システム用動作環境ファイルを新規作成します。
システム用動作環境ファイルを、以下のサンプルの動作環境ファイルから複写し、作成します。
Shunsakuのインストール先のフォルダ¥Shunsaku¥etc¥system¥system.cfg-sample
編集したシステム用動作環境ファイルは、サンプル用と同じディレクトリにShunsakuシステム名.cfgというファイル名で格納します。
システム用動作環境ファイルの実行パラメタは以下の表のとおりです。
システム用動作環境ファイルの詳細については、“導入・運用ガイド”の“システム用動作環境ファイルの実行パラメタ”を参照してください。
実行パラメタ | 意味 | 記述の省略 | 記述項目 | 備考 |
---|---|---|---|---|
conductorのサーバ情報 | 不可 |
| - | |
sorterのサーバ情報 | 不可 |
| - | |
directorのサーバ情報 | 不可 |
| - | |
searcherのサーバ情報 | 不可 |
| - | |
検索用データの文字コード | 可 |
から1つを選択 | 省略時:UTF-8 | |
半角英字の大文字・小文字の区別 | 可 | 0: 区別する | 省略時:0 | |
全角英字の大文字・小文字の区別 | 可 | 0: 区別する | 省略時:0 | |
スキップキャラクタ(検索対象外とする文字) | 可 | 検索対象外として扱う文字を二重引用符で括って指定 | 省略時はすべての文字列が検索対象 | |
クエリの形式 | 可 | 0: 互換形式のクエリを使用しない | 省略時:0 | |
区切り文字 | 可 | 区切り文字として扱う文字を二重引用符で括って指定 | 省略時は、“省略時の区切り文字”に記述している文字を区切り文字とします。 | |
モニタリングの出力形式 | 可 | 0: 新しい出力形式 | 省略時:0 | |
属性値の検索 | 可 | 0: 属性値の検索を行う | 省略時:0 |
注) 属性値の検索を有効にする場合はパラメタ追加を行う必要はありませんが、XMLデータに関する留意事項がありますので注意してください。詳細については、“アプリケーション開発ガイド”の“XML形式に関する留意事項”を参照してください。
備考. 上記以外のパラメタについては、必要に応じて編集します。
以下に、各実行パラメタの設定手順を説明します。
Conductor
conductor識別子
“A.2.2 システムのプロセス構成の確認”の“conductor情報の確認”で確認または決定を行ったconductor識別子を設定します。
ホスト名またはIPアドレス
ディレクタサーバのホスト名またはIPアドレスを設定します。
管理コンソールを使用する場合は、ループバックアドレス127.0.0.1および127.0.0.1を表すホスト名(通常はlocalhost)を指定しないでください。ループバックアドレス以外のホスト名またはIPアドレスを指定してください。
要求受付ポート番号
以下のように、アプリケーションからの要求を受け付けるポート番号を決定します。
現在のシステムの運用形態 | ポート番号の決定方法 |
---|---|
conductorを使用している | conductor用動作環境ファイルのMySearchPortパラメタに設定されているポート番号を設定 |
conductorを使用していない | ディレクタサーバで使用されていないポート番号を設定 |
Sorter
sorter識別子
“A.2.2 システムのプロセス構成の確認”の“sorter情報の確認”で確認または決定を行ったsorter識別子を設定します。
ホスト名またはIPアドレス
ディレクタサーバのホスト名またはIPアドレスを設定します。
管理コンソールを使用する場合は、ループバックアドレス127.0.0.1および127.0.0.1を表すホスト名(通常はlocalhost)を指定しないでください。ループバックアドレス以外のホスト名またはIPアドレスを指定してください。
conductorからの要求を受け付けるポート番号
以下のように、conductorからの要求を受け付けるポート番号を決定します。
現在のシステムの運用形態 | ポート番号の決定方法 |
---|---|
sorterを使用している | conductor用動作環境ファイルのSorterInfoパラメタに設定されているポート番号を設定 |
sorterを使用していない | ディレクタサーバで使用されていないポート番号を設定 |
Director
“A.2.2 システムのプロセス構成の確認”の“director情報の確認”で特定した現在のシステムで使用しているdirectorの数分、Directorパラメタを以下のように設定します。
director識別子
ホスト名またはIPアドレス
ディレクタサーバのホスト名またはIPアドレスを設定します。
管理コンソールを使用する場合は、ループバックアドレス127.0.0.1および127.0.0.1を表すホスト名(通常はlocalhost)を指定しないでください。ループバックアドレス以外のホスト名またはIPアドレスを指定してください。
searcherへの検索要求を発行するポート番号
director用動作環境ファイルのSearcherSearchPortの値を設定します。
searcherへの更新要求を発行するポート番号
director用動作環境ファイルのSearcherEntryPortの値を設定します。
要求受付ポート番号
director用動作環境ファイルのMySearchPortの値を設定します。
director番号
以下のように、director番号を決定します。
現在のシステムの運用形態 | director番号の決定方法 |
---|---|
conductorを使用している | conductor用動作環境ファイルのDirectorInfoに記述されたdirector番号 |
conductorを使用していない | 現在のシステムで運用に使用しているdirectorは1台であるため10を設定 |
Searcher
“A.2.2 システムのプロセス構成の確認”の“searcher情報の確認”で特定した現在のシステムで使用しているsearcherの数分、Searcherパラメタを以下のように設定します。
searcher識別子
ホスト名またはIPアドレス
searcherが配置されるサーバのホスト名またはIPアドレスを設定します。
管理コンソールを使用する場合は、ループバックアドレス127.0.0.1および127.0.0.1を表すホスト名(通常はlocalhost)を指定しないでください。ループバックアドレス以外のホスト名またはIPアドレスを指定してください。
directorからの要求を受け付けるポート番号
searcher用動作環境ファイルのMyPortの値を設定します。
接続するdirectorのdirector識別子
CharacterCode
以下のようにCharacterCodeの値を決定します。
現在のシステムの運用形態 | CharacterCodeの決定方法 |
---|---|
conductorを使用している | conductor用動作環境ファイルのCharacterCodeパラメタに指定されている値と同じ値を設定します。CharacterCodeパラメタが省略されていた場合は、director用動作環境ファイルのCharacterCodeパラメタに指定されている値と同じ値を設定します。どちらも省略されていた場合は、同様に省略します。 |
conductorを使用していない | director用動作環境ファイルのCharacterCodeパラメタに指定されている値と同じ値を設定します。CharacterCodeパラメタが省略されていた場合は、同様に省略します。 |
ANKmix
director用動作環境ファイルのANKmixパラメタにdirectorごとの設定が個別にされているので、省略します。
KNJmix
director用動作環境ファイルのKNJmixパラメタにdirectorごとの設定が個別にされているので、省略します。
注意
本パラメタは、日本語の文字コードで有効となります。日本語の文字コードを使用する場合は、“CharacterCode”を、“UTF-8”、“SHIFT-JIS”、“EUC”のいずれかを指定してください。
SkipChar
director用動作環境ファイルのSkipCharパラメタにdirectorごとの設定が個別にされているので、省略します。
ExtendedQuery
互換形式のクエリを使用するか否かを以下の値で指定します。本パラメタが省略された場合、0が指定されたものとみなします。
指定 | ExtendedQueryの決定方法 |
---|---|
0 | 互換形式のクエリを使用しない |
1 | 互換形式のクエリを使用する |
互換形式については、“アプリケーション開発ガイド”の“検索式”を参照してください。
SeparateChar
本パラメタは、ExtendedQueryの指定で「互換形式のクエリを使用しない」を指定した場合に有効となります。
SeparateCharに指定する文字は複数指定可能です。複数指定する場合は、個々の文字列をカンマ(,)で区切って指定します。
SeparateCharには、制御文字以外のASCII文字、改行および水平タブを指定します。
下記の文字をSeparateCharに指定する場合は、エスケープ文字を付加してSeparateCharを表現してください。エスケープ文字は“¥”です。
区切り文字 | 指定方法 |
---|---|
半角空白 | ¥s |
改行 | ¥n |
水平タブ | ¥t |
カンマ | ¥, |
二重引用符 | ¥" |
¥マーク | ¥¥ |
本パラメタを省略した場合、以下の“省略時の区切り文字”に記述している文字が区切り文字となります。
¥t | ¥n | ¥s | ! | ¥" | # |
$ | % | & | ' | ( | ) |
* | + | ¥, | - | . | / |
: | ; | < | = | > | ? |
@ | [ | ¥¥ | ] | ^ | _ |
` | { | | | } | ~ |
MonitoringStyle
モニタリングの出力形式を以下から決定します。本パラメタが省略された場合、0が指定されたものとみなします。
指定 | 出力形式 |
---|---|
0 | shuncstate、shunostate、shundstate、shunsstateコマンドでw、p、i、cのいずれのオプションも指定しない場合は、wオプションが指定されたものとみなされ、新しい出力形式で情報を表示します。 |
1 | shuncstate、shunostate、shundstate、shunsstateコマンドでw、p、i、cのいずれのオプションも指定しない場合は、6.0系の出力形式で情報を表示します。 |
SearchAttribute
属性値の検索を行うかどうかを以下の値で指定します。本パラメタを省略した場合、0を指定したものとみなされます。
指定 | SearchAttributeの決定方法 |
---|---|
0 | 属性値の検索を行う |
1 | 属性値の検索を行わない |
参照
属性値の検索を行う場合の留意事項については、“アプリケーション開発ガイド”の“XML形式に関する留意事項”を参照してください。
他のパラメタについては必要に応じて編集してください。