対象バージョンレベル
Systemwalker Centric Manager
Windows版:V5.0L10以降
Solaris版:5.0以降
HP-UX版:5.1以降
AIX版:10.0以降
Linux版:5.2、V10.0L10以降
Systemwalker Event Agent
Windows版:V10.0L20以降
Solaris版:10.1以降
Linux版:V11.0L10以降
対処1
確認ポイント
[Systemwalkerコンソール システム監視](V10.0L21/10.1以前または、[Systemwalkerコンソール](V11.0L10/11.0以降)に、1000件以上イベントを残していませんか。
原因
[Systemwalkerコンソール システム監視](V10.0L21/10.1以前)または[Systemwalkerコンソール](V11.0L10/11.0以降)では、画面に表示されている部分しか対処済みにできません。
対処方法
[Systemwalkerコンソール システム監視] (V10.0L21/10.1以前)または[Systemwalkerコンソール](V11.0L10/11.0以降)に表示できるイベントの数は1000件で、対処済にしたあと、[Systemwalkerコンソール システム監視] (V10.0L21/10.1以前)または[Systemwalkerコンソール](V11.0L10/11.0以降)を再起動すると、ログの中に未対処で残っているログが表示されます。
ポイント
[Systemwalkerコンソール システム監視](V10.0L21/10.1以前)または[Systemwalkerコンソール](V11.0L10/11.0以降)は、初期表示時には100件で、起動中にイベントが発生すると、1000件まで表示されます。イベントが1000件、画面に表示されている状態で、[Systemwalkerコンソール システム監視](V10.0L21/10.1以前)または[Systemwalkerコンソール](V11.0L10/11.0以降)を再起動すると、最新の未対処のイベントが100件表示されます。
【例】
未対処のイベントが2000件あります。(監視イベント番号1-2000)
[Systemwalkerコンソール システム監視](V10.0L21/10.1以前)または[Systemwalkerコンソール](V11.0L10/11.0以降)を起動すると、監視イベント番号1901-2000までのイベントが表示されます。
一括対処などでイベントをすべて対処します。
→1901-2000のイベントが対処済になります。
[Systemwalkerコンソール システム監視](V10.0L21/10.1以前)または[Systemwalkerコンソール](V11.0L10/11.0以降)を再起動します。
→1801-1900までのイベントが未対処の状態で表示されます。
対処2
確認ポイント
一括対処が終了する前に、[Systemwalkerコンソール システム監視] (V10.0L21/10.1以前)または[Systemwalkerコンソール](V11.0L10/11.0以降)を終了しましたか。
原因
一括対処が終了する前に、[Systemwalkerコンソール システム監視] (V10.0L21/10.1以前)または[Systemwalkerコンソール](V11.0L10/11.0以降)を終了すると、一括対処は途中でキャンセルされます。このためすべてのイベントは、対処済みになりません。
対処3
確認ポイント
再起動により、イベントログのメッセージが再度通知されていませんか。
原因
OSの予期しない停止が発生した場合、Systemwalker Centric Managerが処理したイベントの内容とOSのイベントログに残っているイベントの内容に矛盾が発生しイベントログが再度処理されてしまう場合があります。
対処方法
この問題には、アップデートパックで対応しています。以下の修正を適用してください。
V5.0L20 | アップデートパックU004以降 |
V5.0L30 | アップデートパックU003以降 |
V10.0L10 | アップデートパックU002以降 |
V10.0L20 | アップデートパックU001以降 |
対処4
確認ポイント
再表示されたのは監視ログファイル設定に登録したログファイルのメッセージですか。
原因
“監視対象のログファイルがうまく監視できない”を確認してください。
対処方法
“監視対象のログファイルがうまく監視できない”を確認してください。
対処5
確認ポイント
再表示されたメッセージは、Windows版のクラスタ環境の運用管理サーバにて発生したメッセージで、かつ、再表示の契機は運用管理サーバのフェールオーバ/フェールバックですか。
原因
クラスタ環境の運用管理サーバにおいて、運用系および待機系のクラスタノード定義ファイルの「NodeName」の記述に誤りがあります。この場合、運用系と待機系の整合性がとれないため、フェールオーバ/フェールバック時に監視済みのメッセージが再通知されます。
※クラスタノード定義ファイル
Systemwalkerインストールディレクトリ¥mpwalker.dm¥mpopagt¥etc¥opaclshosts |
対処方法
運用系および待機系のクラスタノード定義ファイルの「NodeName」を修正し、クラスタサービスを再起動してください。
ポイント
「NodeName」にはお互いのコンピュータ名を定義します。(ホスト名やIPアドレスではなくコンピュータ名です)
コンピュータ名は、コマンドプロンプト上でsetコマンドを実行し表示されるCOMPUTERNAMEから確認してください。