Interstage Application Server 運用ガイド |
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第2章 マルチサーバ管理機能 | > 2.1 マルチサーバ環境の構成 | > 2.1.2 サイトを構築するサーバ |
管理対象サーバは、管理サーバによって管理されるサーバです。管理対象サーバは、1つのサイトにだけ追加できます。
スタンドアロンサーバをサイトへ追加すると、管理対象サーバになります。管理対象サーバには以下の3つの種別があります。
サーバグループに所属する管理対象サーバです。管理対象サーバ単独ではなくサーバグループとして運用されます。サーバグループとして業務を運用するケースとしては、同一業務を複数の並列サーバで運用する場合などがあります。
サーバグループに所属する管理対象サーバに対する操作は、管理サーバのInterstage管理コンソールにログインし、[一括操作]または[統合管理]のツリーから行います。通常は[一括操作]を使用します。[統合管理]からは起動・停止などの運用操作だけが可能で、定義の作成や変更など資源の更新を伴う操作はできません。サーバグループに所属する管理対象サーバのInterstage管理コンソールにログインし、管理対象サーバを直接操作することもできますが、[統合管理]と同様の範囲操作になります。
サーバグループに所属せず、1台で業務を運用している管理対象サーバです。単体運用を行うケースとしては、管理対象サーバごとに運用する業務が異なる場合などがあります。
単体運用の管理対象サーバに対する操作は、管理サーバのInterstage管理コンソールにログインし、[一括操作]または[統合管理]のツリーから行います。通常は[一括操作]を使用します。[統合管理]からは起動・停止等の運用操作だけが可能で、定義の作成や変更など資源の更新を伴う操作はできません。単体運用の管理対象サーバのInterstage管理コンソールにログインし、管理対象サーバを直接操作することもできますが、[統合管理]と同様の範囲操作になります。
保守状態にある管理対象サーバで、サイトに所属しているが業務を実行していないサーバを示します。
サーバグループを構築する場合、サーバグループ作成後にサーバグループへ管理対象サーバを追加します。サーバグループへ追加する管理対象サーバは、まずリザーブサーバとしてサイトへ追加し、その後サーバグループへ追加します。また、サーバグループから削除したサーバは、リザーブサーバとなります。リザーブサーバは、以下のような場合に使用します。
管理対象サーバをクラスタシステム上で運用する場合、これらの管理対象サーバをサーバグループへ追加しないでください。単体運用のサーバとして運用しているサーバをクラスタシステム上で運用してください。
サーバグループに所属している管理対象サーバをクラスタシステム上で運用すると、サーバグループの運用状態の一貫性に問題が生じたり、ユーザの予期しないクラスタシステムによる切り替えが発生したりする恐れがあります。
単体運用の管理対象サーバをクラスタシステム上で運用する場合、Interstageの各サービスとワークユニットの起動停止の運用操作はクラスタ製品の機能を使用して行います。Interstage管理コンソールからは行わないでください。
クラスタシステムとしての運用はInterstage Application Server Enterprise Editionだけで可能です。
万一のディスク破壊等に備えて資源のバックアップを定期的に行ってください。管理対象サーバのバックアップ/リストアについては、“管理対象サーバのバックアップ/リストア”を参照してください。
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