PRIMECLUSTER 活用ガイド <メッセージ集> (Solaris(TM)オペレーティングシステム/Linux版)
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第6章 RMS に関するメッセージ> 6.1 RMSメッセージ

6.1.16 SCR: スクリプト


 

(SCR, 4) Failed to create a detector request queue for detector detector_name

[内容]

ディテクタ detector_name のディテクタ要求キューを作成できない場合に、このメッセージが出力されて、RMS が終了コード 12 で終了します。重大な内部エラーです。

[対処]

このメッセージを記録して、調査用の情報を採取してください。その後、当社技術員(SE)に連絡してください。調査情報の採取方法については、"PRIMECLUSTER 活用ガイド<トラブルシューティング編>" を参照してください。


 

(SCR, 5) REQUIRED PROCESS RESTART FAILED: Unable to restart detector. Shutting down RMS

[内容]

ディテクタ detector を再起動できない場合に、このメッセージが出力されて、RMS が終了コード 14 で終了します。再起動は以下のいずれかの理由で失敗します。

[対処]

このメッセージを記録して、調査用の情報を採取してください。その後、当社技術員(SE)に連絡してください。調査情報の採取方法については、"PRIMECLUSTER 活用ガイド<トラブルシューティング編>" を参照してください。


 

(SCR, 8) Invalid script termination for controller <controller>.

[内容]

コントローラスクリプトが不適切または無効です。

[対処]

コントローラスクリプトをチェックしてください。


 

(SCR, 9) REASON: failed to execute script <script> with resource <resource>: errorreason.

[内容]

ディテクタスクリプトが不良であるか、フォーマットが誤っています。

[対処]

ディテクタスクリプトをチェックしてください。


 

(SCR, 10) InitScript did not run ok. RMS is being shut down

[内容]

RMS は最初に InitScript を実行します。InitScript の値は hvenv の環境変数 RELIANT_INITSCRIPT の値です。この InitScript が何らかの理由で失敗すると(0 以外のコードで終了する、シグナルを取得するなど)、このメッセージが出力されて、RMS が終了コード 56 でシャットダウンします。

[対処]

InitScript を設定している場合は、設定した InitScript に問題がないか調査してください。InitScript を設定していない場合は、このメッセージを記録して、調査用の情報を採取してください。その後、当社技術員(SE)に連絡してください。調査情報の採取方法については、"PRIMECLUSTER 活用ガイド<トラブルシューティング編>" を参照してください。


 

(SCR, 12) incorrect initialization of RealDetReport; Shutting down RMS.

[内容]

スクリプトはディテクタのレポートに基づいて実行されるため、Online、Offline、Faulted、Standby、NoReport 以外の無効な状態がディテクタから通知されると、このメッセージが出力されて、RMS が終了コード 8 で終了します。

[対処]

ディテクタが、有効な Online、Offline、Faulted、Standby、NoReport のいずれかの状態だけを通知するようにしてください。


 

(SCR, 13) ExecScript: Failed to exec script <script> for object <objectname>: errno errno

[内容]

RMS が特定のオブジェクト <objectname> に対してスクリプト <script> を実行できない場合に、このエラーメッセージが出力されます。errno errno は、このスクリプトの実行が失敗した詳しい理由を示します。RMS は終了コード 8 で終了します。

[対処]

本マニュアルの "付録B Solaris/Linux ERRNO テーブル" で、errno errno を調べて、失敗の理由を判別してください。理由がわからない場合は、当社技術員(SE)に連絡してください。


 

(SCR, 15) node_sys_q cannot be accessed

[内容]

ディテクタ hvdet_node は node_sys_q キューを使用して、RMS BM から SysNode のリストを取得します。このキューに問題があると、このメッセージが出力されて、RMS が終了コード 12 で終了します。

[対処]

このメッセージを記録して、調査用の情報を採取してください。その後、当社技術員(SE)に連絡してください。調査情報の採取方法については、"PRIMECLUSTER 活用ガイド<トラブルシューティング編>" を参照してください。


 

(SCR, 18) Message send failed to node_sys_q.

[内容]

RMS BM は node_sys_q キューを使用して、SysNode のリストを hvmod の後の hvdet_node (起動時の最初のノード、または hvmod を明示的に呼び出したときの 2 番目以降のノード)に送信します。RMS がこの情報を hvdet_node に送信できない場合に、このメッセージが出力されて、RMS が終了コード 2 で終了します。

[対処]

このメッセージを記録して、調査用の情報を採取してください。その後、当社技術員(SE)に連絡してください。調査情報の採取方法については、"PRIMECLUSTER 活用ガイド<トラブルシューティング編>" を参照してください。


 

(SCR, 20) The attempt to shut down the cluster host host has failed: errorreason.

[内容]

以下のいずれかの理由でクラスタノードを停止できない場合に、このメッセージが出力されます。

  1. スクリプトが 0 以外の状態で終了した
  2. 補足したシグナルのため、スクリプトが終了した
  3. その他の不明な失敗

[対処]

ノードの状態を確認し、スクリプトに対して必要な修正措置をとり、可能な場合は、ノードの状態を手動で修正し、必要に応じて適切な hvutil -{o, u} を発行してください。


 

(SCR, 21) Failed to execute the script <script>, errno = <errno>, error reason: <errorreason>.

[内容]

script が実行できない場合に、errorreason とともに出力されるメッセージです。

[対処]

errorreason に基づいて適切な措置をとってください。


 

(SCR, 25) Controller <Conrtoller > StateChangeScript has failed with status n.

[内容]

StateChangeScript が、終了コード n で終了しました。

[対処]

終了コード n を通知した、Controller の StateChangeScript で設定したスクリプトに問題がないか調査してください。


 

(SCR, 26) The sdtool notification script has failed with status status after dynamic modification.

[内容]

動的変更の後、現在の RMS 構成定義ファイルが変更されたことが、sdtool によってシャットダウン機構に通知されます。sdtool が異常終了した場合は、BM を終了する必要があります。

[対処]

sdtool およびシャットダウン機構が正常に動作しているかを確認してください。


 

(SCR, 28) Manual Mode request failed to add satellite node node to AS DEACTSAT list.

[内容]

重大なエラーです。

[対処]

このメッセージを記録して、調査用の情報を採取してください。その後、当社技術員(SE)に連絡してください。調査情報の採取方法については、"PRIMECLUSTER 活用ガイド<トラブルシューティング編>" を参照してください。


 

(SCR, 29) Manual Mode request failed to remove satellite node node from AS DEACTSAT list.

[内容]

重大なエラーです。

[対処]

このメッセージを記録して、調査用の情報を採取してください。その後、当社技術員(SE)に連絡してください。調査情報の採取方法については、"PRIMECLUSTER 活用ガイド<トラブルシューティング編>" を参照してください。


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