スレーブサーバのリポジトリを構築するマシンのInterstage管理コンソールを使用して、以下の手順で行います。
作成には数分程度の時間が必要です。リポジトリ内部で使用するデータベース情報の作成が含まれます。作成に要する時間はマシン性能により多少異なります。
[システム] > [サービス] > [リポジトリ] > [新規作成]タブ(管理サーバの場合は、[一括操作] > [Interstage管理コンソール] > [Interstage Application Server] > [セキュリティ] > [リポジトリ] > [新規作成]タブ)を選択します。
以下のように、各項目を指定し、[作成]ボタンをクリックします。
以下の太字部分は、マスタサーバのリポジトリと同じ設定にする必要があります。
[簡易設定]
リポジトリ名
マスタサーバのリポジトリと同じ名前を指定します。リポジトリの新規作成時にのみ指定できます。作成後は値を変更できません。
管理者用DN
作成するリポジトリを管理するための管理者のDN(識別名)をDN形式で指定します。リポジトリの新規作成時にのみ指定できます。作成後は値を変更できません。
管理者用DNのパスワード
作成するリポジトリを管理するための管理者のパスワードを指定します。
管理者用DNのパスワード(再入力)
作成するリポジトリを管理するための管理者のパスワードを再入力します。
公開ディレクトリ
マスタサーバのリポジトリと同じ指定をします。リポジトリの新規作成時にのみ指定できます。作成後は値を変更できません。
データベース格納先
マスタサーバのリポジトリと同じ指定をします。リポジトリの新規作成時にのみ指定できます。作成後は値を変更できません。
[詳細設定]接続設定
通常(非SSL)ポート番号
非SSL通信で使用するポート番号を指定します。リポジトリの新規作成時にのみ指定できます。作成後は値を変更できません。
SSLの使用
SSL通信を行うかどうかを指定します。リポジトリの新規作成時にのみ指定できます。作成後は値を変更できません。
SSLポート番号
SSL通信で使用するポート番号を指定します。リポジトリの新規作成時にのみ指定できます。作成後は値を変更できません。
SSL定義
SSL通信で使用するSSL定義を決定します。
その他の項目については、設定されている初期値を、通常変更する必要はありません。必要に応じて変更してください。
各項目の値に指定できる文字、文字数、範囲など定義詳細は、Interstage管理コンソールのヘルプを参照してください。
リポジトリの作成が完了すると、[システム] > [サービス] > [リポジトリ]の[リポジトリ:状態]画面(管理サーバの場合は、[一括操作] > [Interstage管理コンソール] > [Interstage Application Server] > [セキュリティ] > [リポジトリ]の[リポジトリ:状態]画面)に作成したリポジトリが追加されます。
作成したリポジトリは、下記の名前でWindows(R)のサービスにも追加されます。
Interstage Directory Service(リポジトリ名) |
マスタのリポジトリの設定を確認する場合は、マスタサーバを構築したマシンのInterstage管理コンソールを使用して確認してください。[システム] > [サービス] > [リポジトリ](管理サーバの場合は、[一括操作] > [Interstage管理コンソール] > [Interstage Application Server] > [セキュリティ] > [リポジトリ])をクリックし、[リポジトリ:状態]画面でマスタ用に作成したリポジトリをクリックしてください。[簡易設定]、あるいは[詳細設定[表示]]をクリックして、設定内容を確認してください。
[リポジトリ:状態]画面から、作成したリポジトリを起動します。
リポジトリの作成には、コマンド(irepconfigコマンド)を使用することもできます。リポジトリ環境定義ファイルの、以下の項目をマスタサーバのリポジトリと同じ値にします。
suffix (公開ディレクトリ)
ena_directory (データベース格納先)
encrypt_type (パスワード暗号化方式)
irepconfigコマンドの詳細は、“リファレンスマニュアル(コマンド編)”の“irepconfig”-“createサブコマンド”、および“リポジトリ環境定義ファイル”を参照してください。