Storage Volume Configuration Navigator でストレージ装置の構成を設計・設定する場合は、次の流れで行います。
構成設計を事前にオフサイトで行い、設定する方法
起動(オフサイト)
スタートメニューまたはデスクトップアイコンの、Storage Volume Configuration Navigator を選択して起動します。
装置構成の読込み
事前にオンサイトで実装置の構成をファイル保存している場合は、そのファイルを読み込みます。この場合、手順3および手順4は不要です。
装置ユニットの作成
装置ステンシルから構成を設計・設定する装置の装置アイコンをクリックして設計画面に装置ユニットを作成します。詳細は、「11.2.6 装置ユニットの作成(オフサイト新規設計時)」を参照ください。
ディスクの搭載
装置ユニットに実装置の構成に合わせて、ディスクを搭載します。ディスクを搭載する場所にDEがない場合はDEを先に搭載します。詳細は、「11.2.7 ディスクの搭載(オフサイト新規設計時)」を参照ください。
RAIDグループとLogicalVolumeの作成
装置ユニット内にRAIDグループとLogicalVolumeを作成します。これらの作成は、自動構成機能を使うことで設計作業を大幅に簡略化できます。自動構成機能の詳細は、「11.2.8 自動構成の実行」を参照ください。なお、手動で構成を作成することも可能です。また、Storage Volume Configuration Navigator で編集可能なRAIDレベルとLogicalVolumeは以下のとおりです。サポートされていないRAIDレベルおよびLogicalVolumeは編集操作できません。
サポートしているRAIDレベル
RAID1+0、RAID1、RAID6、およびRAID5をサポートします。
ただし、サポートされているRAIDレベルであっても、サポートされていないLogicalVolume(Snap Data Volume、SDPVを除く)がRAIDグループに関連付いている場合は編集できません。
サポートしているLogicalVolume
Open Volumeをサポートします。ただし、Open Volumeの連結Volumeはサポートしていません。
手動で作成する場合は、以下の順で作成してください。
RAIDグループの作成
装置ユニット内にRAIDグループを作成します。詳細は、「11.2.9 RAIDグループの作成(手動作成)」を参照ください。
LogicalVolumeの作成
作成したRAIDグループ上にLogicalVolumeを作成します。詳細は、「11.2.12 LogicalVolumeの作成(手動作成)」を参照ください。
ホットスペアの作成
装置ユニット内にホットスペアを作成します。詳細は、「11.2.14 ホットスペアの作成(手動作成)」を参照ください。
AffinityGroupの作成とLUNの割付け
装置ユニット内にAffinityGroupを作成し、LUNを割り付けます。AffinityGroupを作成する場合、装置ユニット内にLogicalVolumeが必要です。詳細は、「11.2.15 AffinityGroup操作(手動作成)」を参照ください。
ファイル保存
設計が完了した構成をファイル保存します。詳細は、「11.2.24 ファイルの読込みと保存」を参照ください。
起動(オンサイト)
スタートメニューまたはデスクトップアイコンの、Storage Volume Configuration Navigator を選択して起動します。
ファイル読込
手順7で保存したファイルを読み込みます。詳細は、「11.2.24 ファイルの読込みと保存」を参照ください。
ログイン
オンサイトで運用管理サーバに特権管理者でログインします。詳細は、「11.2.18 ログイン」を参照ください。
IPアドレス入力
装置ユニットに作成した装置構成データをどの実装置に設定するかを指定するために、装置ユニットに実装置のIPアドレスを入力します。詳細は、「11.2.19 IPアドレス入力」を参照ください。なお、実装置の構成をファイルから読み込んで装置構成を作成した場合は、この操作は必要ありません。
装置対応付け
装置ユニットに入力したIPアドレスが正しいことを確認し装置ユニットと実装置を1対1で対応付けを行います。詳細は、「11.2.20 装置対応付け」を参照ください。
装置設定
装置ユニットに作成した装置構成データを実装置に設定します。詳細は、「11.2.21 装置設定」を参照ください。
アクセスパス設定
装置構成データを実装置に設定後、アクセスパス管理機能によって、アクセスパスが設定できるようになります。アクセスパス管理の詳細は、「6.3 アクセスパス管理」を参照ください。
構成設計をオンサイトで行い、設定する方法
ストレージ装置の構成変更
ストレージ装置のディスクやDEを増設する場合などハード構成を変更する場合は、装置構成の読込み操作以前に実施しておいてください。
Storage Volume Configuration Navigator の起動と装置構成の読込み
リソース管理画面上の登録済み装置を選択し、ポップアップメニューから[送る]-[Storage Volume Configuration Navigator]を選択して起動します。または、リソース管理画面のメニューから[ファイル]-[Storage Volume Configuration Navigator]を選択して起動させ、リソース管理画面に表示されている装置アイコンを Storage Volume Configuration Navigator の設計画面へドラッグ&ドロップして装置構成データを読み込みます。
詳細は、「11.2.23 装置読込み」を参照ください。なお、スタートメニューまたは、デスクトップアイコンの Storage Volume Configuration Navigator を選択して起動した場合は、ドラッグ&ドロップを行う前に、特権管理者でログインしておく必要があります。
オフサイト設計と装置構成データのファイル保存
現状のストレージ装置構成を基にオフサイトで構成設計する場合は、設計画面に表示されている装置構成をファイル保存します。オフサイトで Storage Volume Configuration Navigator を起動して設計してください。詳細は、「構成設計を事前にオフサイトで行い、設定する方法」を参照ください。
RAIDグループとLogicalVolumeの作成
装置ユニット内にRAIDグループとLogicalVolumeを作成します。これらの作成は、自動構成機能を使うことで設計作業を大幅に簡略化できます。自動構成機能の詳細は、「11.2.8 自動構成の実行」を参照ください。なお、手動で構成を作成することも可能です。また、Storage Volume Configuration Navigator で編集可能なRAIDレベルとLogicalVolumeは以下のとおりです。サポートされていないRAIDレベルおよびLogicalVolumeは編集操作できません。
サポートしているRAIDレベル
RAID1+0、RAID1、RAID6、およびRAID5をサポートします。
ただし、サポートされているRAIDレベルであっても、サポートされていないLogicalVolume(Snap Data Volume、SDPVを除く)がRAIDグループに関連付いている場合は編集できません。
サポートしているLogicalVolume
Open Volumeをサポートします。ただし、Open Volumeの連結Volumeはサポートしていません。
手動で作成する場合は、以下の順で作成してください。
RAIDグループの作成
装置ユニット内に RAIDグループを作成します。詳細は、「11.2.9 RAIDグループの作成(手動作成)」を参照ください。
LogicalVolumeの作成
作成したRAIDグループ上にLogicalVolumeを作成します。詳細は、「11.2.12 LogicalVolumeの作成(手動作成)」を参照ください。
ホットスペアの作成
装置ユニット内にホットスペアを作成します。詳細は、「11.2.14 ホットスペアの作成(手動作成)」を参照ください。
AffinityGroupの作成とLUNの割付け
装置ユニット内にAffinityGroupを作成し、LUNを割り付けます。AffinityGroupを作成する場合、装置ユニット内にLogicalVolumeが必要です。詳細は、「11.2.15 AffinityGroup操作(手動作成)」を参照ください。
装置対応付け
装置ユニットと実装置を1対1で対応付けを行います。詳細は、「11.2.20 装置対応付け」を参照ください。
装置設定
装置ユニットに作成した装置構成データを実装置に設定します。詳細は、「11.2.21 装置設定」を参照ください。
アクセスパス設定
装置構成データを実装置に設定後、アクセスパス管理機能によって、アクセスパスが設定できるようになります。アクセスパス管理の詳細は、「6.3 アクセスパス管理」を参照ください。