Interstage Studio ユーザーズガイド
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第10章 COBOL/CORBAリモート開発機能 > 10.2 リモート開発のための環境設定 > 10.2.2 サーバへのftpd/rexecサービスの導入と起動

10.2.2.1 Solarisサーバの場合

Solarisサーバの場合、ftpdおよびrexecサービスは、デフォルトではオペレーティングシステムの導入時にインストールされ、常に起動するようになっています。

Solaris10の場合は、rexecサービスはオペレーティングシステムの導入時に起動するようになっていません。次の操作が必要になります。

Solarisサーバの場合、システム設定の変更は設定ファイルの内容を直接確認し、必要であればそれを修正することが一般的ですので、その方法について説明します。

  1. サービスの状態の確認

    Solarisサーバではftpdおよびrexecは、inetd(インターネットデーモン)から呼び出されるサービスです。したがって、次のファイルの内容を確認します。

    "/etc/services"および"/etc/inetd.conf"内のftpdおよびrexecに関する記述が存在し、それが有効であれば、以降の作業は必要ありません。次にその例を示します。

    /etc/servicesの例

    #
    # Network services, Internet style
    #

    ftp 21/tcp

    ## UNIX specific services
    ## these are NOT officially assigned
    #

    /etc/inetd.confの例



    # FTPD - FTP server daemon
    ftp stream tcp6 nowait root /usr/sbin/in.ftpd in.ftpd -a

    # REXECD - rexec daemon (BSD protocols)
    exec stream tcp nowait root /usr/sbin/in.rexecd in.rexecd
    exec stream tcp6 nowait root /usr/sbin/in.rexecd in.rexecd

    一方、ftpd、rexecの両方またはどちらかについての設定行がコメント化(行頭に"#")されている場合は、以降の作業を行ってください。

  2. サービスの設定の変更

    "/etc/services"および"/etc/inetd.conf"を修正します。

  3. サービスの起動

    ftpdおよびrexecは、inetd配下で起動されるサービスであるため、inetdを再起動します。

    次のコマンドを実行してください。

    # kill -HUP `cat /var/run/inetd.pid`

    または、

    # ps -ea | grep inetd
    inetdのプロセスIDが表示される。
    # kill -HUP inetdのプロセスID


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