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Systemwalker Centric Manager/Systemwalker Event Agent トラブルシューティングガイド 監視編

9.2.4 ノード状態の監視、稼働状態の監視イベントが表示されない

ノード状態の監視対象サーバのシステムがダウンしても、監視イベント一覧に、ノード状態の監視、稼働状態の監視イベント(“ノードとの通信が不可となりました”)が表示されない場合の対処方法について説明します。

対象バージョンレベル

対処フロー図

対処手順の流れを以下に示します。

確認1:ポリシー設定の確認

ノード状態の監視、稼働状態の監視のポリシーが正しく設定されているか確認します。

ノード状態の監視のポリシーは、以下から設定変更できます。

[Systemwalkerコンソール]で、[ポリシー]メニューから[ポリシーの定義]-[ノード]-[ノード状態の監視]-[フォルダ]または[ノード]を選択します。

ポリシーの設定の詳細は、“Systemwalker Centric Manager 使用手引書 監視機能編”を参照してください。

確認2:トラップログ参照コマンドで、イベント変換履歴の確認

  1. 被監視ノードが所属する管理サーバ上で、以下のトラップログ参照コマンドを実行します。

    • [Windows版の場合]

      mptrpref -n -a 被監視ノードのIPアドレス

    • [Solaris版の場合]

      /opt/systemwalker/bin/mptrpref -n -a 被監視ノードのIPアドレス

  2. 以下のメッセージテキストが出力されているか確認します。

    出力内容の詳細は、“Systemwalker Centric Manager リファレンスマニュアル”を参照してください。この出力結果において、“ノード状態の監視” 、“稼働状態の監視”の対象ノードのIPアドレスとエージェントアドレスが一致する、または、ホスト名が一致するかを確認してください。(例は、Solaris版です。Windows版は、変換メッセージの先頭の文字列が“UX:”から“AP:”に変わります。)

    ---------------------------------------------------------------
    イベント変換時刻 : 20020405193527.047599+540
    監視イベント種別: ネットワーク
    エージェントアドレス: 10.10.10.10
    ホスト名: servera
    送信元IPアドレス: 10.10.10.1
    変換メッセージ : UX:MpCNappl: ERROR: 102: ノードとの通信が不可となりました. (TRAP agent:10.10.10.10 ... ※任意の文字列 )
    ---------------------------------------------------------------

  3. メッセージテキストが出力された場合は、“対処1ラップイベントトレースコマンドの実行”を参照してください。

対処1:トラップイベントトレースコマンドの実行

トラップイベントトレースコマンドを実行し、イベント通知経路を調査します。

ポイント

Systemwalker Centric Managerが、以下の運用形態の場合は、“用形態の場合”を参照し、コマンドを実行してください。

  • クラスタシステム

  • 二重化環境

  • 全体監視サーバ インターネット型

  • 全体監視サーバ 専用線型

  • DMZ

  1. 運用管理クライアントで、[Systemwalkerコンソール]を起動します。

  2. 被監視ノードが所属している管理サーバ上で、以下のトラップイベントトレースコマンドを実行し、調査用のイベントを送信します。

    • [Windows版の場合]

      mptrptrc -a 被監視ノードのIPアドレス

    • [Solaris版の場合]

      /opt/systemwalker/bin/mptrptrc -a 被監視ノードのIPアドレス

    • [Linux版の場合]

      /opt/systemwalker/bin/mptrptrc -a 被監視ノードのIPアドレス

  3. Systemwalker Centric ManagerがインストールされたノードからのSNMPトラップが出力れない”を参照し、トラップイベントトレースコマンド実行後の対処を実施します。