Interstage Application Server 運用ガイド
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E.2.18 OTS Setup mode
データベース連携サービスが動作するホストか、データベース連携サービスのリソース管理プログラムだけが動作するホストかの指定をします。
- “sys”:OTSシステムおよびリソース管理プログラムが動作するホスト(省略値)
この場合、OTSシステム動作環境のセットアップとリソース管理プログラム動作環境のセットアップおよびシステムログファイルの作成が行われます。
- “rmp”:リソース管理プログラムだけが動作するホスト
この場合、リソース管理プログラムの動作環境のセットアップのみが行われます。
“rmp”を指定してセットアップした環境でOTSシステムを起動することはできません。
リソース管理プログラムを正しく動作させるためには、OTSシステムが動作するホストのネーミングサービスを参照する必要があります。以下に示す方法でセットアップを行ってください。
- “rmp”の指定と同時に、OTSシステムが動作しているホストの“OTS Host”、“OTS Port”、“OTS Locale”を指定しセットアップしてください。この場合、ネーミングサービスはOTSシステムではなく“rmp”を指定したホストのネーミングサービスが利用されます。“rmp”を指定したホストとOTSシステムが動作するホストのネーミングサービスをそれぞれ独立させて運用することが可能になります。OTSシステムが動作するホストのネーミングサービスと共有させる場合には、isinit type3を使用し、otssetupコマンドを利用してセットアップしてください(セットアップ情報ファイルのMODEに“RMP”を指定)。

- “sys”および“rmp”は小文字で指定してください。
- “sys”を指定したホスト同士のネーミングサービスを共有することはできません。必ず1つのネーミングサービスには1個の“sys”を指定したホストになるようにしてください。“rmp”を指定した場合には、複数のホストでネーミングサービスを共有することが可能です。
- “rmp”を指定した場合、isstartコマンドを実行してもデータベース連携サービスは起動されません。isstatコマンド実行時に、“ObjectTransactionService”の状態が、必ず“stop”になります。
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