LogicalVolumeの構成を自動で作成するには、自動構成機能を使います。自動構成機能は、装置ユニットに最適な構成でRAIDグループとLogicalVolumeを自動的に作成します。自動構成を実行する装置ユニットは、装置ステンシルから作成した装置ユニット、実装置から装置読込みで読み込んできた装置ユニットのどちらでも実行が可能です。また、どちらの装置ユニットでもディスク操作やRAIDグループ操作などで、装置構成を変更してから実行することも可能です。さらに、自動構成で作成した装置構成に続けて、手動で構成の作成ができます。
自動構成機能の操作方法を以下に説明します。
装置ユニットを選択した状態で、メニューから[操作]-[自動構成]、またはポップアップメニューから[自動構成]を選択し、自動構成を起動します。以下に起動の様子を示します。
自動構成画面から必要な情報を入力します。以下に、自動構成画面を示します。
それぞれのパラメーターと意味、および、操作方法を以下に説明します。
作成するLogicalVolumeの情報を入力します。[容量(MB)]にLogicalVolumeの容量を入力します。[作成数]にLogicalVolumeをいくつ作成するか入力します。そして、[RAIDレベル]で、LogicalVolumeを割り付けるRAIDグループのRAIDレベルを選択します。以上のパラメーターの入力が完了したら、<>>>ボタンを押して、[登録情報一覧]へ確定したLogicalVolumeのパラメーターを送ります。[登録情報一覧]からLogicalVolumeのパラメーターを削除するには、そのフィールドを選択して、<<<>ボタンを押します。
RAIDグループとLogicalVolumeを作成する時の動作について指定します。
[LogicalVolumeの割当先RAIDグループを指定して下さい]で選択します。[LogicalVolume情報]で指定されたLogicalVolumeをどのRAIDグループに割り付けるかを指定します。次の2通りの方法から選択します。
項目 | 説明 |
---|---|
新規にRAIDグループを作成する | 既存のRAIDグループを使用せずに、空きディスクを使用してRAIDグループを新たに作成してからLogicalVolumeを割り付けます。 |
既存のRAIDグループを使用する | 既存の RAID グループの空き領域を探してLogicalVolumeを割り付けます。<詳細設定>ボタンを押すと、既存のRAIDグループ一覧が表示されるので、RAIDグループのチェックを外してLogicalVolumeの割当て対象から除外できます(注)。 |
注: Storage Volume Configuration Navigator で編集できないRAIDグループ(詳細は、「11.1.5 作業の流れ」を参照ください。)は表示されません。
[LogicalVolumeの割付方法を指定して下さい]で選択します。次の2通りの方法から選択します。
項目 | 説明 |
---|---|
各RAIDグループに分散する | 割当て対象になっているRAIDグループ間で使用量ができるだけ同じになるようにLogicalVolumeを割り付けます。 |
RAIDグループ番号順 | RAIDグループ番号順に詰めてLogicalVolumeを割り付けていきます。 |
パラメーターの入力が完了したら、<実行>ボタンを押します。
以上で自動的にLogicalVolumeが作成されます。