TeamWARE Officeデータベースとiniファイルをリストアする手順を以下の図に示します。
TeamWARE Officeの自動起動が設定されている場合は、自動起動を解除します。
自動起動を解除する方法については、"4.3.2 Windows Server®での自動起動の解除"、"4.3.4 Solarisでの自動起動の解除"、"4.3.6 Linuxでの自動起動の解除"を参照してください。
サイト内のすべてのTeamWARE Officeサーバを停止します。
※Windows Server®の場合は、コントロールパネルのサービスから"RFC1006 Transport Service"が停止されていることを確認してください。
TeamWARE Officeのdatabaseディレクトリ配下をすべて削除します(databaseディレクトリ自身は削除しないでください)。
削除が完了したらdatabase配下を参照していたユーティリティは、database配下への参照をすべて終了してください。
※コマンドプロンプトやWindows Server®のエクスプローラなどがdatabase配下を参照したままですと正常にリストアが行われません。
OSのバックアップコマンドで採取したフルバックアップをレベル0バックアップとして使用する場合、対応するリストアコマンドでリストアします。OSのバックアップコマンドを実行する場合、UNIX系システムを使用している場合はTeamWARE Officeのシステム管理者のID、Windows Server®を使用している場合はTeamWARE Officeのシステム管理者のユーザ名でログインして実行してください。
UNIX系システムのtarコマンドを使用して磁気テープにバックアップした場合は、次のように入力します。
# tar -xvf /dev/rmt0 |
Windows Server®でxcopyコマンドを使用して他のドライブにバックアップした場合は、次のように入力します。
C:¥>xcopy f:¥twobackup c:¥teamware¥server /E /H /I /K /Q /V |
管理ツールのバックアップ([NTBACKUP])でバックアップした場合は[NTBACKUP]により、リストアします。詳細については、Windows Server®のマニュアル、またはオンラインヘルプを参照してください。
※UNIX系システムの場合、この後のTeamWARE Officeシステム管理者IDで行う作業については、正しい環境変数の設定を行うためにログインしなおしてください。
差分バックアップユーティリティの[torest]コマンドの-tオプションを使用して、差分バックアップユーティリティの最新の媒体からインストールディレクトリにバックアップ情報をコピーします。
詳細については、"15.7.3 リストアユーティリティの操作"の"バックアップ情報のリストア"を参照してください。
ディレクトリサーバの場合、OSのバックアップコマンドでバックアップした内部LDAPサーバデータベースの存在するディレクトリ(i500¥twg)配下を、TeamWARE Officeインストール先ディレクトリにリストアします。
ディレクトリサーバの場合、最後にバックアップした内部LDAPサーバデータベースをリストアします。
toxdconfツールを起動すると、メニューが表示されます。エンタープライズマスターサイトでは"5- 他のオプション"、エリアマスターサイトでは、"7- 他のオプション"、エリアメンバーサイトでは、"3- 他のオプション"の"8- ディレクトリバックアップ/リストア管理"の"2- エンタープライズディレクトリのリストア"を選択してください。
toxdconfツールの詳細については、"付録H toxdconfツール"を参照してください。
差分バックアップ/リストアユーティリティのリストア機能を使用して、すべてのサーバでリストアします。
差分バックアップユーティリティでレベル0バックアップを採取している場合はレベル0から、システムのバックアップコマンドで採取したフルバックアップをレベル0として使用する場合はレベル1またはレベル2からリストアを行います。
詳細については、"15.7.3 リストアユーティリティの操作"を参照してください。
[torstweb]コマンドを使用してWeb固有のデータ(Webサービス用の「メールの署名」データ、「個人メモ」データ、「共有ブックマーク」データ)をリストアします。詳細については、"15.7.3 リストアユーティリティの操作"を参照してください。
リストアが完了したら、以下の各コマンドを入力して、データベースを修復します。複数のサービスをインストールしている場合は、すべてのサービスごとに以下のコマンドを入力します。
to recover サービス名 |
"15.4.6 エンタープライズディレクトリのリカバリ"の手順にしたがって、エンタープライズディレクトリをリカバリします。
1.の操作でTeamWARE Officeの自動起動を解除した場合は、自動起動を有効にします。
自動起動を設定する方法については、"4.3.1 Windows Server®での自動起動の設定"、"4.3.3 Solarisでの自動起動の設定"、"4.3.5 Linuxでの自動起動の設定"を参照してください。
注意
[NTBACKUP]コマンドはWindows Server® 2008では利用できません。
オリジナルフォーラム、またはレプリカフォーラムが存在するサイトをリストアした場合、TeamWARE Officeシステム管理者は、以下の注意を関係するサイトのForumマネージャに広報する必要があります。
Forumマネージャは、以下のフォーラムに対して、必ず[フォーラム]メニューの[購読]コマンドの[回復]サブコマンドを実行する必要があります。
リストアされたサイトへレプリケーションしているフォーラム
リストアされたサイトからレプリケーションされているフォーラム
さらに、[回復]サブコマンド実行するときには、以下の注意が必要です。
バックアップからリストアした結果、過去に消したオリジナルフォーラムが復活した場合、回復コマンドを実行してもそのフォーラムは削除されません。そのため、手動で削除する必要があります。
バックアップからリストアした結果、今まで存在したオリジナルフォーラムがなくなった場合、回復コマンドを実行するとそれに対応したレプリカフォーラムも削除されてしまいます。この影響も考慮した上で、回復コマンドを実行してください。
バックアップからリストアした結果、オリジナルまたはレプリカフォーラムから、そのサイトで作成したトピックメッセージがなくなってしまう場合、復旧はしますが、復旧された討論には以下の制限があります。
討論の状態を変更できません。
討論中のメッセージにアウトラインマークを付けられません。
討論の保存期間を設定できません。
フォーラムまたはディスカッションに期限切れが設定されていても、討論が期限切れになりません。必要に応じて手動で削除してください。