以下について説明します。
Interstage Web Serverを使用している場合は、チューニングの必要はありません。
■Interstageシステム定義ファイルの生成
通常の運用ではカスタマイズの必要はありません。
Interstageの接続クライアント数を変更する場合は、システム規模にあわせてisgendefコマンドのscale-valueの値を設定してください。
isgendefコマンドの詳細については、“運用ガイド(基本編)”の“Interstage統合コマンドによる運用操作”を参照してください。
■CORBAサービス環境定義のチューニング
通常の運用ではカスタマイズの必要はありません。
システム規模の拡張やIJServerの追加によりデフォルト値の設定で資源が不足する場合は、“第2章 Interstageのチューニング”に記載されている「CORBAサービスの動作環境ファイル」の加算値を参照して、InterstageをインストールしたマシンでCORBAサービス環境定義のステートメント値を加算してください。
EJBサービスを使用する場合
IJServerの作成/削除、EJBアプリケーションを配備/配備解除するために、EJBサービスとしてCORBAサービスの資源を使用します。以下の値を加算してください。
ステートメント | 加算値 |
---|---|
max_processes | 1 |
max_IIOP_resp_con | 1 |
IJServerを追加した場合
IJSererのタイプが以下の場合を対象としています。
WebアプリケーションとEJBアプリケーションを別JavaVMで運用
EJBアプリケーションのみ運用
チューニングの対象は、上記2タイプのIJServerにおけるEJBコンテナのプロセスになります。
ステートメント | 加算値 |
---|---|
max_processes | 追加するIJServer(EJBコンテナ)のプロセス多重度 |
max_exec_instance | 追加するIJServer(EJBコンテナ)のプロセス数 × |
max_impl_rep_entries | 3 |
クライアントアプリケーションを追加した場合
J2EEアプリケーションクライアントまたは、アプレットからEJBアプリケーションを呼び出す場合には、以下の値を加算してください。
ステートメント | 加算値 |
---|---|
max_IIOP_resp_con | 追加するクライアントアプリケーションのプロセス数 |
EJBアプリケーションを呼び出すアプリケーションをIJServerに配備した場合
別マシンや別プロセスからEJBアプリケーションを呼び出す場合、以下の値を加算してください。
ステートメント | 加算値 |
---|---|
max_IIOP_resp_con | EJBアプリケーションを呼び出す側のIJServerのプロセス数 |
上記のEJBアプリケーションを呼び出すアプリケーションのプロセス数には、以下の表に示すプロセス数の合計値を使用してください。
WebアプリケーションとEJBアプリケーションを同一JavaVMで運用する場合
| 条件 | 加算値 |
---|---|---|
1 | WebアプリケーションやEJBアプリケーションから別のIJServerに配備されているEJBアプリケーションを呼び出す場合 | IJServerのプロセス多重度 |
2 | WebアプリケーションやEJBアプリケーションから別のIJServerに配備されているEJBアプリケーションを呼び出さない場合 | なし |
WebアプリケーションとEJBアプリケーションを別JavaVMで運用する場合
| 条件 | 加算値 |
---|---|---|
1 | Webアプリケーションから同じIJServerに配備されているEJBアプリケーションを呼び出す場合 | Servletコンテナのプロセス多重度 (注1) |
2 | EJBアプリケーションから同じIJServerに配備されているEJBアプリケーションを呼び出す場合 | EJBコンテナのプロセス多重度 (注2)(注3) |
3 | Webアプリケーションから別のIJServerに配備されているEJBアプリケーションを呼び出す場合 | Servletコンテナのプロセス多重度 (注1) |
4 | EJBアプリケーションから別のIJServerに配備されているEJBアプリケーションを呼び出す場合 | EJBコンテナのプロセス多重度 (注2) |
注1) 1と3の条件を満たす場合は、1回加算してください。
注2) 2と4の条件を満たす場合は、1回加算してください。
注3) アプリケーション環境定義で「ローカル呼出し」が“する”に設定されているEJBアプリケーションの場合、加算する必要はありません。
EJBアプリケーションのみ運用する場合
| 条件 | 加算値 |
---|---|---|
1 | EJBアプリケーションから同じIJServerに配備されているEJBアプリケーションを呼び出す場合 | EJBコンテナのプロセス多重度 (注1)(注2) |
2 | EJBアプリケーションから別のIJServerに配備されているEJBアプリケーションを呼び出す場合 | EJBコンテナのプロセス多重度 (注1) |
注1) 1と2の条件を満たす場合は、1回加算してください。
注2) アプリケーション環境定義で「ローカル呼出し」が“する”に設定されているEJBアプリケーションの場合、加算する必要はありません。
Webアプリケーションのみ運用する場合
| 条件 | 加算値 |
---|---|---|
1 | Webアプリケーションから別のIJServerに配備されているEJBアプリケーションを呼び出す場合 | Servletコンテナのプロセス多重度 |
EJBアプリケーションを使用する場合、CORBAサービスの無通信監視は使用できません。