ツールを実行する手順を以下に示します。
【コマンド名】
[Portalworksインストールフォルダ]\bin\pwauthchangeconf.bat
/opt/FJSVispw/bin/pwauthchangeconf.sh
【引数】
ファイル名
認証情報ファイル名をフルパスで指定してください(例:c:\Portalworks\bin\info_auth.txt)。
認証情報ファイルの内容については、以下の【ファイルの形式】を参照してください。
【ファイルの形式】
以下にサンプルのフォーマットファイルがあります。
[Portalworksインストールフォルダ]\bin\sample_auth.txt
/opt/FJSVispw/bin/sample_auth.txt
フォーマットファイルには、左辺のみが書いてあります。フォーマットファイルをコピーし、右辺を編集して使用してください。
authentication_type= |
Portalworks認証の場合
認証をPortalworks認証に変更したい場合は、以下の項目を指定してください。
項目 | 設定内容 |
---|---|
authentication_type | portalworks(固定値)(必須) |
LDAP認証の場合
認証をLDAP認証に変更したい場合は、以下の項目を指定してください。
変更後、内容の変更をしたい場合、“11.1.6 LDAP認証サーバの設定”を参照してください。
項目 | 設定内容 |
---|---|
authentication_type | ldap(固定値)(必須) |
server_address | LDAPサーバアドレス(必須) |
ldap_port | LDAPポート番号(必須) |
access_dn | LDAPアクセス用DN(必須) |
access_password | LDAPアクセス用パスワード(必須) |
base_dn | ユーザのベースDN(必須) |
unique_key | ユニークキー(必須) |
Interstage シングル・サインオン認証の場合
認証をInterstageシングル・サインオン認証に変更したい場合は、以下の項目を指定してください。変更後、内容を変更したい場合、“11.1.7 Interstageシングル・サインオン認証サーバの設定”を参照してください。
項目 | 設定内容 |
---|---|
authentication_type | sso(固定値)(必須) |
server_address | ISSSOリポジトリサーバのマシンアドレス(必須) |
ldap_port | ISSSOリポジトリサーバのポート番号(必須) |
access_dn | ISSSOリポジトリサーバの管理者DN(必須) |
access_password | ISSSOリポジトリサーバへアクセスする際のパスワード(必須) |
base_dn | ISSSOリポジトリサーバ上のツリーのベースDN(必須) |
unique_key | ISSSOユーザのユニークキー(必須) |
use_ad | ユーザ情報の管理にActive Directory連携を使用している場合はtrue(省略可、省略した場合はfalse) |
Active Directory LDAP認証の場合
認証をActive Directory LDAP認証に変更したい場合は、以下の項目を指定してください。変更後、内容を変更したい場合、“11.1.8 Active Directory LDAP認証サーバの設定”を参照してください。
項目 | 設定内容 |
---|---|
authentication_type | activedirectory(固定値)(必須) |
server_address | Active Directory LDAPサーバのマシンアドレス(必須) |
ldap_port | Active Directory LDAPサーバのポート番号ポート番号(必須) |
access_dn | Active Directory LDAPサーバの管理者DN(必須) |
access_password | Active Directory LDAPサーバにアクセスする際のパスワード(必須) |
base_dn | ユーザのベースDN(必須) |
|
【コマンドの実行】
コマンドプロンプトで“[Portalworksインストールフォルダ]\bin”へ移動してコマンドを実行します(例:認証情報ファイル名を c:\Portalworks\bin\info_auth.txt とします。)。
cd [Portalworksインストールフォルダ]\bin |
コンソールで“/opt/FJSVispw/bin”へ移動してコマンドを実行します(例:認証情報ファイル名を /opt/FJSVispw/bin/info_auth.txt とします。)。
cd /opt/FJSVispw/bin |
【コマンド実行後の作業】
コマンドを実行後、以下の操作を行ってください。
操作
コマンドを実行後、実行時に使用した認証情報ファイルを削除してから、各認証サーバに対して利用者の登録を行ってください。Portalworks認証の場合は、Portalworksの運用管理画面より行ってください。
Interstageシングル・サインオンに変更した場合、Interstage シングル・サインオン用のjarファイルをクラスパスに追加してください。
クラスパスの追加方法については、“サーブレットの環境設定”を参照してください。
[Interstageインストールフォルダ]\F3FMSSO\ssoatzag\lib\isssomod.jar
/opt/FJSVssoaz/lib/isssomod.jar
Portalworksの定義ファイルの変更をしてください。
[Portalworksインストールフォルダ]\WEB-INF\conf\logon.conf
/opt/FJSVispw/WEB-INF/conf/logon.conf
Interstageシングル・サインオン以外に変更した場合
/** Login Configuration for the Interstage Portalworks **/
PortalWorks {
com.fujitsu.portalworks.brickfront.auth.module.PWLoginModule required normalize=lower;
};
Interstageシングル・サインオンに変更した場合
“業務システム名”には、Portalworksを運用する業務サーバの業務システム名を指定します。業務システム名については、“Interstage Application Server シングル・サインオン運用ガイド”の“業務サーバの追加”を参照してください。
/** Login Configuration for the Portalworks **/
PortalWorks {
com.fujitsu.interstage.sso.auth.module.ISCredentialLoginModule sufficient business-system-name="業務システム名";
com.fujitsu.interstage.sso.auth.module.ISLoginModule sufficient
authservertrusted="yes";
};
Interstageシングル・サインオンに変更した場合、ログオフ後のURLの設定を変更します。
HTTPプロトコル経由でアクセスできる箇所にHTMLファイルを用意します。
サーブレットを起動します(“サーブレットの起動と停止”を参照)。
運用管理コンソールの起動をします。
運用管理コンソールの起動方法については、“1.4.3 運用管理機能(運用管理コンソール)の起動”を参照してください。
[システム全般 - ログオフURL]をクリックします。
[ログオフ後のURL]に項番1で設定したファイルのURLを指定します。
Portalworksが提供するweb.xmlを開き、welcome-file-list要素の設定を変更します。
[J2EE共通ディレクトリ]\ijserver\PortalServer\apps\portalworks.war\WEB-INF\web.xml
(J2EE共通ディレクトリのデフォルトは、C:\Interstage\J2EE\var\deployment です。)
/opt/FJSVj2ee/var/deployment/ijserver/PortalServer/apps/portalworks.war/WEB-INF/web.xml
Interstageシングル・サインオン以外に変更した場合、welcome-file-list要素の設定を標準ログオンページに変更します。
<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?>
-省略-
<!-- welcome file -->
<welcome-file-list>
<welcome-file>logon2.html</welcome-file>
<welcome-file>index.html</welcome-file>
<welcome-file>index.htm</welcome-file>
<welcome-file>index.jsp</welcome-file>
</welcome-file-list>
-省略-
</web-app>
上記の“logon2.html”を、“logon.html”に変更してください。
Interstageシングル・サインオンに変更した場合、welcome-file-list要素の設定を拡張ログオンページに変更します。
<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?>
-省略-
<!-- welcome file -->
<welcome-file-list>
<welcome-file>logon.html</welcome-file>
<welcome-file>index.html</welcome-file>
<welcome-file>index.htm</welcome-file>
<welcome-file>index.jsp</welcome-file>
</welcome-file-list>
-省略-
</web-app>
上記の“logon.html”を、“logon2.html”に変更してください。
【メッセージと対処方法】
メッセージ | 操作後の状態 | 対処 |
---|---|---|
ERROR : The specified file cannot read.(xxxx) | 異常 | 指定したファイルが存在するか、または、指定したファイルに読み込み権限があるか、指定したファイルがフォルダでないか確認してください。 |
ERROR : Please specify a file name to be an argument. | コマンドの引数の指定に誤りがないか確認してください。 | |
ERROR : The formats of a file differ.(xxxx) | 指定したファイルの内容がフォーマットどおりになっているか確認してください。 | |
ERROR : Input value is mistaken.(xxxx) | ファイル内に設定した値が正常値かどうか確認してください。 | |
ERROR : The selected authentication type is the same as the current type. | 同じ認証方式には切り替えできません。違う認証方式を設定してください。 | |
INFO : Normal end. | 正常 | 正常に終了しました |