ここでの記載内容は、Solaris版 10.1を対象にしています。
クライアントの場合は、“Windows版 V10.0L20/V10.0L21の場合”を参照してください。
世代管理の設定
保守情報の世代管理を行う場合は、保守情報収集ツールを使用する前に、以下のコマンドを実行してください。コマンドの詳細は、“Systemwalker CentricMGR リファレンスマニュアル”を参照してください。
/opt/FJSVftlc/swcolinf/swcolinf -w OverWriteCount |
[OverWriteCount]:世代数を設定します。設定範囲は、1~10です。
ポイント
世代管理を設定した場合、収集した情報は、以下のように世代別で管理されます。(OverWriteCountの設定を10にした場合)
情報格納先ディレクトリ/CentricMGR/0001 |
世代管理の設定を変更する場合も、世代管理の設定コマンドを実行します。
保守情報の収集方法
以下のコマンドを実行し、保守情報を収集します。
コマンドの詳細は、“Systemwalker CentricMGR リファレンスマニュアル”を参照してください。
/opt/FJSVftlc/swcolinf/swcolinf [-i Name] -o OutPath [-c Comment] |
→採取状況および格納先が表示されます。
# ./swcolinf -i framework -o /export/home |
注意
資料が収集されなかった場合
収集できなかった資料と格納先が機能別に表示されます。その場合は、再度保守情報の収集を行ってください。
再度実行しても採取できない資料があった場合は、収集できなかった資料を格納先へコピーしてください。詳細は、“保守情報を収集できなかった場合”を参照してください。
ポイント
保守情報収集(全項目)にかかる時間の目安は、以下のとおりです。
CPU:SPARC64(TM) GP 400MHz × 2
メモリ:2048MB
収集時間:6分15秒
保守情報の収集状況の確認
以下のコマンドを実行し、保守情報の収集状況を確認します。
コマンドの詳細は、“Systemwalker CentricMGR リファレンスマニュアル”を参照してください。
/opt/FJSVftlc/swcolinf/swcolinf -l Outpath |
採取した資料の情報を表示する格納先ディレクトリを指定します。
→指定した格納先配下の世代情報を表示します。
【実行例】
保守情報の収集状況の実行例を示します。
*** Systemwalker CentricMGR Information *** OUTPATH:/temp FOLDER DATE FUNCTION COMMENT /temp/CentricMGR/0001 2002/05/05 10:10:10 all all /temp/CentricMGR/0002 2002/05/06 10:10:10 event,tool tool:error |
自動収集について
イベント監視やプロセス監視で、コマンドを発行する機能と連携して保守情報収集ツールのコマンドを設定し、トラブル発生時に自動的に調査資料が採取できるようになります。
詳細は、“Systemwalker CentricMGR 導入手引書”を参照してください。
注意事項
クラスタシステムの場合
クラスタシステムで運用している場合は、運用系、待機系の両方のノードで収集してください。また、収集時には、共有ディスクへのアクセスを取得してから収集してください。
運用管理サーバ二重化の場合
主系サーバ、従系サーバの両方で収集してください。