関数名 | 関数の説明 |
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リポジトリサーバとの簡易認証をします。 | |
リポジトリサーバとの簡易認証をします。 |
名前
ldap_simple_bind
形式
#include "idldap.h" int ldap_simple_bind( LDAP *ld, const char *dn, const char *passwd );
機能説明
この関数は、リポジトリサーバに対して非同期型の簡易認証を要求します。
アノニマス(匿名ユーザ)でアクセスする場合は、dnパラメタ、およびpasswdパラメタにNULLを指定します。
また、BINDを省略すると、サーバへの要求は、すべてアノニマスアクセスとして処理されます。
BIND操作のresult情報を受け取る場合、ldap_result()を使用します。この時、ldap_simple_bind()の復帰値として返されたメッセージIDを指定します。詳細は、“処理結果の受取り/判定”を参照してください。
ldapssl_init()で獲得したセションハンドルを使用している場合、SSLライブラリで発生したエラーをldapssl_error()で参照することができます。
パラメタ
ldap_init()、またはldapssl_init()で通知された、セションハンドルを指定します。
BINDするためのDNのアドレスを指定します。NULLを指定した場合、リポジトリサーバにアノニマス(匿名ユーザ)でBINDします。
BINDするためのパスワードのアドレスを指定します。
復帰値
正常終了の場合には、復帰値としてBIND操作のメッセージIDを返します。
異常終了の場合には、復帰値として-1を返します。
異常終了の場合のエラー原因は、ldap_get_option()のLDAP_OPT_RESULT_CODEオプションで参照してください。
名前
ldap_simple_bind_s
形式
#include "idldap.h" int ldap_simple_bind_s( LDAP *ld, const char *dn, const char *passwd );
機能説明
この関数は、リポジトリサーバに対して同期型の簡易認証を要求します。
アノニマスでアクセスする場合は、dnパラメタ、およびpasswdパラメタにNULLを指定します。
また、BINDを省略すると、サーバへの要求は、すべてアノニマスアクセスとして処理されます。
ldapssl_init()で獲得したセションハンドルを使用している場合、SSLライブラリで発生したエラーをldapssl_error()で参照することができます。
パラメタ
ldap_init()、またはldapssl_init()で通知された、セションハンドルを指定します。
BINDするためのDNのアドレスを指定します。NULLを指定した場合、サーバにアノニマス(匿名ユーザ)でBINDします。
BINDするためのパスワードのアドレスを指定します。
復帰値
この関数では、復帰値としてLDAPエラーコードを返します。LDAPエラーコードの値については、“メッセージ集”の“LDAPエラーコード”を参照してください。
正常終了の場合 : LDAP_SUCCESS
異常終了の場合 : LDAP_SUCCESS 以外のLDAPエラーコード