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Interstage Application Server ディレクトリサービス運用ガイド

D.1.3 RDBディレクトリファイルの見積もり

  RDBディレクトリファイルの見積もりについて説明します。

RDBディレクトリファイルの見積り式

  RDBディレクトリファイルの見積もり式を以下に示します。

  それぞれのファイルの見積もり式について説明します。除算結果の小数点以下は、整数に切り上げてください。

  1Kバイトは1,024バイト、1Mバイトは1,024Kバイトです。

■ユーザデータベース用のRDBディレクトリファイル

ユーザデータベース用のRDBディレクトリファイル = ((4 + 2.1 × B + 1.1 × S + 1.5 × D + P) / 256) × r (Mバイト)

  B : RDBシステム内のデータベース数
  S : RDBシステム内のデータベーススペース数
  D : RDBシステム内のDSI数 (注1)
  P : ページ管理域 
  r : 安全率(1.3以上) (注2)

注1) Interstage ディレクトリサービス用のRDBシステムを作成した場合、合計16のDSIが作成されます。
注2) 1.3を推奨しています。

ページ管理域 = DSIのページ数の合計 / 8,704

  

DSIのページ数の合計

  DSIのスペース割付量の合計(Kバイト) / 4

DSIのスペース割付量の合計

  テーブルの詳細設定をしない場合:82.5 × エントリ数 + 1200

  テーブルの詳細設定をする場合  :詳細定義ファイルに定義するすべてのサイズの合計

RDBディクショナリ用のRDBディレクトリファイル

RDBディクショナリ用のRDBディレクトリファイル = 1Mバイト

運用別RDBディレクトリファイルの見積もり式

  RDBディレクトリファイルの見積もり式について、以下に示します。

  除算結果の小数点以下は、整数に切り上げてください。

  1Kバイトは1,024バイト、1Mバイトは1,024Kバイトです。

■監査ログ運用の場合

  監査ログ運用の場合の見積もり式を以下に示します。

RDBディレクトリファイル
RDBディレクトリファイル = A + B + C + 1 (Mバイト)

  A : ユーザデータベース用のRDBディレクトリファイルの見積もり値
  B : RDBディクショナリ用のRDBディレクトリファイルの見積もり値
  C : 監査ログの管理情報

  ユーザデータベース用のRDBディレクトリファイルの見積もり値、およびRDBディクショナリ用のRDBディレクトリファイルの見積もり値については、“RDBディレクトリファイルの見積もり式”を参照してください。

監査ログの管理情報

監査ログの管理情報 = ((1.1 × E + 1.5 × F + G) / 512) × r(Mバイト)

  E : 監査ログデータベースを配置したローデバイス数 
  F : 監査ログデータベースのエレメント数 
  G : 監査ログのページ管理域 
  r : 安全率 (1.3以上) (注1)

  注1) 1.3を推奨しています。

監査ログのページ管理域 = (41.6 × 監査ログのエレメントサイズ × F) / 5,632

  監査ログのエレメントサイズは、“D.1.10 監査ログの見積もり式”を参照してください。ページ管理域の計算結果が、F(エレメント数)未満の場合は、Fに切り上げてください。

■フェイルオーバ運用の場合

  フェイルオーバ運用の場合の見積もり式を以下に示します。

◆RDBディレクトリファイル
RDBディレクトリファイル = A + B + 1 (Mバイト)

  A : ユーザデータベース用のRDBディレクトリファイルの見積もり値
  B : RDBディクショナリ用のRDBディレクトリファイルの見積もり値

  ユーザデータベース用のRDBディレクトリファイルの見積もり値およびRDBディクショナリ用のRDBディレクトリファイルの見積もり値については、“RDBディレクトリファイルの見積もり式”を参照してください。