Ajaxフレームワーク ユーザーズガイド
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第5章 アプリケーションの開発> 5.8 Eclipseを利用した開発

5.8.1 Ajaxフレームワークプロジェクトの作成(Eclipse)

Ajaxフレームワークアプリケーションを開発するためのプロジェクトは、Ajaxフレームワークプロジェクトウィザーで作成します。

Ajaxフレームワークプロジェクは、以下の手順で作成します。

  1. [New Project]ウィザードで、“動的Webプロジェクト(Ajaxフレームワーク)”を選択します。
  2. [New Dynamic Web Project]ウィザードで、以下を設定します。

以下に、それぞれのウィザードおよびページについて説明します。

New Projectウィザー

[File]メニューの[New] > [Project]で起動します。

“動的Webプロジェクト(Ajaxフレームワーク)”を選択し、[Next]をクリックします。

Dynamic Web Project

プロジェクトの基本情報を指定します。

指定する項目は、以下のとおりです。

項目

説明

Project Name

作成するプロジェクトの名前を指定します。

Project contents

プロジェクトコンテンツの格納フォルダを指定します。

 

Use default

デフォルトのフォルダに格納されます。

Directory

デフォルトを使用しない場合に、フォルダを指定します。

Target Runtime

Java EEのアプリケーションを動作させるランタイムを選択します。

Dynamic Web Module version

Web Moduleのバージョンを指定します。デフォルトは“2.4”です。

Configuration

プロジェクトの構成を選択します。ここでは、“Interstage Interaction Managerプロジェクトのデフォルト構成”を選択します。
以下の場合、[Modify]ボタンをクリックして[Project Facets]ダイアログボックスで、構成を変更してください。

  • サーバでApcoordinatorフレームワークを利用しない
  • マッシュアップフレームワーク機能を利用する

詳細は“Project Facetsダイアログボックス”を参照してください。

EAR Membership

モジュールやライブラリをEARファイルにまとめる場合は、エンタープライズアプリケーションのプロジェクトを選択します。ここでは、チェックしません。

 

Add project to an EAR

EAR project Name

指定後、[Next]をクリックすると、[Web Module]ページが表示されます。

■Project Facetsダイアログボック
プロジェクトの機能構成を指定します。

利用する機能に応じて、以下のファセットを指定してください。

項目

説明

Interstage Interaction Manager

Interstage Interaction Managerを利用するプロジェクトの場合、チェックします。

 

Ajax Core

Ajaxフレームワークを利用するプロジェクトの場合、チェックします。

Mashup

マッシュアップフレームワークを利用するプロジェクトの場合、チェックします。

Interstage Apcoordinator

サーバでApcoordinator機能を利用する場合、チェックします。

 

Apcoordinator Core

Web Module

Web Moduleの情報を指定します。

指定する項目は、以下のとおりです。

項目

説明

Context Root

Webサーバに配備されるときの最上位フォルダを指定します。任意のコンテキストルート名を入力してください。

Content Directory

Webアプリケーションとして配備するすべてのリソースを格納するフォルダを指定します。ここでは、任意のコンテンツフォルダ名を入力してください。

Java Source Directory

プロジェクトのソースを格納するフォルダを指定します。ここでは、任意のJavaソースフォルダ名を入力してください。

項目を指定し、[Next]をクリックします。

テンプレートを選

生成するアプリケーションのテンプレートを選択します。

“Ajaxフレームワークアプリケーション”を選択し、[Next]をクリックします。

エントリサーブレット情

エントリサーブレットの情報を指定します。

指定する項目は、以下のとおりです。

項目

説明

エントリサーブレットを作成する

エントリサーブレットを作成する場合に指定します。

サーブレット名

作成するサーブレットの名前を指定します。

パッケージ

サーブレットのパッケージ名を指定します。

サーブレットクラス

サーブレットのクラス名を指定します。

サーブレットのURLパターン

サーブレットのURLパターンを指定します。

項目を指定し、[Next]をクリックします。

制御ページ情

サーバアプリケーションでApcoordinatorを利用する場合に、制御ページのファイル名やタイトルなどの情報を指定します。このウィザードページは、Apcoordinator Coreファセットを選択した場合に表示されます。

指定する項目は、以下のとおりです。

項目

説明

ファイル名

制御ページのファイル名を指定します。

タイトル

制御ページのタイトルを指定します。 (注1)

エラーページを使用する

エラーページを使用する場合に指定します。
アプリケーションでエラーが発生すると、[エラーページファイル名]で指定したエラーページが表示されます。

エラーページファイル名

エラーページのファイル名を指定します。

DOCTYPE宣言をつける

制御ページでDOCTYPEを宣言するかどうかを指定します。 (注2)

注1) 入力したタイトルは、そのままHTMLファイルに埋め込まれるため、HTML上で有効な文字列を設定してください。
タグを記述する際に必要な文字などの記述には注意してください。例えば、< > & " は、それぞれ、&lt; &gt; &amp; &quot; と記述します。また、&#nnn;の形式も使用可能です。詳細は、W3CによるHTMLの仕様を参照してください。

注2) DOCTYPEは、制御ページまたは制御ページからインクルードする画面フォームのどちらか一方で宣言してください。両方でDOCTYPEを宣言すると、実行時にエラーとなります。
画面フォームでDOCTYPEを宣言する場合は、制御ページのDOCTYPE宣言は不要です。画面フォームをAjaxページエディタで編集する場合は、制御ページではDOCTYPEを宣言しないで、画面フォームでDOCTYPEを宣言してください。

項目を指定し、[Next]をクリックします。


制御ページおよびエラーページの文字コードは、UTF-8で作成されます。文字コードをUTF-8以外にする方法は、“文字コードについて”を参照してください。

ファクトリ拡張情

サーバアプリケーションでApcoordinatorを利用する場合に、ファクトリクラス、アプリケーションクラス、セションクラスに関する情報を指定します。このウィザードページは、Apcoordinator Coreファセットを選択した場合に表示されます。

指定する項目は、以下のとおりです。

項目

説明

ファクトリクラスを拡張する

ファクトリクラスを拡張する場合に指定します。

パッケージ

パッケージ名を指定します。

ファクトリクラス

ファクトリクラス名を指定します。

アプリケーションクラスを拡張する

アプリケーションクラスを拡張する場合に指定します。

DB連携機能を使用する

アプリケーションクラスでDB連携機能を使用する場合に指定します。

アプリケーションクラス

アプリケーションクラス名を指定します。

セションクラスを拡張する

セションクラスを拡張する場合に指定します。
セションクラスはセション単位で管理されるデータを維持するために使われます。

セション管理機能を拡張する

高度なセション管理機能を使用する場合に指定します。

セションクラス

セションクラス名を指定します。

項目を指定し、[Finish]をクリックします。


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