Interstage Application Server 運用ガイド |
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第2章 マルチサーバ管理機能 | > 2.5 Interstageの環境構築 | > 2.5.10 Traffic Directorを使用する場合の環境構築 |
CORBAワークユニット運用時のクライアント/サーバ間の通信をTraffic Directorを使用して負荷分散をする場合は、以下の手順で環境構築を行います。
以下のhostsファイルに定義されている自サーバのホスト名とIPアドレスの設定文に対して、別名で、仮想IPアドレスのホスト名の宣言を追加します。
宣言を追加した後、pingコマンドによりホスト名が解決されているかを確認してください。
以下に、CORBAワークユニットを配置するサーバグループのホスト名がhost1、仮想IPアドレスのホスト名がvhostの場合の記述例を示します。なお、"10.124.35.41"のIPアドレスは、host1の実IPアドレスです。
10.124.35.41 host1 vhost |
Traffic Directorの設定は、“Interstage Traffic Directorのマニュアル"を参照してください。
負荷分散ポリシーのセッション維持(一意性の保証)の設定は、コネクション単位の分散を行うように設定してください(コネクション単位の分散を推奨します)。
CORBAワークユニットを配置するサーバグループのInterstageシステムの環境設定では、特別な考慮は必要ありません。
ワークユニットの作成は、以下の手順で実施します。
オブジェクトリファレンスの登録方法は、負荷分散の方式により異なります。
Interstage管理コンソールの
[一括操作] > [Interstage Application Server] > [システム] > [ワークユニット] > [ワークユニット名] > [配備]タブ
で詳細設定を表示し、[CORBAアプリケーション] の設定画面で以下の項目を設定してください。
項目 |
説明 |
|
TrafficDirectorのメソッド負荷分散設定 |
・する |
“する”を選択して、仮想ホスト名と代表ポートを設定してください。 |
仮想ホスト名 |
TrafficDirectorのサイト負荷分散ポリシーに設定した、仮想IPアドレスに対応する仮想ホスト名を設定してください。 |
|
代表ポート |
TrafficDirectorのCORBAサービスに設定した代表ポートの値を設定してください。 |
詳細は、Interstage管理コンソールのヘルプを参照してください。
「Interstage Application Server」 > 「システム」 > 「ワークユニット」 > 「ワークユニット名」 > 「配備」タブ
で詳細設定を表示し、「CORBAアプリケーション」の設定画面をで以下の項目を設定してください。
項目 |
説明 |
|
TrafficDirectorのメソッド負荷分散設定 |
・する |
“しない”を選択してください。 |
仮想ホスト名 |
省略してください。 |
|
代表ポート |
省略してください。 |
詳細は、Interstage管理コンソールのヘルプを参照してください。
以下のファイルに設定するネーミングサービスの参照先ホスト名に、仮想IPアドレスのホスト名を設定してください。IPアドレスは指定できませんので注意してください。
また、以下のhostsファイルに、仮想IPアドレスと仮想IPアドレスのホスト名、負荷分散対象となるすべてのサーバのホスト名とIPアドレスの対応について宣言してください。
宣言を追加した後、pingコマンドによりホスト名が解決されているかを確認してください。
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