Ajaxフレームワーク ユーザーズガイド
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第3章 通信フレームワーク> 3.2 Apcoordinator連携機能

3.2.7 コールバック関数

ここでは、ビジネスメソッドの実行時に指定するコールバック関数について説明します。

■callback

callbackには、正常終了時に実行する処理または関数を指定します。
callbackの引数には、サーバからの戻り値が渡されます。サーバからの戻り値がない場合には、引数なしで呼び出されます。
戻り値となるデータBeanには、送信データを受け取るデータBeanとは異なるデータBeanを指定することができます。この際、戻り値となるデータBeanについては、Ajaxフレームワーク環境定義ファイルのデータBeanの定義(dataBeans)は必要ありません。Ajaxフレームワーク環境定義ファイルは、デフォルトの設定以外でデータ型変換を行いたい場合に定義する必要があります。

以下に、callbackで、mypkg.CustomerBeanクラスを戻り値として受け取る例を示します。

■errorHandler

errorHandlerには、エラー発生時に実行する処理または関数を指定します。
errorHandlerの引数には、エラーオブジェクトが渡されます。詳細は、“通信フレームワーク内のエラー”を参照してください。

以下に、エラー発生時にエラーコードとエラーメッセージをalertで表示する場合の記述例を示します。

var option = {
  ...,
  errorHandler:function(err){
    alert( "Application Error ( " + err.errorCode + " : " + err.message + " )" );
  }
};

■preInvoke

preInvokeには、メソッド呼出し直前に実行する処理または関数を指定します。

以下に、preInvokeが呼び出される際に、処理時刻をデバッグメッセージに出力する場合の記述例を示します。

var option = {
  ...,
  preInvoke:function(){
    var lcDate = new Date();
    RCF.debug( lcDate.toLocaleString() + " : preInvoke " );  }
};

■postInvoke

postInvokeには、メソッド呼出し直後に実行する処理または関数を指定します。

以下に、postInvokeが呼び出される際に、処理時刻をデバッグメッセージに出力する場合の記述例を示します。

var option = {
  ...,
  postInvoke:function(){
    var lcDate = new Date();
    RCF.debug( lcDate.toLocaleString() + " : postInvoke " );  }
};

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