マスタサーバのリポジトリに、追加したスレーブサーバのリポジトリの情報を設定します。マスタサーバのマシンのInterstage管理コンソールを使用して、以下の手順で行います。
[システム] > [サービス] > [リポジトリ](管理サーバの場合は、[一括操作] > [Interstage管理コンソール] > [Interstage Application Server] > [セキュリティ] > [リポジトリ])をクリックし、[リポジトリ:状態]画面でマスタ運用を行うリポジトリをクリックしてください。
[詳細設定[表示]]をクリックし、[レプリケーション定義]の[運用形態の指定]が“マスタで運用する”に設定されている場合は、手順3に進んでください。
“マスタで運用する”に設定されていない場合は、“マスタで運用する”を選択します。新たに[レプリケーション先ホスト一覧]が表示されます。
[追加]ボタンをクリックし、新たに表示される[レプリケーション先ホスト情報]の各項目に、追加するスレーブサーバのマシンの情報を設定して、[適用]ボタンをクリックします。なお、レプリケーションをSSL通信でする([SSLの使用]で“使用する”を選択した)場合は、[クライアント証明書の提示]に“提示する”を、[SSL定義]にマスタサーバのSSL通信環境の構築で定義したSSL定義を選択します。
サイト証明書が登録されている状態で、[クライアント証明書の提示]を“提示しない”とした場合、SSL定義が不要になりますが、マスタサーバからスレーブサーバへすべてのサイト証明書が自動的に送信されます。セキュリティ面の配慮から、“提示する”を選択してください。
適用には数秒から数分程度の時間が必要です。レプリケーション先への接続確認が含まれます。適用の時間はSSLの使用状態、ネットワーク環境、およびマシン性能により多少違います。
設定変更を行ったリポジトリのチェックボックスをチェックし、[起動]ボタンをクリックして、リポジトリを起動してください。
リポジトリをマスタサーバ運用に設定を変更する方法として、コマンド(irepconfigコマンド)を使用することもできます。マスタサーバ側のリポジトリ環境定義ファイルに以下の値を設定します。
operation_mode (運用形態の指定) に「master」を設定します。
slave_info (レプリケーション先ホスト情報)に、接続先スレーブサーバの情報を指定します。
host (ホスト名)
port (ポート番号)
use_ssl (SSL通信の使用)
clientcert (クライアント証明書の提示)
ssl_configuration (SSL定義名)
binddn (接続用DN)
bindpasswd_file (接続用パスワードのパスワードファイル)
詳細は、“リファレンスマニュアル(コマンド編)”の“irepconfig”-“modifyサブコマンド”、および“リポジトリ環境定義ファイル”を参照してください。
マスタサーバの設定でスレーブサーバの情報(slave_host1)を追加する場合の、リポジトリ環境定義ファイルの定義例 (例ではレプリケーション運用の定義以外は省略しています)
# Replication Settings |
(*)改行を入れないで1行で入力します。