Interstage Application Server 運用ガイド

2.3.5 イベントサービス

■ マルチサーバ環境における設計上の考慮点

• イベントチャネル、保存先の配置先
  　イベントチャネル、保存先と配置先（サーバグループまたはサーバ）の関係は、1対1となります。
  　並列サーバ上でイベントチャネル、保存先を運用する場合には、並列運用を行うサーバ群を、サーバグループとして構成します。

• イベントチャネル、保存先、およびイベントサービスの定義項目
  　イベントチャネル、保存先、およびイベントサービスの定義項目は、サーバグループに所属する各管理対象サーバが採用する値です。サーバグループ内の合計値ではありません。
  　たとえば、最大接続数を16とした場合、サーバグループに所属する各管理対象サーバの最大接続数は16となります。

■ イベントサービスの運用モデル

　マルチサーバ環境におけるイベントサービスの運用モデルは、並列運用により負荷分散を行う複数サーバのシステム内通信用として、各管理対象サーバにイベントチャネルを配置して非同期通信を行うモデルとなります。
　本モデルでは、並列運用を行うサーバ群をサーバグループとして構成します。