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Interstage Application Server ディレクトリサービス運用ガイド

2.2 環境構築の流れ

  Interstage ディレクトリサービスの環境構築の作業は、大きく分けると以下の4つです。

  スタンドアロン形態、データベース共用形態、およびレプリケーション形態の構築作業は共通ですが、データベース共用形態で運用する場合は、データベースを共用するリポジトリの作成が、レプリケーション形態で運用する場合は、スレーブサーバの環境構築作業がそれぞれ必要です。
  また、リポジトリを複数作成する場合は、リポジトリごとにRDBを構築してください。

  以下に、運用形態に応じて必要な環境構築作業を示します。

スタンドアロン形態で運用する

  スタンドアロン形態で運用するには、以下の手順で構築してください。

  1. データベースの構築

    データベースにRDBを利用する場合に実施してください。

  2. SSL通信環境の構築

    SSL通信を使用する場合に実施してください。

  3. リポジトリの作成

  4. データの作成


データベース共用形態で運用する

  データベース共用形態で運用するには、以下の手順で構築してください。

  1. データベースの構築

  2. SSL通信環境の構築

    SSL通信を使用する場合に実施してください。

  3. リポジトリの作成

  4. データベース共用形態の作成

  5. データの作成


レプリケーション形態で運用する

  レプリケーション形態で運用するには、以下の手順で構築してください。
  なお、データベースにRDBを使用する場合のレプリケーション形態では、Interstage ディレクトリサービスのレプリケーション機能を使用しません。RDBのレプリケーション機能を使用します。

  1. データベースの構築

  2. SSL通信環境の構築

    SSL通信を使用する場合に実施してください。

  3. リポジトリの作成

  4. レプリケーション形態の作成

  5. データの作成


  各運用形態の手順2の“第4章 SSL通信環境の構築”は、Interstage ディレクトリサービスのクライアントとサーバ間でSSLを使用した暗号化通信をする場合に、実施してください。Interstage ディレクトリサービスでは、SSL通信の使用を推奨します。