Interstage Application Server 運用ガイド
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第2章 マルチサーバ管理機能> 2.4 サイトの構築> 2.4.3 ネットワーク環境について

2.4.3.2 ホスト名の設定

 業務用のLANと管理用のLANを分けた運用を行う場合には、業務LANのIPアドレスに対応するホスト名を定義する必要があります。業務LANのIPアドレスに対応するホスト名の設定は、管理対象サーバのhostsファイルに登録します。以下のhostsファイルに業務LANのIPアドレスとホスト名の宣言を追加します。


Windowsインストールフォルダ\system32\drivers\etc\hosts


/etc/hosts

■業務LANのIPアドレスと管理LANのIPアドレスを同一にした場合

 業務LANのIPアドレスを"10.124.35.41"、ホスト名を"host1"とした場合の記述例を以下に示します。

10.124.35.41 host1

■業務LANのIPアドレスと管理LANのIPアドレスを分けた場合

 業務用のLANと管理用のLANを分けた運用を行う場合には、ホスト名を業務LANのIPアドレスと管理LANのIPアドレスで別々のホスト名で定義します。
 業務LANのIPアドレスを"10.124.35.41"、ホスト名を"host1"とし、管理LANのIPアドレスを"10.124.35.42"、ホスト名を"host2"とした場合の記述例を以下に示します。

10.124.35.41 host1
10.124.35.42 host2

 hostsファイルに宣言を追加する際の注意事項を以下に記述します。

■Linuxのhostsファイルについて

Linuxでは、マシンのホスト名とループバックアドレス(127.0.0.1)との関連付けが/etc/hostsに宣言されていることがあります。
マシンのホスト名が"host1"であった場合は、以下のようにhostsファイルに記述されています。

127.0.0.1 host1 localhost.localdomain localhost


Linuxの管理対象サーバの/etc/hostsファイルにループバックアドレス(127.0.0.1)とホスト名が定義されている場合は、以下のいずれかの対処を行い、その後、Interstage JMXサービスの再起動を行ってください。

127.0.0.1 localhost.localdomain localhost


10.124.35.41 host1
127.0.0.1 host1 localhost.localdomain localhost


■Interstage JMXサービスの再起動

hostsファイルの編集を行った後は、Interstage JMXサービスの再起動を行ってください。


“Interstage Operation Tool”サービスを再起動します。


isjmxstopコマンドでInterstage JMXサービスを停止し、その後、isjmxstartコマンドでInterstage JMXサービスを起動します。


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