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Interstage Application Server リファレンスマニュアル(API編)

1.20.5 属性値の比較インタフェース

関数名

関数の説明

ldap_compare()

エントリの属性値を指定された値と比較します。
(非同期型)

ldap_compare_s()

エントリの属性値を指定された値と比較します。
(同期型)

ldap_compare_ext()

エントリの属性値を指定された値と比較します。
(非同期型、LDAP V3拡張関数)

ldap_compare_ext_s()

エントリの属性値を指定された値と比較します。
(同期型、LDAP V3拡張関数)

1.20.5.1 ldap_compare()

名前

  ldap_compare

形式

  #include "idldap.h"
  int  ldap_compare(
          LDAP  *ld,
          const char  *dn,
          const char  *attr,
          const char  *value );

機能説明

  この関数は、非同期型の属性値比較処理をします。バイナリデータの比較はできません。

  非同期型検索の処理結果を受け取る場合、ldap_result()を使用します。この時、ldap_compare()の復帰値として返されたメッセージIDを指定します。詳細は、“処理結果の受取り/判定”を参照してください。

  ldapssl_init()で獲得したセションハンドルを使用している場合、SSLライブラリで発生したエラーをldapssl_error()で参照することができます。

パラメタ

  ld

  ldap_init()、またはldapssl_init()で通知された、セションハンドルを指定します。

  dn

  比較するエントリのDNのアドレスを指定します。

  attr

  比較する属性の名前のアドレスを指定します。

  value

  比較対象の文字列データのアドレスを指定します。

復帰値

  この関数は、復帰値として以下の値を返します。

1.20.5.2 ldap_compare_s()

名前

  ldap_compare_s

形式

  #include "idldap.h"
  int  ldap_compare_s(
          LDAP  *ld,
          const char  *dn,
          const char  *attr,
          const char  *value );

機能説明

  この関数は、同期型の属性値比較処理をします。バイナリデータの比較はできません。

  ldapssl_init()で獲得したセションハンドルを使用している場合、SSLライブラリで発生したエラーをldapssl_error()で参照することができます。

パラメタ

  ld

  ldap_init()、またはldapssl_init()で通知された、セションハンドルを指定します。

  dn

  比較するエントリのDNのアドレスを指定します。

  attr

  比較する属性の名前のアドレスを指定します。

  value

  比較対象の文字列データのアドレスを指定します。

復帰値

  この関数では、復帰値としてLDAPエラーコードを返します。LDAPエラーコードの値については、“メッセージ集”の“LDAPエラーコード”を参照してください。

1.20.5.3 ldap_compare_ext()

名前

  ldap_compare_ext

形式

  #include "idldap.h"
  int  ldap_compare_ext(
          LDAP  *ld,
          const char  *dn,
          const char  *attr,
          const struct berval  *bvalue,
          LDAPControl  **serverctrls,
          LDAPControl  **clientctrls,
          int  *msgidp );

機能説明

  この関数は、非同期型の属性値比較処理をします。バイナリデータの比較はできません。

  非同期型検索の処理結果を受け取る場合、ldap_result()を使用します。この時、ldap_compare_ext()の復帰値として通知されたメッセージIDを指定します。詳細は、“処理結果の受取り/判定”を参照してください。

  ldapssl_init()で獲得したセションハンドルを使用している場合、SSLライブラリで発生したエラーをldapssl_error()で参照することができます。

パラメタ

  ld

  ldap_init()、またはldapssl_init()で通知された、セションハンドルを指定します。

  dn

  比較するエントリのDNのアドレスを指定します。

  attr

  比較する属性の名前のアドレスを指定します。

  bvalue

  比較対象のデータを設定したberval構造体のアドレスを指定します。

  serverctrls

  Interstage ディレクトリサービスではサーバコントロールをサポートしていないため、このパラメタにはNULLを指定します。

  clientctrls

  本ライブラリではクライアントコントロールをサポートしていないため、このパラメタにはNULLを指定します。

  msgidp

  メッセージIDを格納するための変数のアドレスを指定します。

復帰値

  この関数では、復帰値としてLDAPエラーコードを返します。LDAPエラーコードの値については、“メッセージ集”の“LDAPエラーコード”を参照してください。

  また、正常終了の場合には、msgidpパラメタで指定した変数にメッセージIDが設定されています。

1.20.5.4 ldap_compare_ext_s()

名前

  ldap_compare_ext_s

形式

  #include "idldap.h"
  int  ldap_compare_ext_s(
          LDAP  *ld,
          const char  *dn,
          const char  *attr,
          const struct berval  *bvalue,
          LDAPControl  **serverctrls,
          LDAPControl  **clientctrls );

機能説明

  この関数は、同期型の属性値比較処理をします。バイナリデータの比較はできません。

  ldapssl_init()で獲得したセションハンドルを使用している場合、SSLライブラリで発生したエラーをldapssl_error()で参照することができます。

パラメタ

  ld

  ldap_init()、またはldapssl_init()で通知された、セションハンドルを指定します。

  dn

  比較するエントリのDNのアドレスを指定します。

  attr

  比較する属性の名前のアドレスを指定します。

  bvalue

  比較対象のデータを設定したberval構造体のアドレスを指定します。

  serverctrls

  Interstage ディレクトリサービスではサーバコントロールをサポートしていないため、このパラメタにはNULLを指定します。

  clientctrls

  本ライブラリではクライアントコントロールをサポートしていないため、このパラメタにはNULLを指定します。

復帰値

  この関数では、復帰値としてLDAPエラーコードを返します。LDAPエラーコードの値については、“メッセージ集”の“LDAPエラーコード”を参照してください。