Interstage Studio ユーザーズガイド |
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付録D 旧資産からの移行 | > D.2 V7までの資産の移行に関する注意点 |
V7までのワークスペースを本バージョンのワークベンチで利用する場合および、V7までのプロジェクトをインポートして利用する場合には、ここに説明する注意点を参照ください。
JUnitのJARファイルの参照方法が変更になりました。V7までのプロジェクトでクラスパスに"ECLIPSE_HOME/plugins/org.junit_3.7.0/junit.jar"を設定している場合には、新しいクラスパスに変更する必要があります。従来のjunit.jarのクラスパス設定を削除し、代わりに"JUNIT_HOME/junit.jar"をクラスパスに設定してください。JUNIT_HOMEはJUnitのプラグインフォルダを参照するために導入されたクラスパス変数です。
なお"プロジェクトの自動更新"を使用することにより、JUnit関連のクラスパスを自動的に変更することができます。
外部フォルダを参照するクラスパスは、リンクフォルダを用いて設定するように変更になりました。V7までのプロジェクトでクラスパスに独自の外部フォルダを設定している場合には、リンクフォルダを用いた設定方式に変更する必要があります。従来の外部フォルダのクラスパス設定を削除し、代わりに以下の手順でリンクフォルダ方式のクラスパスを設定してください。
なお"プロジェクトの自動更新"を使用することにより、外部フォルダのクラスパス指定を自動的にリンクフォルダ方式に変更することができます。
リンクフォルダ内のファイルはワークベンチ内から変更可能になります。パッケージエクスプローラやナビゲータビューからリンクフォルダそのものを削除してもリンクが解除されるだけですが、リンクフォルダの中のファイルやフォルダを削除すると、そのファイルやフォルダが実際に削除されますのでご注意ください。
"プロジェクトの自動更新"を使用することにより、EARファイルの生成機能を自動的に更新することができます。
V7までのプロジェクトをインポートする場合、Javaコンパイラビルドツールの設定は引き継がれません。V7までのワークスペースを利用する場合にもこれらの設定は引き継がれません。デフォルト以外の設定にしている場合は再度設定し直してください。
Interstage Application Server 8.0から、WebService for J2EE規約に準拠したWebサービス機能が標準のWebサービス実行環境となっています。V7までのSOAPサービスのRPC方式を使用したアプリケーションについては、使用可能な型などの範囲が一部異なりますが、アプリケーションの実装部分については新しいJ2EEのWebサービスにも流用可能です。流用する場合には以下のように作業を行ってください。なお、V7までのWSDLファイルは相互接続性などの観点から流用を推奨しません。その他の流用時の注意点については"Interstage Application Server移行ガイド"を参照してください。
以前に使用していたインタフェースがある場合には、それがサービスエンドポイントインタフェースの規約の範囲かを確認してください。規約の範囲外の型を使用している場合には、使用可能な型の範囲でサービスエンドポイントインタフェースを作成してください。インタフェースが無い場合には、公開している機能から同様に使用可能な型の範囲でサービスエンドポイントインタフェースを作成してください。
サービスエンドポイントインタフェースからWebサービスに必要なファイルを生成してください。
既存の実装を流用し、データ型の変更や実行環境の違いなどを考慮して移植を行ってください。
WebアプリケーションプロジェクトおよびWebアプリケーションプロジェクト(Apcoordinator)を利用する場合は、以下の注意が必要です。
Tomcat起動構成は標準では利用できなくなりました。Webアプリケーションをデバッグする場合は、代わりにIJServer起動構成を使用することを推奨します。
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