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Interstage Studio Java EEワークベンチユーザーズガイド

B.3.2 プロジェクトの移行に関する注意点

V7までのワークスペースを本バージョンのJava EEワークベンチで利用する場合および、V7までのプロジェクトをインポートして利用する場合には、ここに説明する注意点を参照してください。

JUnitのクラスパスの設定

JUnitのJARファイルの参照方法が変更になりました。V7までのプロジェクトでクラスパスに"ECLIPSE_HOME/plugins/org.junit_3.7.0/junit.jar"を設定している場合には、新しいクラスパスに変更する必要があります。従来のjunit.jarのクラスパス設定を削除し、代わりにJUnitライブラリをクラスパスに設定してください。JUnitライブラリはJUnitのJARファイルを参照するために導入されたライブラリです。

なお"B.5 ワークスペースおよびプロジェクトの自動更新"を使用することにより、JUnitのクラスパスを自動的に変更することができます。

EARファイル生成(earbuild.xml)

V7までのプロジェクトでearbuild.xmlを用いたEARファイルの生成機能を利用していた場合、そのままでは本バージョンのJava EEワークベンチでEARファイルを生成することができません。

"B.5 ワークスペースおよびプロジェクトの自動更新"を使用することにより、EARファイルの生成機能を自動的に更新することができます。

Javaコンパイラビルドツールの設定

V7までのプロジェクトをインポートする場合、Javaコンパイラビルドツールの設定は引き継がれません。V7までのワークスペースを利用する場合にもこれらの設定は引き継がれません。デフォルト以外の設定にしている場合は再度設定し直してください。

V7までのSOAPアプリケーション

Java EEワークベンチでは、JAX-WSに準拠したWebサービス機能が標準のWebサービス実行環境となっています。V7までのSOAPサービスのRPC方式を使用したアプリケーションについては、使用可能な型などの範囲が一部異なりますが、アプリケーションの実装部分については新しいJava EEのWebサービスにも流用可能です。流用する場合には以下のように作業を行ってください。なお、V7までのWSDLファイルは相互接続性などの観点から流用を推奨しません。その他の流用時の注意点については"Interstage Application Server移行ガイド"を参照してください。

  1. 実装処理の移植
    既存の実装を流用し、データ型の変更や実行環境の違いなどを考慮して移植を行ってください。

  2. 実装クラスのWebサービス化
    実装クラスを@WebServiceアノテーションを追記して、Webサービス化します。
    Webサービスの開発については、"第5章 Webサービスのアプリケーションを開発する"を参照していください。

Webアプリケーションプロジェクトの利用

Webアプリケーションプロジェクトを利用する場合は、以下の注意が必要です。

Tomcat起動構成

Tomcat起動構成は標準では利用できなくなりました。Webアプリケーションをデバッグする場合は、代わりにサーバビューを用いたデバッグを行うことを推奨します。