V7までのワークスペースを本バージョンのJava EEワークベンチで利用する場合には、ここに説明する注意点および、"B.3.2 プロジェクトの移行に関する注意点"の両方を参照してください。
ワークベンチの起動ダイアログボックスの環境設定でV7までのワークスペースを指定すると、そのワークスペースを開くときに、ワークスペースを更新するかどうかを確認するメッセージボックスが表示されます。[はい]を選択するとワークスペースの内部設定情報が更新され、本バージョンのワークベンチで使用可能になります。ワークスペースを更新したくない場合には[いいえ]を選択してください。ワークベンチはワークスペースを更新せずにそのまま終了します。
V7までのワークスペースを本バージョンのJava EEワークベンチで使用した場合、初めに開くパースペクティブはそのワークスペースで最後に使用していたものではなく、本バージョンにおけるデフォルトパースペクティブになります。必要に応じてパースペクティブを開き直してください。また、パースペクティブのカスタマイズ設定を行っていた場合にはその設定はすべて初期化されます。必要に応じて再度カスタマイズ設定を行ってください。
本バージョンのJava EEワークベンチでは自動ビルドのデフォルト設定がオンに変更になり、リソースが保存されるとインクリメンタルビルドが実行されます。ただしV7までのデフォルト設定(オフ)で使用していたワークスペースを本バージョンのワークベンチで開いた場合には、V7までの設定(オフ)がそのまま引き継がれます。自動ビルドをオンにするには、メニューバーから[ウィンドウ] > [設定]を選択し、[設定]ダイアログボックスの[一般] > [ワークスペース]の[自動的にビルド]をチェックしてください。
フォント、外観色、マージン、行番号の表示、強調表示など、V7までで行っていたエディタの設定は本バージョンのJava EEワークベンチには引き継がれません。必要に応じて再度設定し直してください。
V7までの[設定]ダイアログボックスで[EJB]の[EJB名前付け規約]の設定を行っていた場合、その設定は本バージョンのJava EEワークベンチには引き継がれません。ワークスペースを開いてから[EJB名前付け規約]を再度設定し直してください。
Enterprise Beanウィザードでは、JDBCドライバを使ってデータベースにアクセスした際に、そのJDBCドライバ名と接続先URLを履歴として保持し、次にウィザードを使用したときに同じ値を再利用できるようになっていますが、V7までで保持していた履歴情報は本バージョンのJava EEワークベンチには引き継がれません。これらのウィザードを使用する際には新たにJDBCドライバ名と接続先URLを入力し直してください。