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Interstage Application Server リファレンスマニュアル(API編)

1.20.3 リポジトリサーバとのユーザ認証インタフェース

関数名

関数の説明

ldap_simple_bind()

リポジトリサーバとの簡易認証をします。
(非同期型)

ldap_simple_bind_s()

リポジトリサーバとの簡易認証をします。
(同期型)

1.20.3.1 ldap_simple_bind()

名前

  ldap_simple_bind

形式

  #include "idldap.h"
  int  ldap_simple_bind(
          LDAP  *ld,
          const char  *dn,
          const char  *passwd );

機能説明

  この関数は、リポジトリサーバに対して非同期型の簡易認証を要求します。

  アノニマス(匿名ユーザ)でアクセスする場合は、dnパラメタ、およびpasswdパラメタにNULLを指定します。
  また、BINDを省略すると、サーバへの要求は、すべてアノニマスアクセスとして処理されます。

  BIND操作のresult情報を受け取る場合、ldap_result()を使用します。この時、ldap_simple_bind()の復帰値として返されたメッセージIDを指定します。詳細は、“処理結果の受取り/判定”を参照してください。

  ldapssl_init()で獲得したセションハンドルを使用している場合、SSLライブラリで発生したエラーをldapssl_error()で参照することができます。

パラメタ

  ld

  ldap_init()、またはldapssl_init()で通知された、セションハンドルを指定します。

  dn

  BINDするためのDNのアドレスを指定します。NULLを指定した場合、リポジトリサーバにアノニマス(匿名ユーザ)でBINDします。

  passwd

  BINDするためのパスワードのアドレスを指定します。

復帰値

1.20.3.2 ldap_simple_bind_s()

名前

  ldap_simple_bind_s

形式

  #include "idldap.h"
  int  ldap_simple_bind_s(
          LDAP  *ld,
          const char  *dn,
          const char  *passwd );

機能説明

  この関数は、リポジトリサーバに対して同期型の簡易認証を要求します。

  アノニマスでアクセスする場合は、dnパラメタ、およびpasswdパラメタにNULLを指定します。
  また、BINDを省略すると、サーバへの要求は、すべてアノニマスアクセスとして処理されます。

  ldapssl_init()で獲得したセションハンドルを使用している場合、SSLライブラリで発生したエラーをldapssl_error()で参照することができます。

パラメタ

  ld

  ldap_init()、またはldapssl_init()で通知された、セションハンドルを指定します。

  dn

  BINDするためのDNのアドレスを指定します。NULLを指定した場合、サーバにアノニマス(匿名ユーザ)でBINDします。

  passwd

  BINDするためのパスワードのアドレスを指定します。

復帰値

  この関数では、復帰値としてLDAPエラーコードを返します。LDAPエラーコードの値については、“メッセージ集”の“LDAPエラーコード”を参照してください。