マスタサーバのリポジトリデータのバックアップを、スレーブサーバのマシンにリストアします。
マスタサーバのリポジトリデータのリストアは、以下の手順で行います。
“C.1.3 マスタサーバのリポジトリのバックアップ”で作成したバックアップディレクトリ(Solaris、Linuxではバックアップファイル)を、スレーブサーバのマシンに転送します。
転送する場合には、第三者に盗聴されないように注意してください。また、使用後は必ず削除してください。
スレーブサーバのマシンのInterstage管理コンソールを使用して、[システム] > [サービス] > [リポジトリ](管理サーバの場合は、[一括操作] > [Interstage管理コンソール] > [Interstage Application Server] > [セキュリティ] > [リポジトリ])をクリックします。
[リポジトリ:状態]画面でスレーブ運用をするリポジトリの状態を確認します。停止でない場合、チェックボックスをチェックし、[停止]ボタンをクリックして、リポジトリを停止します。
スレーブサーバのマシン上でireprestsysコマンドを-dataonlyオプションを指定して実行し、バックアップディレクトリ(Solaris、Linuxではバックアップファイル)のデータをリストアします。コマンドに指定するリポジトリ名は、バックアップしたリポジトリの名前と同じものを指定してください。
データベースの置き換えをするかどうかの確認メッセージが表示されますので、置き換える場合は、“y”、または“Y”を入力してリストアを続行してください。リストアを中止する場合は、“n”、または“N”を入力してください。その他のキーを入力した場合は、以下のメッセージを再度出力してキー入力待ちとなります。
ireprestsysコマンドの詳細については、“リファレンスマニュアル(コマンド編)”の“バックアップコマンド”を参照してください。
バックアップ先ディレクトリ X:\Backup\irep\rep001_back
リポジトリ名 rep001
データベース格納先 C:\Interstage\Enabler\EnablerDStores\IREP\rep001\data
ireprestsys -d X:\Backup\irep\rep001_back -R rep001 -dataonly |
バックアップファイル名 /backup/irep/rep001_back.tar.gz
リポジトリ名 rep001
データベース格納先 /var/opt/FJSVena/EnablerDStores/FJSVirep/rep001/data
# ireprestsys -f /backup/irep/rep001_back.tar.gz -R rep001 -dataonly |
バックアップファイル名 /backup/irep/rep001_back.tar.gz
リポジトリ名 rep001
データベース格納先 /var/opt/FJSVena/DStores/FJSVirep/rep001/data
# ireprestsys -f /backup/irep/rep001_back.tar.gz -R rep001 -dataonly |