本項では、Interstageのマルチサーバ管理機能とSystemwalker Software Deliveryを連携したアプリケーション配付・世代管理の概要を説明します。
以下で、Interstageのマルチサーバ管理機能とSystemwalker Software Deliveryを連携する環境の構成について説明します。
下図に、Interstageでマルチサーバ管理機能とSystemwalker Software Deliveryが連携した環境の構成概略図を示します。
Interstageのマルチサーバ管理機能とSystemwalker Software Deliveryを連携する場合、運用しているすべての管理対象サーバに対してSystemwalker Software Deliveryをインストールします。
サーバグループの場合は、以下の流れで資源を配付します。
Systemwalker Software Deliveryの運用管理サーバが、サーバグループ内の1台の部門管理サーバに資源を配付します。
1の部門管理サーバが中継して、サーバグループ内の他の部門管理サーバに資源を配付します。
管理対象サーバが以下のオペレーションシステムの場合、Systemwalker Software Deliveryと連携しての資源配布は行えません。
Windows Server(R) x64 Editions
Windows Server(R) for Itanium-based Systems
Linux for Intel64
Linux for Itanium
以下で、Interstageのマルチサーバ管理機能とSystemwalker Software Deliveryを連携する場合の操作の概要について説明します。
IJServer作成などのInterstage環境設定は、マルチサーバ管理の一括操作機能を用いて行ないます。
J2EEアプリケーションの配備とそのアプリケーションに関連する環境設定は、Systemwalker Software Deliveryにより配付されたスクリプトの実行により行ないます。
Interstageの起動・停止、IJServer起動・停止などの運用操作は、Interstageマルチサーバ管理の一括操作機能およびSystemwalker Software Deliveryにより配付されたスクリプトの双方から実行可能です。
以下で、Interstageのマルチサーバ管理機能とSystemwalker Software Deliveryを連携する場合の基本的な操作の流れについて説明します。
■ アプリケーション操作種別の設定を個別操作モードに変更
Interstageマルチサーバ管理機能のアプリケーション操作種別を個別操作モードに設定します。詳細は6.2.2.1 アプリケーション操作種別の設定を個別操作モードに変更”を参照してください。
■ Interstageマルチサーバ管理機能の環境構築
詳細は■サイト内のInterstageの環境構築”を参照してください。
■ Interstageの配付資源の準備
Systemwalker Software Deliveryによって配付する資源の準備を行ないます。詳細は“6.2.2.4 Interstageの配付資源の準備”を参照してください。
■ Interstageのスクリプトの作成
Systemwalker Software Deliveryによってアプリケーション資源と同時に配付するスクリプトを作成します。詳細は6.2.2.5 Interstageのスクリプト作成”を参照してください。
■ アプリケーション資源の配付
Systemwalker Software Deliveryによってアプリケーション資源を配付します。詳細は“6.2.3.1 アプリケーション資源の配付”を参照してください。
■ アプリケーションの配備
Systemwalker Software Deliveryによって配付した資源を適用します。詳細は“6.2.3.2 アプリケーションの配備”を参照してください。
■ アプリケーション操作種別の設定を一括操作モードに変更
InterstageとSystemwalker Software Delivery連携を中止する場合、Interstageマルチサーバ管理機能のアプリケーション操作種別を一括操作モードに戻してください。