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第10章 COBOL/CORBAリモート開発機能 | > 10.2 リモート開発のための環境設定 | > 10.2.2 サーバへのftpd/rexecサービスの導入と起動 |
Solarisサーバの場合、ftpdおよびrexecサービスは、デフォルトではオペレーティングシステムの導入時にインストールされ、常に起動するようになっています。
Solaris10の場合は、rexecサービスはオペレーティングシステムの導入時に起動するようになっていません。次の操作が必要になります。
- ステータスの確認
次のコマンドを実行してステータスを確認してください。
# svcs -a | grep rexec
disabled 18:28:10 svc:/network/rexec:default
実行結果の出力の先頭が"disabled"である場合は、rexecサービスを起動してください。
- rexecサービスの起動
次のコマンドを実行してrexecサービスを起動してください。
# svcadm enable svc:/network/rexec:default
Solarisサーバの場合、システム設定の変更は設定ファイルの内容を直接確認し、必要であればそれを修正することが一般的ですので、その方法について説明します。
Solarisサーバではftpdおよびrexecは、inetd(インターネットデーモン)から呼び出されるサービスです。したがって、次のファイルの内容を確認します。
"/etc/services"および"/etc/inetd.conf"内のftpdおよびrexecに関する記述が存在し、それが有効であれば、以降の作業は必要ありません。次にその例を示します。
/etc/servicesの例
# |
/etc/inetd.confの例
|
一方、ftpd、rexecの両方またはどちらかについての設定行がコメント化(行頭に"#")されている場合は、以降の作業を行ってください。
"/etc/services"および"/etc/inetd.conf"を修正します。
ftpdおよびrexecは、inetd配下で起動されるサービスであるため、inetdを再起動します。
次のコマンドを実行してください。
# kill -HUP `cat /var/run/inetd.pid` |
または、
# ps -ea | grep inetd |
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