■要素ごとの見積もり
監査ログデータベースに取得する情報は、以下の4種類です。
各情報の見積もり式を以下に示します。
1時間当たりに発生するコネクション数、1時間当たりに終了するコネクション数の合計を想定します。Interstage ディレクトリサービスでは、以下の量です。
A: 利用者のアプリケーション実行に関する情報 = 340 × (最大コネクション数 + 1) × リポジトリ数 (バイト) |
1時間当たりに実行されるすべてのSQL文の数を想定します。以下の見積もり式から計算します。
B: 利用者の資源アクセスに関する情報 = 5,635 × 1時間あたりのエントリ更新数 + 805 × 1時間あたりのエントリ検索数 (バイト) |
1時間当たりに管理者によって実行される、RDBコマンドおよびSQL文の数を想定します。以下の見積もり式から計算します。
C: 管理者によるシステムの保守および運用に関する情報 = 9,548 × 1時間あたりのエントリ更新数 + 1,364 × 1時間あたりのエントリ検索数 (バイト) |
1時間当たりに発生するエラー事象に応じて指定します。最低値は、10,000バイトとします。
D: システムが検出した異常事象に関する情報 = 10,000 (バイト) |
■監査ログエレメントサイズ
1時間当たりに必要となる監査ログエレメント容量に、退避間隔時間を掛け合わせた値がrdbauditコマンドで指定する監査ログエレメントサイズとなります。
退避間隔時間をH(時間)とすると、求める監査ログエレメントサイズは以下のようになります。
監査ログエレメントサイズ = (A + B + C + D + 10,000) × H (バイト) |