

コマンドの引数の指定に誤りがないか確認してください。

ERROR : The formats of a file differ.(xxxx)

指定したファイルの内容がフォーマットどおりになっているか確認してください。

ERROR : Input value is mistaken.(xxxx)

ファイル内に設定した値が正常値かどうか確認してください。

ERROR : The selected authentication type is the same as the current type.

同じ認証方式には切り替えできません。違う認証方式を設定してください。

INFO : Normal end.

正常

正常に終了しました